映画『フライド・グリーン・トマト』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「フライド・グリーン・トマト」のネタバレあらすじ結末

フライド・グリーン・トマトの概要:主婦のエヴリンは、叔母を訪ねた先の老人ホームで、一人の老女に出会う。陽気な老女は、ある二人の女性について語り出す。引き込まれたエヴリンは施設に通いだし、自身の問題とも向き合っていく。過去と現在、それぞれの女性二人の絆を描く。

フライド・グリーン・トマトの作品概要

フライド・グリーン・トマト

公開日:1991年
上映時間:130分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:ジョン・アヴネット
キャスト:メアリー・スチュアート・マスターソン、メアリー=ルイーズ・パーカー、キャシー・ベイツ、ジェシカ・タンディ etc

フライド・グリーン・トマトの登場人物(キャスト)

エヴリン・カウチ(ケーシー・ベイツ)
中年の専業主婦。息子は自立し、夫と二人暮らし。夫婦仲に関してストレスを溜め、過食気味である。既婚女性のためのセミナーに参加中。ニニーに出会い、彼女の話に引き込まれる。
イージー・スレッドグッド(メアリー・スチュアート・マスターソン)
裕福なスレッドグッド家の次女。男勝りで気が強く、おてんば。男性服を着て、恋愛や結婚にはほとほと興味が無い。ルースとは親友で姉妹のような関係。
ルース・ジェイミソン(メアリールイーズ・パーカー)
スレッドグッド家と親交のある家の娘。イージーの兄バディとは恋仲だった。敬虔なカトリック教徒で、真面目かつ思慮深い。イージーとは正反対だが、強い絆で結ばれている。
ニニー・スレッドグッド(ジェシカ・タンディ)
エヴリンが老人ホームで出会った老女。82歳。スレッドグッド家のクレオに嫁ぎ、イージーは義妹である。明朗で饒舌家。昔話を通してエヴリンと親しくなる。
エド・カウチ(ガイラード・サーライン)
エヴリンの夫。野球好きで、仕事から帰るとテレビ前に直行する。エヴリンとの仲は新婚の頃より冷めている。ニニーと出会ってから変化していく妻を理解できない。
ビッグ・ジョージ(スタン・ショー)
スレッドグッド家の使用人。イージーを幼い頃から見ており、兄バディが亡くなった時からより目をかけている。無口な大男。妻のシプシーと共に、イージーとルースをサポートする。
スモーキー・ローンサム(ティム・スコット)
イージーとルースのカフェの客。ホームレス同然で住む家がなかったが、イージーたちから部屋を提供され居候するようになる。
グレイディ・キルゴア(ゲイリー・バサラサ)
イージーの悪友で、長年イージーに想いを寄せる。成長してからは保安官となり、イージーたちのカフェをよく訪れる。所帯を持った後もイージーを気にかける。

フライド・グリーン・トマトのネタバレあらすじ

映画『フライド・グリーン・トマト』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

フライド・グリーン・トマトのあらすじ【起】

アラバマ州。エヴリンは夫と共に、叔母に会うため老人ホームに来ていた。エヴリンだけは拒絶され、仕方がなくエヴリンはロビーで時間を潰すことにした。そこで、一人の老女に話しかけられる。ニニーという老女はお喋りで、昔話を語りだす。

スレッドグッド家はその日、長女の結婚式で大忙しだった。次女のイージーはドレスを汚して、兄の服を着て出席。家族からは問題児扱いされるが、長男のバディはイージーを誰よりも可愛がっていた。

式の後、イージーは兄と、彼の恋人ルースと共に高架上を散歩する。ルースの帽子を取りにバディは線路へ降りるが、列車に轢かれて帰らぬ人となる。大切な兄を失ったイージーは、心を閉ざすようになる。

エヴリンは無気力な日常を持て余していたが、ニニーの昔語りに興味を抱く。そして贈り物を持って、毎週彼女の元に通うようになる。目的は、イージーの物語の続きを聴くため。

イージーは家を出て各地を放浪していたが、実家に戻る。母親はイージーのため、ルースを呼び出していた。ルースはイージーと親しくなろうとするが、正反対のために衝突する。しかし、イージーはルースのため、蜂の巣から素手で蜂蜜を採る。ルースはイージーを「蜂に好かれる女」と称し、徐々に打ち解ける。けれど、夏が過ぎてルースがフランク・ベネットという男に嫁ぐと、イージーは連絡を絶つ。

フライド・グリーン・トマトのあらすじ【承】

数年後、ジョージア州。イージーはアラバマからルースに会いに行く。幸福な家庭の妻であるはずのルースは、夫から暴力を受けていた。そして子どもを身ごもるが、母の死を機に、迎えに来たイージーと共に婚家を出る。その後、ルースは男の子を産みバディ・ジュニアと名付ける。

イージーの父親が資金を出して、イージーとルースは「駅前カフェ」を開く。当時、奴隷の立場にあった黒人も客としてもてなし、世間からは非難されていた。

カフェの経営は順調だったが、ある晩KKKの奇襲に遭う。その中にはフランクが紛れており、赤子を見にイージーたちの家に侵入する。以後フランクは姿を見せなかったが、祭りの夜、イージーたちが留守の間に赤子を連れ去る。

ジョージアの保安官がカフェを訪れる。あの夜以降フランクが行方不明で、その捜索をしているという。保安官は、フランクを警戒していたイージーとビッグ・ジョージに殺害の疑いをかける。ルースもイージーを疑うが、イージーは馬鹿なことはしていないと誓った。

フライド・グリーン・トマトのあらすじ【転】

イージーとルースに影響されたエヴリンは、健康的な生活をするようになり、著しく変化していた。妻の変貌ぶりに、エドは顔をしかめるだけだった。

フランク失踪から5年後。フランクの行方は依然として不明だった。イージー宅に居候していたスモーキーも町を出ていたが、久しぶりにカフェに戻ってくる。5歳のバディ・ジュニアは、遊びの途中で列車に撥ねられてしまう。命と引き換えに片腕を失うが、元気を保った。

ある日、フランクの車が川底から引き揚げられた。イージーとビッグ・ジョージは逮捕され、この事件は法廷にまで持ち込まれる。裁判のペースは、検察側がリードしていた。しかし、牧師が「当時、イージーたちは教会の集会に出席していた」と証言し、イージーたちの無罪が証明される。裁判長は、フランクの死を事故が原因だと断定した。

疑いが晴れて間もなく、ルースがガンに冒される。病状は回復せず、ルースは息子のことをイージーに託し息を引き取る。

ニニーへの親愛を深めたエヴリンは、孤独な彼女を引き取りたいと考える。エドにそのことを話すが、強い反対を受ける。メンタルもタフになったエヴリンは屈せず、自分の意思を貫く。

フライド・グリーン・トマトのあらすじ【結】

ニニーを迎えに来たエヴリンは、空の個室を見て愕然とする。職員にニニーは亡くなったのか尋ねると、自宅に帰るためホームを去ったと教えられる。エヴリンはニニーを追いかけて、「駅前カフェ」の跡地へ急ぐ。

エヴリンがニニーを見つけると、ニニーは取り壊された自宅の前で立ち尽くしていた。エヴリンは、ニニーに一緒に暮らそうと提案する。ニニーはその提案を嬉しそうに受け入れる。そして、フランクの死の真相を語りだした。

祭りの晩。留守を預かっていたシプシーは、赤子を救うためにフランクを手にかけた。事実を知ったイージーたちは、黒人への処罰が想像できたため、黙っていることにした。そして、フランクの死体は肉片に分断され、料理の材料に使われた。

エヴリンとニニーは、去り際にルースの墓を訪れる。墓には、「蜂に好かれる女」からの手紙と、蜂蜜が入った瓶が置かれていた。エヴリンは、ニニーの正体がイージーであることが判る。イージーは、エヴリンと共に新しい家へ向かった。

回想では、鉄道の廃線と共にカフェも閉店すると、人々はこの地から去って行った。現在でもカフェの建物は残り、すっかり廃れてはいるが、どれほど人々の「心の居場所」だったかを物語っていた。

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