『崖の上のポニョ』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

ジブリ映画史に残る宣伝が大成功した作品。魚少女ポニョと人間の少年の禁断の愛を描く。津波シーンがあることから、テレビ放送は敬遠されている様子。監督は『千と千尋の神隠し』の宮﨑駿。

あらすじ

崖の上のポニョ』のあらすじを紹介します。

ポニョというさかなの女の子がクラゲに乗って家出したら、人間界の港で溺れてしまった。砂浜に打ち寄せられたポニョを発見した少年・宗介がポニョを救出すると、ポニョは宗介に一目惚れし、二人は一緒に暮らそうとする。しかし、ポニョの父・フジモトがポニョを海へ連れ戻してしまった。
宗介への思いが収まらないポニョの気持ちを知った母・グランマンマーレは、魔法の力でポニョを人間の姿に変えた。しかし、ポニョと宗介が宗介の母を探すためにおもちゃの船に載っている時、ポニョの魔法は解けてしまい、半魚人になってしまった。魔法は古く、力が弱かったのだ。二人はどうなってしまうのか……。

評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2008年7月19日
  • 上映時間:101分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:宮崎駿
  • キャスト:奈良柚莉愛、土井洋輝、山口智子、長嶋一茂、天海祐希 etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『崖の上のポニョ』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

神と人間の愛がテーマ

ポニョの本名はブリュンヒルデ。北欧神話に登場するワルキューレ(半神)の一人です。つまり、ポニョは神。主人公の宗介は普通の人間です。ここから、本作のテーマは「神と人間の愛」だということがわかります。
神と人間が結婚するために、神は人間に代償を求めます。それが津波。恐るべき自然現象です。本来、神は自然現象を理解するために人間が創りだした架空の存在ですから、津波が起きるのにはちゃんとした理由があると言えますね。
しかしながら、本作には起承転結がありません。普通に物語を楽しもうと思ってみると「なんじゃこりゃ」と思ってしまいます。宮﨑駿はルールがわからなくてもわかる映画を作りたかったとコメントしているそうですが、残念ながら誰にも理解できないようなシロモノが出来上がってしまったと言わざるを得ません。誰がこの物語を理解できるのよ?幼稚園児が母親を呼び捨てするような……。
ただ、自然現象は脈絡なしに起こるものだから、『ポニョ』も脈絡のない話なんだ、と言えなくもないからムカつく。

キャスティングが酷い

ジブリ映画には声優があまり登場しない。これは誰もが知っていることです。本作にも声優はキャスティングされていませんが、タレント声優として全く評価されていない人ばかりが登場する。所ジョージ、矢野顕子、長嶋一茂……。
『トトロ』の糸井重里キャスティングのように、キャラクターの人となりにバッチリフィットしたキャスティングであれば問題ないんですが、特に所ジョージは所ジョージが声優を担当しなくても良さ過ぎてウンザリしました。所ジョージは『劇場版シンプソンズ』の
声優に抜擢されて大バッシングを受けた人ですよ。なんでこんな人をキャスティングしなきゃいけなかったんだ?

まとめ

老いた宮﨑駿がやりたい放題やったらえらいことになってしまったという感じの映画です。嫌いじゃないけど理解できないし、どうでもいいかな……。『ポニョ』を1回見るより『ナウシカ』を10回見るほうがいいですよ。そのほうが幸せ。
ただ、ここまで露骨に子供向け(幼児向け?)作品であると打ち出しているジブリ作品は他にないので、親子で見る分にはいいかもしれません。多分、子供には理解できないけど。大人にも理解できねーもん!
本作が大ヒットしたのは、テーマソングが大流行したからにほかなりません。アレがなかったら、興行収入は酷いことになっていたかも。宮﨑駿は大橋のぞみに頭が上がらないでしょう。

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