この記事では、映画『ホットロード』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ホットロード』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『ホットロード』の作品情報
上映時間:119分
ジャンル:ラブストーリー、青春
監督:三木孝浩
キャスト:能年玲奈、登坂広臣、鈴木亮平、太田莉菜 etc
映画『ホットロード』の登場人物(キャスト)
- 宮市和希(のん)
- 小さい頃に実の父とは死別しており、母親と2人暮らしをしている。が、その母親も父とは違う別の男のことが本当は好きで嫌々結婚したことも知っている。そんな環境下ゆえに愛というものをほとんど知らずに育ったが春山との出会いを経てかけがえのないものに気付いていく。
- 春山洋志(登坂広臣)
- ガソリンスタンドで働く青年で、横浜でも規模の大きい暴走族『NIGHTS』のメンバーでもある。和希にちょっかいをかけたところ、本気で嫌がられるなど出会い方は最悪であったが、次第にお互い本気で愛し合うようになる。
- 和希の母(木村佳乃)
- 和希の母で、本当は高校時代からずっと好き同士であった筈の鈴木と結婚したかったようだが嫌々別の男性との結婚に落ち着いた。そのためか娘とどう向き合えばいいか分からず度々鈴木を頼り、それが更に和希との溝を深めることとなっている。
- 鈴木(小澤征悦)
- 和希の母が本当に好きな人。理知的で、落ち着いた物言いをする。既婚者で離婚調停中。
- えり(竹富聖花)
- 和希の友人で、彼女を横浜の湘南へと向かうきっかけを作った。横浜からの転校生で、今の学校では浮いた存在。「子供を中絶したことがある」と陰口を叩かれている。
- トオル(鈴木亮平)
- 『NIGHTS』の頭を務める男。春山のことを可愛がっている。
- 宏子(太田莉菜)
- トオルの彼女。えりが横浜時代に慕っていた先輩で、彼女を通じて和希は不良達の世界を知ることとなった。
映画『ホットロード』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『ホットロード』のあらすじ【起】
中学2年生の和希は万引きで補導されていた。彼女は母子家庭で育ち、母親の代わりに担任が彼女を迎えに来る。そんな担任に向かい和希は微笑む、「男と会ってるんです。今日母は誕生日だから」――和希の両親は嫌々結婚したらしく、母は高校時代からずっと付き合っているその男性・鈴木とずっと関係を続けている。鈴木も既に妻子持ちで、現在離婚調停中の身。和希は家に帰るなり、「ママへのプレゼント」と称して自分が万引きされたことを力無い笑顔で報告する。仕事中だったから、と白々しい母の様子に自分が愛されていないことを知る和希。
ある日学校で和希は、友人のえりに自分が横浜にいた頃の先輩を紹介してあげると言われる。えりは転校生で今の学校に和希以外の友人らしい友人はおらず、それどころか他の同級生から「前の学校で子供を堕ろしたことがある」と陰口を叩かれている。和希はえりに誘われ、湘南へと遊びに行く。えりの先輩だと言う宏子を紹介され、ガソリンスタンドで春山という男と出会う。宏子の彼氏でもあり、暴走族『横浜NIGHTS』のヘッド・トオルから可愛がられている男らしい。春山にからかわれ、本気で怒る和希。2人の出会いは最悪であった。それ以来えりに連れられ、宏子や横浜NIGHTSの集会に顔を出すようになる和希。その晩、何故かトオルに呼び出された上に春山と早々に揉めたことも看破される。その帰り、春山に何故かバイクで送られることとなった和希。別れ際、和希は春山に自分の女になれないかと言われる。和希は乗り気ではないが後日、えりには羨ましがられる。
和希は髪を茶色く染め、母から変わったと言われる。それから、反抗心からなのか和希はつい母に向かって「私がパパじゃなくて鈴木君の子だったら良かったね」等と呟いてしまう。それを聞いた母は言葉を失い、挙句和希にどうして自分の服を着ているのかと問い詰め始める。お気に入りのピンクのガウンなのに色が落ちてしまった、と責められる。そのことを愚痴りながら海岸沿いをえりと歩く和希。すると、車に乗った2人組の男らにナンパされる。何となくそれについていくと、不審な後続車に気付く。えりがその車について尋ねると男達はヘラヘラと自分らの友達だと笑う。和希もえりも危機を察知したのか車から逃げ出し、すると男達も2人を追いかける。えりと離れ離れになってしまい身を隠す和希だったが、宏子からの知らせにより駆け付けた春山の手で、和希は助けられる。NIGHTSのお陰でえりも無事救出されたが男は逃走したままであった。
マンションで1人、どうしてママがいないとの泣き崩れる和希の傍に現れたのは母ではなく春山だった。戻らない母に泣きじゃくる和希は体調を崩していたのか、春山を母の姿を間違え、そのまま気を失ってしまう。

映画『ホットロード』のあらすじ【承】
再び目を覚ましたのは春山の家であった。春山は現在1人暮らしをしているようだが、父親違いの弟がいるらしい。その通り、目覚めた和希の前に姿を見せたのは義理の弟でまだ小学生くらいの少年。義弟は「兄貴にはミホコさんのような真面目な女の方がいいのに」とぼやく彼に、代わるように現れる春山の母。彼女は心の底から和希を心配するが、実母からの愛を受けなかった和希には今一つ素直になれない。
再び和希が実家へと戻ると、3日間も学校へ大事なテストも受けずに行っていなかったことが判明する。落胆し悲しむ母。そんな母に向かい、じゃあ母はあの自分が倒れた日一体どこにいたのかと逆に問いただす和希。鈴木からの金で食べていくのはもう嫌だと言う和希に母は鈴木からは一銭も受け取っていないと答え、「何でそんな子になっちゃったの?」と尋ねる。本意ではないのにもう顔も見たくない、と和希は母を拒絶する――「お前がこんな子に育てたんだろ!」部屋を後にする和希。その口論依頼、和希は宏子の元へ身を寄せることとなった。トオルはあまり帰ってこないらしいから好きにしろと宏子は言う。
一方、トオルは自分のバイクを譲る代わりにNIGHTSの頭の座を春山に譲ろうと考えていた。反対意見も出る中、トオルの引退を狙うよう「漠統(ばくとう)」というチームが春山を狙うように動き始めていた。そして漠統の何者かから「NIGHTSを潰す」と春山の元に電話が入る。同時に漠統の連中と思われる男達が春山の働くガソリンスタンドにガラス瓶を投げ込み去って行く。すぐにでも何とかしたいと思う春山だったがNIGHTS本部はそれを良しとせずに春山は仲間達から止められる。更にトオルは、和希の元へ「今朝がた面白いものが見れる」と電話をかける。トオルは仲間達と乱闘し疲弊している春山の元にバイクの鍵を差し出し、今から歩いて取りに来いと言う。かったるいから行かない等と言いつつもバイクが保管されている場所にまで向かいそのバイクを前に嬉しそうにする春山。同時に和希もその場へと居合わせ、バイクの前で眠りこける春山を見降ろす和希。甦るトオルの言葉――「俺が春山をNIGHTSの頭にしたから」……その夜、警察が何人かリーダー狩りを行いトオルは捕まってしまうのだった。
映画『ホットロード』のあらすじ【転】
ある日、漠統の連中が春山を潰すため、NIGHTSの男達を狙い彼を呼び出すよう攪乱せた。しかし他の仲間達が彼を1人にはさせまいと動くが、既に彼の姿はガソリンスタンドには無くバイクもろともいなくなっていた。和希の元にも連絡が入るが知らないと言う。仲間達が何とか見つけ出したはいいものの、春山は単身、漠統相手に乱闘騒ぎを起こしていた。それから2週間、春山は和希の前から姿を消し、再会した時には全身包帯まみれなのであった。春山曰く、相手の頭を一発殴ったはいいものの逃走中にその仲間達にやられてしまいこのザマだと。それから和希は、涙を流している自分に気が付いた。
それから、宏子が突如、自らの意思で和希の部屋から出て行くこととなった。恋人のトオルが証拠不十分で釈放されたことによるが和希はそれから2人と出会えることはもうないのではないか、と頭のどこかで思う。それから、春山は和希に同棲を持ちかけ一緒に住むことになる。春山の提案で蟹が食べたい、となり蟹を食べた2人だったがそれに当たってしまい授業中に倒れてしまう和希。そのまま病院へ運ばれた和希だったが、初めてそこで母が彼女の元を訪ねる。しかしそれよりも、和希は自分より蟹を大量に食べた春山の方が心配で母とすれ違うようにして病院を後にする。予想通り苦しんでいる春山に、口移しで処方された薬を与える和希。
そんなことを通じつつも互いの距離が近づいて行く2人だったが、そんな中春山の元に漠統の頭から「お前だけは潰す」と連絡が入る。和希はある日海沿いで、春山に記憶の片隅に残る本当の父の微かな記憶を語る。チューリップの咲く畑で彼に手を引かれていることくらいしか覚えておらず、そしてそのまま死んでしまった父はどういう心境なのだろうと和希は思う。置いていく方も悲しいだろう、と返す春山に微笑む和樹。晩の日、2人はデートをしていたが帰り道で母と鈴木がホテルに消えて行く姿を見つけ和希は駆けだしてしまう。思わず「パパが可哀想だ!」と叫びながらも本音では母を傷つけたくはない、という思いが交差する和希。家へと帰ると母が泣き崩れていた。鈴木は和希のことを心配しているのに、と。そんな母に向かい和希は私はパパの子だから、と言い自分の子を良く思わない母と2人きりってどういう気分か分かるかよ?と聞き返す。そして自分より鈴木と一緒にいる時間の方が長いこと、それはつまり自分が本当に生まれて良かったのかと和希を不安にさせていたのだ。答えない母に、いつの間にかついてきていた春山は「和希のこと嫌いなの?もしそうなら貰っていくよ」と言い、母は涙に暮れながら「あげないわよ」と言い、「親が自分の子を嫌いなわけないじゃないの!」と泣き叫んだ。そして生まれて良かったに決まってる、と。
映画『ホットロード』の結末・ラスト(ネタバレ)
その後、NIGHTSと漠統の間では紛争の空気が流れ始めていた。和希は春山に行かないで欲しいと思いを告げるが、春山はそんな彼女に対し「俺がいないと何もできねえような女になるな、いつでも俺を捨てられるような女になれ」と言う。それから「それでも俺が追いかけたくなるような女になれ」と。そんな春山は漠統との喧嘩にどこか心ここにあらずといった状態でいる。
あれから家に戻った和希だったが、母から鈴木に会ってほしいと頼まれる。不承不承ながら彼と会うこととなったが、鈴木の言葉により過去、チューリップ畑で手を繋いでいた記憶は実父のものではなく鈴木との思い出だったことを知り悲観に暮れる。思わず春山に救いを求めて駆け出すが、春山は高熱を出しており、更には漠統との戦いが控えている夜であった。和希は春山に出会えたことで幾らか落ち着きを取り戻し、春山は彼女に飲み物を買ってくることと、今晩泊まってほしいから家に電話してこいと彼女を外に出す。そして春山は漠統との決闘の場へ向かうが、既に警察が入り込んでいた。春山が出て行ったことを知らず、和希は家へと連絡し母に向かって話す――「鈴木と結婚していいよ」。春山がバイクを吹かした矢先、大型のトラックが彼の前へと飛び込んできていた……。
仲間達に呼ばれ病院へと急く和希。春山の状態は意識不明の重体。受け入れがたい現実にその場に頽れる和希。病院の中で、和希は春山の仲間のリチャードの口からいかに和希が彼の中で大事な存在であったかを聞かされる。リチャードはあんな春山を見たのは初めてだったと言う。事故から10日間、和希は何も話さず何も食べない状態が続いていた。そんな彼女を見かねた母と鈴木は、和希に語る。和希が春山を大事なように春山も和希が大事なのだと。しかしそんな鈴木の言葉は届かず、むしろ和希は「これは怖い夢なんだもん」と受け入れようとしなかった。もし春山の身に何かがあった時、和希を救えるのは君しかいないと鈴木は母に告げていく。春山の様子を見に病院へ連れて行こうとするが和希は情緒を乱し泣き出し、春山に1人にしないでと縋り母は必死にそれを抱き締める。ほぼ同時に、春山は意識を取り戻し、和希の名を呼んだ。
和希の身体はすっかり悲鳴を上げており、病院に着く頃には彼女自身が倒れてしまう。目覚めるなり母に自分の身体に謝るよう叱られ、そしてその隣には心配そうにしているえりの姿もあった。それから春山の意識が戻ったことを知り、春山の義理の弟にも「兄貴はお前のために生きたいって言ったのに」と涙され、和希はごめんなさいと何度も呟いたのだった。医師は語る、本当に奇跡的な事態だと。ただし、左手と左足は麻痺したままであり本人の意思次第だと春山の母に告げる。
病院内で再会した2人。動かすのも辛いその腕を動かし、春山は和希の元へと手を伸ばす。そしてそれを必死に握り返す和希。鈴木は語る、自分の命が大事にされていることを知れば自分のことを粗末になんかできないはずだと。
春山は退院後、バイクは愚か自転車すら漕ぐことも困難であったが必死のリハビリに耐え何とかその苦難を乗り越えようとする。和希は言う、今まで自分は多くの人を傷つけてきたと。そしてこれからはその分、多くの人の痛みが分かる人間になりたい――和希はまだ麻痺の残る春山と再会しながら思う。まだ誰にも話していない夢。それは、いつか春山の子を産むこと――2人は静かな海の前で手を取り合った。
映画『ホットロード』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
漫画原作をうまい具合2時間に収めた佳作。どこかベタな展開やちょっと古臭い台詞回しに時代背景は原作が実際に古い少女漫画だから当然で、主演2人のフレッシュさであまり気にはならない。むしろ一周回ってここまで徹底した純な恋愛ドラマも最近では観なくなった、とちょっと新鮮さすら感じてしまったのは、私が普段恋愛ものを見なさすぎるせいなのだろうか。壁ドン、顎クイ、胸キュンで溢れかえる今時のキラキラものを想像していると180度は別物だと言っていい。(MIHOシネマ編集部)
原作漫画の世界観が丁寧に再現されていて、当時の空気感や不安定な思春期の感情がスクリーン越しに伝わってきました。春山が事故に遭ったシーンでは、自然と涙が出てしまった。和希の葛藤、愛されたい気持ち、でもうまく言葉にできないもどかしさに共感。登坂広臣さんの演技も予想以上に良くて、無口な春山に説得力があった。(20代 女性)
昭和の不良文化を背景にしつつも、恋愛の本質は時代を超えるんだなと感じました。和希と春山、それぞれ心に穴を抱えた若者たちが、ぶつかりながらも惹かれ合う姿は、どこか純粋で、胸が締め付けられる。バイクの音や海の風景も物語を引き立てていて、青春の切なさが五感に残りました。ラストの未来に希望を感じる終わり方も良かった。(30代 男性)
中高生の頃に漫画で読んで大好きだった作品が、見事に実写化されていて感無量。派手な演出はないけれど、和希の家庭環境や孤独、春山への想いなどがじっくり描かれていて、観ていて胸が痛くなりました。春山が和希のことを真剣に思っているのに、あまり言葉にできない感じがリアルで切なかった。純粋すぎて不器用な恋って、本当に尊い。(40代 女性)
今の若者には少しピンとこない部分もあるかもしれないけれど、自分の青春時代を思い出して胸が熱くなりました。不器用な愛情表現や、自分の存在価値を誰かに見出してもらいたいという気持ちなど、懐かしくて甘酸っぱい。和希の涙にこちらまで泣けたし、春山のラストの表情に救いを感じました。やっぱり青春映画っていいですね。(50代 男性)
最初はただのヤンキー映画かと思って軽い気持ちで観ましたが、思った以上に切なくて深かったです。和希が母親との関係に悩みながら、春山という存在に出会って少しずつ変わっていく様子が印象的。春山が事故に遭ったときはショックだったけど、彼が最後に「帰る場所」として和希を選んでくれたのが本当に救いでした。(20代 男性)
映像がとにかく美しくて、湘南の夕暮れやバイクの疾走感が、二人の心情を見事に映し出していました。セリフよりも表情で語る演出が多くて、観ていて自然と引き込まれた。和希の「好きって何かわかんないけど、ずっと見てたいと思った」という台詞がとても印象的で、恋の始まりの感覚を思い出しました。音楽も最高。(30代 女性)
若い頃の自分を思い出すような作品で、胸が苦しくなった。家庭での孤独、友達との微妙な距離感、恋への憧れと不安…和希の感情の揺れがリアルすぎて、昔の自分と重なってしまった。春山の不器用な優しさもまた良くて、ラストで彼が微笑むシーンに涙が溢れた。青春って、やっぱり一瞬のきらめきなんだと改めて感じました。(40代 男性)
娘にすすめられて観たけど、思った以上に引き込まれた。恋に不器用な若者たちの姿がなんだか懐かしくて、心に残った。母親との確執や、誰かに必要とされたい気持ち、すごく共感できる。春山の事故のシーンは切なかったけど、ラストで和希が彼を迎えるシーンには救われた。若者の感情が素直に描かれた、いい作品だと思う。(60代 女性)
和希の強がりと弱さが絶妙で、感情移入しやすかった。思春期の不安定さ、愛されたい気持ち、全部が痛いほど伝わってきて、見終わったあとにずっと余韻が残る映画でした。春山の「俺、死ななくてよかったな」ってセリフ、あれは反則。シンプルだけど心に突き刺さる。主題歌も世界観とマッチしていて、さらに涙を誘いました。(20代 女性)
映画『ホットロード』を見た人におすすめの映画5選
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ソラニン
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青春の“曖昧さ”や“失う痛み”が静かに、でも確実に描かれる作品。『ホットロード』のように、生きづらさを抱えた若者たちの感情の揺れをリアルに感じられる一本。音楽好きにも刺さる内容です。
青空エール
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『ホットロード』のような“ピュアさ”と“まっすぐな想い”がぎっしり詰まった映画。恋と夢の狭間で揺れる心、相手を信じて応援する姿に心が熱くなります。王道だけど胸がキュンとする一作。
PとJK
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「年の差も立場も超える、真っ直ぐで真剣なラブストーリー」
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女子高生のカコと、警察官の功太。最初は秘密の関係だったふたりが、本気でお互いを想い合うようになり、やがて結婚という決断を下す。壁にぶつかりながらも乗り越えていく姿が描かれます。
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危うくて繊細な恋を描いた『ホットロード』に似た空気感がある作品。立場の違うふたりが真剣に愛を貫こうとする姿に、純愛の力を感じます。少女漫画原作ながら感情の描写は意外と深く、大人も共感できる内容です。
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