映画『ヘルボーイ ゴールデン・アーミー』あらすじとネタバレ感想

ヘルボーイ ゴールデン・アーミーの概要:2004年に公開された、アメコミを原作としたギレルモ・デル・トロ監督作品「ヘルボーイ」の続編。人間の養子として育てられた悪魔ヘルボーイが、大きく成長する様子を描いた。

ヘルボーイ ゴールデン・アーミー あらすじ

ヘルボーイ ゴールデン・アーミー
映画『ヘルボーイ ゴールデン・アーミー』のあらすじを紹介します。

謎の生物として保護された悪魔はヘルボーイと名付けられ、ブルーム教授の養子となり人間と同じように育てられた。
そして、サイコメトリー能力を持つ半魚人のエイブ、パイロキネシス能力を持つ恋人のリズと共に、超常現象捜査防衛局で極秘裏に魔物退治をするようになった。

伝説の時計仕掛けの黄金軍団を動かす鍵、3つに割れた王冠のひとつが、ベツムーラ族のヌアダ王子によって盗まれた。
現場に残っていた歯が好物のトゥース・フェアリーに突然襲われ、存在を隠していたヘルボーイ、通称レッドたちの姿が晒されてしまう。
テレビで騒がれる中、リズはレッドに妊娠したことを打ち明けられずにいた。

状況を改善するためドイツから呼ばれた、新リーダーのクラウスがトゥース・フェアリーから情報を聞き出し、手がかりを求めてトロール市場に潜入したレッド、エイブ、クラウス。
そこでヌアダ王子の妹ヌアラ姫と出会ったエイブは、彼女に一目ぼれ。

王子が王を殺害し、機械仕掛けの黄金軍団を率いて人間への戦争を企てていると知ったレッドたちは、王子から逃げているヌアラ姫を保護することに。
だが、ヌアラ姫とヌアダ王子は双子の絆のせいで同じところが傷付くため、王子に手が出せないまま姫を連れ去られてしまう。
姫を救うため、そして王子の槍で深い傷を負ったレッドを救うためにも、4人のユニークなメンバーは黄金軍団の眠る土地へと向かう。

ヘルボーイ ゴールデン・アーミー 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2008年
  • 上映時間:119分
  • ジャンル:SF、ファンタジー
  • 監督:ギレルモ・デル・トロ
  • キャスト:ロン・パールマン、セルマ・ブレア、ダグ・ジョーンズ、ルーク・ゴス etc

ヘルボーイ ゴールデン・アーミー ネタバレ批評

映画『ヘルボーイ ゴールデン・アーミー』について、感想批評です。※ネタバレあり

ヘルボーイ、リズ、エイブ、それぞれの成長

超常現象を研究する善人ブルーム教授に育てられた、心優しき悪魔ヘルボーイのユニークさが倍増している作品。

ヘルボーイのあまりのだらしなさに、念力で発火させる超能力を持つ恋人エリザベス(リズ)の怒りが爆発して本当に燃えたり、彼らの間に双子の子供ができるという進展を見せる。
温厚な半魚人でサイコメトリー能力を持つエイブラハム(エイブ)も、同じサイコメトリー能力の持ち主であるエルフの王族のヌアラ姫恋に落ちるなど、キャラクターそれぞれに見どころが取り入れられている。

また、チームリーダーとして、エクトプラズムになってしまった体を機械に入れて存在している、半機械人間ヨハン・クラウスが登場する。

前作のラストで葉巻の味を覚えたヘルボーイが、FBI捜査官マニングからメキシコ葉巻と交換に目立たないようにすると買収されたり、恋するエイブを誘ってお酒を飲みかわすなど、どこかおじさん化した一面も見受けられる。
しかしとりあえず腕力で解決するスタイルと、戦う相手に文句を言い続ける部分は全く変わらずに楽しませてくれる。

それぞれの恋の行方が感動的なストーリー

ブルーム教授から“共に成長してほしい”と、自分亡きあとのヘルボーイを託されたはずのマイヤーズ捜査官は、ヘルボーイの行動の責任を取らされ南極に左遷という大きなツッコミどころがある。

また、これまで外の世界にあこがれ、あの手この手を使って目立とうとしていたヘルボーイだが、いざ人目に触れる場所に出ると、赤ちゃんを守ろうとしただけなのにひどい扱いをされるという、胸が痛くなるようなシーンもある。

本作ではヘルボーイ最大のピンチが訪れ、胸に刺さったヌアダ王子の槍を取ろうとすると、心臓に伸びていくという状態になってしまう。
黄金軍団の眠る土地にいた“死の天使”に、いつか世界を破滅に導く存在だと告げられても、ヘルボーイが必要だと訴えるリズの愛情深さは胸にグッとくる。
兄の凶行を止めるために自分の心臓を一突きしたヌアラ姫に、エイブが手を添えて同じ力を使って最後の会話をするシーンも切ない。

序盤でブルーム教授に読み聞かせしてもらった物語の「同意できない人がいた場合」が、ヘルボーイ自身によって明らかになるのは面白い。

ヘルボーイ ゴールデン・アーミー 感想まとめ

ギレルモ・デル・トロ監督が、エルフ族、トロール、ゴブリンといった海外のおとぎ話の定番キャラクターを登場させた作品。
角が片方折れている幼いヘルボーイの姿や、成長した現在のヘルボーイが読み聞かせされた話を、その当時見ていたテレビ番組名で思い出すなど、ヘルボーイ独特の面白さが描かれている。

本作でヘルボーイたちを襲い、リズに燃やされたトゥース・フェアリー(歯の妖精)は、2011年のギレルモ・デル・トロ監督作品「ダーク・フェアリー」にも登場する。

ラストでヘルボーイとリズが、超常現象捜査防衛局を辞めて庭付きの一軒家で双子の子供を育てる話をしている事から、三部作の完結編として次回作の予定をにおわせているが、制作の予定はないようだ。

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