映画『星を追う子ども』あらすじネタバレ結末と感想

星を追う子どもの概要:2011年公開の日本のアニメーション長編映画。脚本・監督を新海誠が務めた作品で、しっかりものの小学校高学年ほどのヒロインがある少年との出会いで地下世界を旅することになり、生と死を経験するファンタジーを描いている。

星を追う子ども あらすじネタバレ

星を追う子ども
映画『星を追う子ども』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

星を追う子ども あらすじ【起・承】

明日菜はしっかりものの女の子だ。
幼い頃父を亡くし、看護師をして生計を立てている母親を気遣い家事一切をこなしている。
放課後時間をもてあますときは、自分で作った基地でラジオを聞いて過ごしていた。
そのラジオには綺麗な石が埋められている。
亡き父の形見である。
このラジオを聞くのが彼女の楽しみでもあった。

ある日、いつもの道を歩いていると大きな化け物のようなものに襲われる。
助け出してくれたのは1人の青年だった。
彼の名前はシュン。
アガルタという遠い場所から来たのだという。
彼に興味を持った明日菜は翌日も、基地で会う約束をして帰宅した。

翌日、明日菜は待ったが彼は来なかった。
家に帰ると母から衝撃的なことが告げられる。
シュンの遺体が川であがったというのだ。
彼の腕に明日菜の名前が書かれたスカーフが巻かれていたことから電話が来たらしい。
それは昨日、明日菜を助けたとき出来た傷を巻いたスカーフだった。

学校に新しい教師が来た。
名前は森崎と言う。
明日菜は森崎が授業でした内容が気になった。
それは死の世界の話で、人はそこを色々な呼び名で呼ぶがその1つに「アガルタ」という名があると。

帰宅途中明日菜はどうしても気になり、森崎の自宅を訪ねる。
そこで彼の妻が亡くなり、死後の世界が気になっていること、研究していることを聞いた。
そしてアガルタから来たというシュンの話もした。

森崎の自宅からの帰り、明日菜はシュンにそっくりな少年に出会う。
しかし彼の名前はシン。
シュンの弟だという。
突然のことに戸惑う明日菜だったが困惑しているのもつかの間、突然武装集団に襲われる。
明日菜を連れてシンは咄嗟に崖から飛び降りた。

この武装集団はアルカンジェリという組織で、アガルタへの入り口を狙っていた。
その組織にいたのが森崎である。
シンがアガルタに戻ろうとしたところ、突然仲間を撃ち明日菜もつれてアガルタの入り口に入った。

星を追う子ども あらすじ【転・結】

森崎の目的。
それは死んだ妻・リサを蘇らせること。
アガルタには生死の門があり、そこにたどり着いたとき神が降臨し死人を生き返らせることが出来ると言われていた。
死んだシュンのことが頭から離れない明日菜もまた、その話を聞き興味を持っていた。
一方でシンはシュンによって地上に出されたクラヴィスという宝石を持ち帰れという命をうけ、地上に来ていた。
無事にクラヴィスを回収したシンは森崎と明日菜とは別に、自分のいるべき元の場所へと進むことに。

ある日、明日菜は何者かに襲われる。
目を覚ました時は廃墟の中。
そこにはマナという少女も閉じ込められていた。
何が起こっているかわからない2人だったが、その理由がはっきりする。
それはイゾクというアガルタの陰に暮らす化け物のような容姿の民族が、汚れた血を持つ人種を排除しようとしているのであった。
マナは地上人とのハーフであり、狙われていたのだ。
絶対絶命の2人を助けたのは、シンだった。

森崎とも合流した明日菜達。
マナを村に送り届けたことで、マナの祖父にお礼として一晩泊めてもらえることになった。
そこで森崎はマナの祖父から無理矢理、生死の門について聞き出した。
翌日森崎と明日菜は生死の門へ向かう。

生死の門が近くなった時、明日菜は躊躇し1人道を変えた。
しかしあたりが暗くなると周りにはイゾクの団体が現れてしまった。
そこで自分はなぜアガルタに来たのかを自問自答する。
明日菜はただ、寂しかっただけなのであった。
イゾクに襲われそうになった明日菜を助けたのは、やはりシンだった。
2人は森崎を追うことに決める。

生死の門まで来た森崎は、神にリサの蘇りを頼む。
しかしその代わりに魂が入る肉体を差し出せと神は言う。
そこに明日菜がやってきた。
森崎は明日菜を生け贄として差し出してしまう。
明日菜の体にはリサが入ってしまった。
シンは急いで明日菜を助けようとし、クラヴィスを破壊する。

リサの姿は消えた。
絶望に打ちひしがれた森崎はアガルタに残ることを決め、明日菜は地上に帰るのだった。

星を追う子ども 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2011年
  • 上映時間:116分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ、ファンタジー、アニメ
  • 監督:新海誠
  • キャスト:金元寿子、入野自由、井上和彦、島本須美 etc

星を追う子ども 批評・レビュー

映画『星を追う子ども』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

ジブリをごちゃまぜにしたアニメ

本作品について新海監督は、「ジブリ作品を意識して製作していると自覚している」と言っている。
前知識無く見た正直な感想は、意識というよりもジブリの人気作品の名シーンをそのまま随所に散りばめたという印象が非常に強い。
ここもそこも見たことがある、そんな感じだ。
まずキャラクターの表情の見せ方や仕草など、細かいところまでがジブリを思わせる。
そして風景の映し出し方や、セリフの言い回しなどもそうである。

アガルタからやって来たシュンと明日菜が、地上で出会うシーンから始まるプロローグ。
ここら辺まではハウルの動く城の雰囲気が強い。
そして、アガルタに着いてからは天空の城ラピュタのような、人間の欲望と悲しみに支配された異世界を描く。
特に神が乗っているという設定の空を飛ぶ船はラピュタの飛行船そのまま。
物語中盤からの戦いはもののけ姫、プロローグはナウシカと、全編においてどこかで観たようなシーンが続く。

アガルタに着いてイゾクに襲われた明日菜と一緒に襲われた少女をシンが助け、祖父にもてなしてもらったシーンがある。
そこでの台詞。
男はこっちで女は台所、というような箇所がある。
細かいがこれはラピュタのドーラの船に乗ったシータとパズーが海賊に言われた台詞そのままだ。

新海監督は日本のアニメーション作品を作る上で欠かせない人物だと定評があることは知っていた。
しかしこんなにパクリだけで作ってしまうのかと正直なところ驚いている。

物語の内容は面白いが、専門用語や知識が多くわかりにくいのは本音。
監督本人の小難しい頭の中をそのまま具現化したという、自己満足を感じずにはいられない。

星を追う子ども 感想まとめ

本作品はまさにその良い例である。
前編に渡りジブリ映画を思わせる、しかしやはり日本の長編アニメーション映画は今やお国芸とも言われている。
そのくらい芸術性に優れ、視覚的、物語性どちらをとってもバランスのとれた優秀なものが多い。
その中で最近の才能ある監督が、ジブリ映画に影響されたというのは当たり前のことであるだろう。
1980年代から圧倒的な才能を見せつけた宮崎駿監督は今じゃ世界のアニメとも言われる巨匠になった。

だが今回わかったことがある。
それは人々はジブリだから感動しているのだということ。
結局同じような作品は必要ないのだ。

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