『インシディアス』あらすじとネタバレ映画批評・評価

インシディアスの概要:「ソウ」でもタッグを組んだジェームズ・ワン監督、リー・ワネル脚本のホラー映画。制作は「パラノーマル・アクティビティ」のオーレン・ペリ。引っ越した家で怪奇現象に見舞われる家族の恐怖を描いた。

インシディアス

インシディアス あらすじ

映画『インシディアス』のあらすじを紹介します。

念願のマイホームを購入し、一軒家に引越しをしたジョシュ、ルネ夫妻と3人の子供たち。
しかし、その家でポルターガイスト現象が起こり始める。
そして、屋根裏部屋へ続く階段から長男のダルトンが落ち、そのまま昏睡状態に。
精密検査を受けるも体に異常は見られず、治療法もないまま、意識が戻らずに衰弱していくダルトン。
自宅療養を余儀なくされるが、その間も激しさを増すポルターガイストと幽霊の影に恐れを抱いた一家は、マイホームを捨てる決意をする。

これで全て解決したかに思えたが、ダルトンは目覚める様子もなく、新しい家でもポルターガイストは続いていた。
ルネは霊媒師や牧師に相談をするが、問題は解決しない。

そんな時、ジョシュの母が家を訪れ、ジョシュの過去について語り始める。
幼少期のジョシュは幽体離脱しやすい体質だったのだが、空いた体に幽霊たちが目を付け、ジョシュの体を欲した。
息子の命の危険を感じた母は、信頼できる霊媒師エリーゼに頼んで、幽体離脱出来ないように記憶ごと封印した。

だがその体質はダルトンに遺伝してしまった。
ダルトンの魂が彷徨っているために一連の現象が起こっているとわかると、ジョシュはエリーゼに頼んで記憶をよみがえらせ、幽体離脱してダルトンを救うべく幽霊の世界へ向かう。
なんとかダルトンを連れ帰る事に成功したジョシュだったが、目覚めたジョシュは別人のようになってしまった。

インシディアス 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:2010年
  • 上映時間:103分
  • ジャンル:ホラー、サスペンス
  • 監督:ジェームズ・ワン
  • キャスト:パトリック・ウィルソン、ローズ・バーン、タイ・シンプキンス、リン・シェイ etc

インシディアス 批評 ※ネタバレ

映画『インシディアス』について、2つ批評します。※ネタバレあり

お化け屋敷感覚で楽しめる”ソウ”と”パラノーマル・アクティビティ”の世界観

「ソウ」と「パラノーマル・アクティビティ」のスタッフが集結して、どんな作品になるのかと思えば、意外にも家族の絆を描いた作品になっている。
血やグロテスクな表現は無いに等しいのだが、ソウのジグソウ人形がこっそり描かれているので、ソウシリーズが好きでも苦手でも楽しめるだろう。
他にもカメオ出演が多く見られ、このスタッフならではのキャスティングになっている。

幽霊が他の映画に出ていたような格好をしているのには、怖さよりも面白さが大きい。
執拗にジョシュとダルトンを付け狙い、最後にジョシュの体を乗っ取った白塗りの老婆の幽霊はどう見ても女装した男性の幽霊だ。

しかし、幽霊に気付かれてはいけないという制限が、お化け屋敷のようなドキドキ感を感じさせてくれる。

意外すぎる展開と謎を残したままのストーリー

家に問題があるように見せておいて、引越しても怪奇現象が収まらない事からいけないモノを連れてきたか、と思わせておいて実は幽体離脱体質が遺伝している、という展開には度肝を抜かれる。
特に、洋画のホラー映画ではめずらしい”幽体離脱”が原因という設定は面白い。

だが、展開が突飛しすぎており、ストーリーの回収が上手くいっていない。
ジョシュの写真を見つけて、それを珍しいと呟くロレーヌの言葉の謎も上手く解明されていないので、腑に落ちない部分が多く残ってしまう。

意識不明のダルトンをはじめ、子供たち全員を家に残したまま、ひとり安全と思われる庭に出てジョシュの帰りを待つルネには、せめて子供たちも連れて外に出たら良いのでは?とツッコミを入れたくなる。
また、全く役に立たなかった牧師や霊媒師には、同情したくなるストーリーになっている。

ジョシュの体が老婆の幽霊に乗っ取られて、エリーゼが命を落とす場面で終わっているが、この後味の悪い終わり方はホラーの有名作品を世に出したスタッフだからこそ出来たものだろう。

まとめ

近年ヒット作を出した低予算映画”ソウ”と”パラノーマル・アクティビティ”スタッフの作品という売り出しのため、期待外れも予想できるのだが、意外にも面白い作品になっている。
パラノーマル・アクティビティのようなお化け屋敷を体感できる映画で、ソウのキャラクターがカメオ出演するという、どう転んでも楽しめるホラー映画だ。
しかも、脚本のリー・ワネルがスペック役で堂々と出演している。

2転3転とする怪奇現象の原因が幽体離脱だと判明すると、幼少期のジョシュの話まで盛り込まれてくるのでボリューム満点。
説明の付かない部分が多いストーリーは、実は「インシディアス第2章」で回収され、しかも幽体離脱側の視点も第2章で明らかになるために、続編と一緒に見ると理解が深まるという珍しい映画でもある。

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