映画『イントゥ・ザ・ウッズ』あらすじネタバレ結末と感想

イントゥ・ザ・ウッズの概要:『イントゥ・ザ・ウッズ』は、人気ブロードウェイミュージカルの映画化作。誰もが知る『赤ずきん』や『シンデレラ』などのおとぎ話を登場人物たちの、おとぎ話の中からはわからない裏側やその後を描く。

イントゥ・ザ・ウッズ あらすじネタバレ

イントゥ・ザ・ウッズ
映画『イントゥ・ザ・ウッズ』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

イントゥ・ザ・ウッズ あらすじ【起・承】

パン屋の夫婦は、長年子供を授からないことに悩んでいたが、その理由が魔女の呪いによることを知る。昔パン屋の父が魔女の魔法の豆を盗み、若く美しい姿から醜い老婆の姿になったことを恨み呪いをかけたのだった。魔女は呪いを解くための条件を出す。「ミルクのように白い牝牛」「赤い頭巾」「黄色い毛」「金色の靴」の四つを三日後の青い月が出る夜までに持ってこいと。夫婦は四つのものを探しに出かける。

その頃、シンデレラは継母とその二人の娘たちにいじめられて暮らしていた。舞踏会に連れて行ってもらえずに落胆し、母の墓の前で泣いて「舞踏会に行きたい」と祈ると、シンデレラはきれいなドレスと金色の靴をまとった。舞踏会へ行くために自分の足で森を走る。

一方、赤ずきんはおばあちゃんのお見舞いのために森へ入っていたが、狼に狙われていた。
森にいたパン屋の主人は、赤ずきんのマントを見て奪おうとするが、抵抗されて断念する。そうこうしていると四つの条件を忘れてしまい、慌てているところへ妻がやってくる。妻はジャックが白い牛を持っているのを見て、豆を「魔法の豆」と偽って交換したというのだ。

その頃ジャックは当然母親に叱られていた。牛を売ってこいと言ったのに、豆数粒を手に戻ってきたのだから。母親は庭に豆を捨てる。

赤ずきんはおばあちゃん共々狼に丸のみにされてしまう。そこへ、マントが必要なパン屋夫婦が現れ、二人を助け出す。赤ずきんはお礼にと赤いマントを差し出す。

森の奥の塔で歌う、長い金髪をもつラプンツェルは、実はパン屋の妹だった。パン屋の母が魔女の家のちしゃを欲しがったので、生まれてくる子供を条件にちしゃを採ることを許可したのだ。その時の子供がラプンツェルである。
ラプンツェルは魔女のいない間にひそかに王子と恋に落ちていた。

ジャックは、目が覚めると庭に巨大な豆の木が生えているのに驚く。上にのぼって巨人から金貨を盗むと、それで牛を返してもらおうとするが、パン屋の主人は断る。5枚では足りないのかと、もっと盗むためにまた豆の木に登る。

舞踏会での王子の求愛から逃げて来たシンデレラは、森の中で牛を連れたパン屋の妻に出くわす。金の靴を見て奪おうとするが、なんと牛も靴も逃してしまう。

イントゥ・ザ・ウッズ あらすじ【転・結】

落胆する妻は、家に帰る途中で二人の王子に出会い、森の塔にいる「トウモロコシのような黄色い髪」の女のことを聞き、すぐに向かう。
王子のふりをして髪を下してもらい、髪を切り取り手に入れる。

その頃パン屋の主人は牛を見つけていた。そこに金の卵を持ったジャックが牛を返してくれとやってくるが、牛は突然死んでしまう。
ジャックは赤ずきんにそそのかされ、また豆の木から物を盗み出すが、追ってきた巨人を殺してしまう。

一方、ラプンツェルが王子と会っていることが魔女にばれ、王子を失明させる。魔女とラプンツェルの間には決定的な溝ができ、魔女はラプンツェルを荒れ果てた土地に連れ去る。

パン屋の主人は町で牛を買うが、それは白く塗っただけの牛だった。残るは金の靴だけ。妻は、王子に追われるシンデレラに自分の靴を与え、代わりに金の靴を手に入れる。
シンデレラは結局王子に見出され、城へ上がることになった。

沼地に追いやられたラプンツェルは、その地で王子を見つける。ここで王子が失明したことを知り涙を流すが、その涙によって王子の目は元に戻る。

四つのものを揃えた夫婦は、魔女に差し出す。だが牛はすぐ見破られてしまう。「元の牛は死んだ」というと、魔女は簡単に生き返らせてしまった。残りの三つのものを牛に食べさせるが、髪だけは食べない。なぜなら、ラプンツェルの髪は魔女がいつも触れていたからだ。
ジャックの提案でトウモロコシの髭を食べさせると、見事に魔法は完成。牛の乳を魔女が飲むと、若く美しい姿に戻った。そして約束通りパン屋の妻は子供を授かった。

これでハッピーエンドかと思いきや、めでたいシンデレラの結婚式に悲劇は起こる。地震が起こり、国中が災害に見舞われる。パン屋は父親になりきれないことに悩み、シンデレラは城での暮らしに嫌気がさし、ラプンツェルは恐怖におびえる。魔女は魔力もラプンツェルも失う。パン屋の妻はシンデレラの王子と不倫。ジャックは復讐に来た巨人に脅され、ジャックの母は命を落とす。

パン屋の主人、シンデレラ、ジャック、赤ずきんは力を合わせて巨人を倒し、その後パン屋の元で一緒に暮らし始める。
母のいない赤子を抱えて不安がるパン屋の主人に、亡き妻がそっと語り掛ける。「おとぎ話をきかせてあげて」と。

イントゥ・ザ・ウッズ 評価

  • 点数:50点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2014年
  • 上映時間:125分
  • ジャンル:ファンタジー、ミュージカル
  • 監督:ロブ・マーシャル
  • キャスト:メリル・ストリープ、ジョニー・デップ、エミリー・ブラント、ジェームズ・コーデン etc

イントゥ・ザ・ウッズ 批評・レビュー

映画『イントゥ・ザ・ウッズ』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

ディズニー、だけど大人向け

公開前は、「おとぎ話のその後を描く物語」というキャッチフレーズで興味をそそられた。複数の童話が融合するし、ドラマ『ワンス・アポン・ア・タイム』みたいな感じなのかと思っていたが、違った。
実際は複数の童話が並行して進み、それぞれが関わりあっていくというもの。
ストーリーはそれぞれの童話の内容を下敷きにしているし、「その後」はほんの少しに過ぎない。
でも、童話ではきれいなところしか見えないが、映画ではそれぞれの登場人物の汚い部分が出ている。赤ずきんも、シンデレラも、ラプンツェルも、王子たちも、物語の中では純粋で愛を信じるキラキラした存在なのに、映画では全く違う。むしろ全員クズと言っていいと思う。
そういう「おとぎ話の裏側」というか、子供には見て欲しくないような内容なのだ。
そういう意味で、「人間ってやっぱりそうだよね」と、ダークなストーリーを大人が楽しむ映画だと感じた。

置いてけぼり展開に飽きる

映画としては特に短くも長くもなく、普通の長さなのだが、体感時間は3時間を超える。
よく「楽しい時間はすぐ過ぎていく」というけれどその通りで、後半は特に観客が置いてけぼりの展開でついていけず、「これいつ終わるんだろう」とついつい残り時間を気にしだすほど退屈なのだ。
ミュージカルとしてはヒットしているわけで、そちらの方は観ていないので比較はできないが、ストーリーが悪いわけではないとは思う。
だが、演出が悪いのか構成が悪いのか、途中まではテンポよく盛り上がる所もあったのに後半はそれがなく、余計つまらなく感じた。

イントゥ・ザ・ウッズ 感想まとめ

ミュージカル映画に、メリル・ストリープやアナ・ケンドリックといった、これまで歌の仕事での評価が高い有名女優たちや、脇役だけどジョニー・デップなど、キャストは豪華である。
しかし、ほとんど魔女のメリル・ストリープの独壇場といっていい。唯一輝いているのは魔女だし、物語を引っ掻き回しているのも魔女。とにかく性格が悪い登場人物の中で同情の余地があるなあと思ったのもこの魔女だけ。
メリル・ストリープファンにはおすすめできる映画である。

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