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映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』あらすじネタバレ結末と感想

この記事では、映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』の結末までのストーリー
  • 『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』を見た感想・レビュー
  • 『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』を見た人におすすめの映画5選

映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』 作品情報

ゲノムハザード ある天才科学者の5日間

  • 製作年:2013年
  • 上映時間:120分
  • ジャンル:アクション、サスペンス、ミステリー
  • 監督:キム・ソンス
  • キャスト:西島秀俊、キム・ヒョジン、真木よう子、浜田学 etc

映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

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映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』 あらすじネタバレ(起承転結)

映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』 あらすじ【起・承】

デザイン会社で働く石神武人は、妻の美由紀と結婚して一ヶ月。会社に美由紀からのプレゼントが届くが、なぜかハングルでメッセージが書かれていた。
その日帰宅した石神は、美由紀の遺体を発見する。最愛の妻の突然の死に驚くが、その時なんと妻から電話がかかってくる。今この場で死んでいるはずの妻の声に石神はさらに混乱する。
そこに警察を名乗る男達が訪ねて来たが、応対している間に妻の遺体は忽然と姿を消してしまう。
男たちは車に石神を引きずり込み、「オ・ジヌ」という男のことを尋ねる。石神は知っているはずもなく車から逃走するが、その時偶然に韓国人女性記者のカン・ジウォンと出会う。事のあらましを聞いたジウォンは不審に思うが、この事件の裏に何かを感じて協力することにする。

その日を境に、石神は自分の記憶とは別の人間の記憶を持ち始める。

妻の行方を探そうと実家まで訪ねるが、そこは別人の家だった。自分のことも正確に思い出せなくなり、記憶が混ざっていることに混乱する。

2人は「石神武人」の過去を調べるが、過去の知人の証言や写真から全くの別人であることを知る。謎の男「オ・ジヌ」こそ石神のことだったのである。

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映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』 結末・ラスト(ネタバレ)

オ・ジヌは、アルツハイマーに関わる研究者だった。ジヌが開発していたウイルスは、人間の記憶を記録し、それを他者に移すことができる。つまり、そのウイルスがあれば死んでも記憶はこの世に留めておけるというものだ。

ある日、上司の佐藤が交通事故ではねた男(本物の石神武人)を研究室に連れ込んでいるのをジヌが目撃。罪の隠ぺいを図ろうとする佐藤ともみ合いになり、ジヌは石神の記憶を記録してしまったウイルスを注射されてしまい、彼自身の記憶は石神のものに上書きされてしまったのである。

そして、石神が死んだ妻の美由紀だと思っていた女性こそ、ジヌの妻ハン・ユリだった。
ユリは突然行方不明になったジヌを長い間探し続けていた。駅で偶然見つけたジヌに声をかけるが見向きもされず、探偵を雇って調査した結果ジヌの居場所を見つける。

過去を思い出して欲しい一心で、ジヌのマンションに現れたところで美由紀と出くわし、混乱した美由紀ともみ合ううちに事故で亡くなってしまったのだった。
一度は帰宅したジヌに発見されるも、美由紀に助けを求められた伊吹によって遺体と痕跡を消された、これが事件の真相だった。

美由紀は、佐藤の庇護を受けていた人物であり、いつ記憶が戻ってしまうかわからないジヌを観察するために結婚したのだが、その間に彼を本当に愛するようになっていたのだった。

ジヌを追っていた男たちは、海外の製薬会社に雇われ、ウイルスのデータを得るために彼を狙っていたことがわかる。
しかし結果的にジヌの記憶は戻ってしまったので、研究は失敗。ジヌはデータの入ったUSBをジウォンに託して去る。

一年後、全ての記憶をなくしたジヌはジウォンの前に現れる。ジウォンは彼を夕食に誘う。

映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

設定や展開の面白さはあるも、もう少し

突然別の記憶を手にする男の、「自分は誰なのか」という謎や、消えた妻の遺体の行方、そしてなぜ追われなければならないのか。たくさんの謎がこれでもかというほど詰め込まれ、
サスペンスとして本当に面白い。
サスペンスありアクションありと、スピーディにストーリーが展開するので満足感は得られるんだけど、「ああ面白かった」では済ませられない引っかかりもある。
よくできた話なので、気にしなくてもいいのだけれど、突っ込みたいことが多いのだ。

記憶の上書きに関しては、まあ納得できる。Aの人物からBの人物へ記憶を移す、ここまではわかる。しかし、脳の機能は記憶に関わるものだけではない。記憶喪失になっても日常生活は普通に送れるし、言葉も話せる。これは記憶や言語や習慣などをしまっておく脳の場所が違うからだ。
だから石神の記憶を上書きされたとしても、突然絵が上手くなるだとか、利き手が変わるだとかいうことはおかしいのではないだろうか。
そして突然別人が「石神武人」になったにもかかわらず、本人として生活できているのが謎である。会社や友人・知人との関係はどうしたのか、その辺の説明は省いているだけなのかもしれないが、しこりとして残る。

迫力あるアクション

ストーリーはもう一歩であったが、アクションシーンはすごい。
ど派手なカーアクションはスタントなしで演じたらしい。最近西島秀俊はハードボイルド系のアクション映画ばかり出演しているように思うが、ジャッキー・チェンでも目指しているのだろうか……。
しかしそれだけ意気込んでアクションシーンを演じているだけあり、迫力あるシーンになっている。


マット・デイモン主演のボーンシリーズが好きな方はきっと楽しめる作品だと思います。記憶をなくした男が自分は一体何者なのか、何が起きているのか模索しながら自分の正体を突き止めていくというストーリーは洋画では多く見られますが、邦画ではなかなか無い題材なので、日本人俳優が演じるとこうなるのかと比較しながら鑑賞してしまいました。
迫力は物足りないかもしれませんが、西島秀俊のアクションやしっかりと伏線を回収していく爽快感は存分に感じられるので、とても楽しめました。(女性 30代)


一人のとある天才科学者が、別人の記憶を上乗せされたことにより危険に晒されてしまうという物語。個人的には理解しづらい内容だった。本来の記憶と新しい記憶が混合しており、彼には2人の奥さん、2つの家庭があるという設定だが…、本来の奥さんの実家に間違って押しかけた時の相手の他人のような反応といい、違和感の残るシーンが多々あった。純粋にサスペンスとして楽しめていたのは前半部分だけだろう。じっくりと観ればもっと楽しめるのかもしれないが、個人的には好きとは言い難い作品。(女性 20代)


全体的にテンポが速くてスリリング。記憶と現実がどこまで真実かわからない展開に翻弄されながら、ラストでようやくピースが繋がったときのカタルシスがすごかった。特に西島さんが演じる“二重人格的”な苦悩の演技が光ってた。もっと評価されても良い作品。(40代 男性)


記憶を操作された科学者という設定が面白かったです。恋愛・サスペンス・アクションが絶妙なバランスで混ざっていて、最後まで飽きませんでした。自分が誰なのかも分からなくなる展開がリアルで怖かった。真実が少しずつ明かされる中で、妻の存在がキーになっていたのが印象的でした。(30代 女性)


序盤から「何が現実で何が偽りか?」という感覚に引き込まれ、心理サスペンスとして非常に完成度が高い。中盤以降の逃走劇や謎解きも手に汗握る展開で、特にラストに向けての静かな回収が心に残りました。科学者としての倫理と、夫としての想いの交錯が見事。(50代 男性)


SFやミステリーが好きな私にとって、すごく刺さる作品でした。記憶操作を巡る設定はありがちだけど、そこに“家族”や“アイデンティティ”を絡めてくるところが良い。女性としては、妻の存在がとても儚くて、それでも物語全体に影響を与えている感じが切なかったです。(40代 女性)


記憶を失いながら逃げる姿が、まるで自分を見ているかのような気分にさせられた。過去と現在が交錯する映像も凝っていて、何が本当か分からなくなる演出が面白かった。特に自分の正体を思い出すシーンは鳥肌。ちょっと難しい内容だけど、最後は泣けました。(20代 男性)


正直、最初は難しそうだと思って観たけど、意外と感情で観られる作品でした。記憶やアイデンティティをめぐるストーリーって、自分探しとも通じるところがあって、共感できる部分も多かった。切ないラブストーリーとしても成立しているのがポイント高いです。(30代 女性)


西島秀俊の落ち着いた演技が、この混沌とした世界観の中で浮いて見えるどころか、逆にリアルさを引き立てていた。彼が追い詰められていく姿が切実で、観ているこちらも息が詰まりそうだった。ラストの決着は静かだけど、心に深く残る。完成度の高いサスペンス映画。(50代 男性)


記憶がすり替えられ、愛する人の存在すら分からなくなるという設定が怖かった。女性目線で見ると、妻の存在が単なる被害者ではなく、全体の物語に強く関わっていたことが分かって感動しました。ラストで夫婦の記憶が交差するシーン、思わず涙が出ました。(20代 女性)

映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ボーン・アイデンティティー

この映画を一言で表すと?

記憶を失った男の過去と真実を巡る、疾走感MAXのスパイアクション!

どんな話?

海で発見された男は、自分の名前も過去も覚えていない。唯一の手がかりを頼りに動き出す彼の前に、次々と襲いかかる謎と追手。自分は一体何者なのか?サスペンスとアクションが絶妙に絡み合う傑作。

ここがおすすめ!

記憶喪失の主人公が真実を求めて世界を駆け巡るスリル満点の展開は、『ゲノムハザード』のミステリアスな要素と完璧にマッチ。謎が謎を呼ぶ構成とリアルなアクションがクセになります。

ミッション:8ミニッツ

この映画を一言で表すと?

8分間の記憶ループが導く、切ないサスペンス・タイムトラベル!

どんな話?

爆破された列車事故の犯人を探るため、兵士が他人の記憶の中に入り、事故発生の8分前を何度も繰り返し体験する。やがて事件の真相とともに、ある“人間らしさ”の問いが浮かび上がる。

ここがおすすめ!

サスペンスとSFを融合させた設定が秀逸で、時間と記憶をテーマにした構成が魅力。『ゲノムハザード』のように、限られた時間と錯綜する記憶の中で真実に近づいていく展開がたまらない作品です。

ダークシティ

この映画を一言で表すと?

偽りの記憶と操作された世界に抗う、SFノワールの傑作。

どんな話?

ある日突然、記憶を失って目覚めた男が、自分が殺人犯かもしれないという状況に巻き込まれる。だがその背後には、現実そのものを操作する謎の存在が潜んでいた…!

ここがおすすめ!

視覚的にも哲学的にも深みのある世界観が特徴。『ゲノムハザード』のように、記憶・アイデンティティ・現実の境界が揺らぐ設定に興味がある方にぴったりのサスペンスSF映画です。

インセプション

この映画を一言で表すと?

夢の中の夢を潜り抜ける、知的で刺激的なスリル満載のSFサスペンス!

どんな話?

他人の夢に潜り込み、潜在意識を盗むプロフェッショナルたちが、“逆にアイデアを植え付ける”という前代未聞のミッションに挑む。現実と夢の境界が曖昧になる中、衝撃のラストが待ち受ける。

ここがおすすめ!

圧倒的映像美と緻密に構成されたストーリーが魅力。『ゲノムハザード』のように、現実がどこにあるのかを疑いながら謎を解き明かしていくスリリングな展開が好きな方におすすめです。

リミットレス

この映画を一言で表すと?

脳を100%覚醒させた男の快進撃とその代償を描く、知能系スリラー!

どんな話?

売れない作家が謎の薬を服用したことで、脳の潜在能力を100%引き出すことに成功。一躍天才としてのし上がっていくが、その先に待ち受けるのは――?刺激的で先の読めない知的サスペンス。

ここがおすすめ!

超知能を得たことで人生が変わるも、同時に深まる陰謀と危機が絶妙に描かれる。『ゲノムハザード』のように、科学的テーマとサスペンスが融合した緊張感ある作品を求める方にうってつけです。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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