映画『恋人たちの予感』あらすじネタバレ結末と感想

恋人たちの予感の概要:出会ったときの印象は最悪だった男女が10年を経てなんでも話せる親友となり、徐々に惹かれあっていく。男女のユニークな本音トークが印象的なロマンチック・コメディ。1989年公開のアメリカ映画。

恋人たちの予感 あらすじネタバレ

恋人たちの予感
映画『恋人たちの予感』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

恋人たちの予感 あらすじ【起・承】

1977年 シカゴ大学。サリー・オルブライト(メグ・ライアン)は親友の彼氏ハリー・バーンズ(ビリー・クリスタル)とニューヨークへ向かっていた。2人とも大学を卒業してニューヨークで仕事をするため、初対面だったが一緒に行くことにしたのだ。

道中で“男と女は友達になれるか”という議論をする。ハリーはセックスが邪魔をして男女は友達になれないと考え、サリーはそれに反論する。意見の合わない2人は互いに最悪の印象を持ち、そのまま別れる。

5年後、2人は再会する。サリーにはジョー、ハリーにはヘレンという恋人ができていた。近々結婚する予定のハリーは“お互いに恋人のいる今なら友達になれる”と言うが、サリーはその誘いを断る。

10年後、31歳になったサリーはつい最近ジョーと別れたばかりだった。友人のマリーと本屋にいるとき、また偶然ハリーと出会う。実はハリーも最近奥さんが家を出て、離婚することが決まっていた。傷心の2人はお互いに話を聞き、友達になる。

それからことあるごとに長電話をし、互いを支え合う。

2人はすっかり意気投合し、何でも言い合う仲になる。ハリーはセックスなしで何でも話せるサリーとの関係を気に入っていた。2人はセックスについてまで包み隠さず男女の本音を言い合う。

大晦日の夜、独り者の2人は一緒にパーティへ行く。チークダンスをするうちにおかしな雰囲気になってしまい2人は動揺するが、外で気を取り直していつもの2人に戻る。

恋人たちの予感 あらすじ【転・結】

お互いに恋人がいた方がいいと考えた2人は互いの親友を相手に紹介する。サリーの親友はマリー、ハリーの親友はジェス。ところが、マリーとジェスが恋に落ちてしまい、結局2人は取り残される。

マリーとジェスは結婚することになり、サリーとハリーは結婚祝いの品物を選びに行く。そこで偶然恋人と一緒の前妻ヘレンと再会したハリーは心を乱され、周りに八つ当たりをする。サリーとハリーは喧嘩になるが、すぐに仲直りする。

ある晩、サリーは“ジョーが結婚することになった”と、泣きながらハリーへ電話をかける。ハリーはすぐに彼女の家へかけつける。

泣きわめくサリーをハリーは優しく抱きしめ慰める。そのうち2人は本気でキスをし始め、そのままセックスをしてしまう。ついに一線を超えてしまったことに2人は内心動揺していた。そして“あれは間違いだった”と認め合い、今まで通りの友達でいようと話す。

マリーとジェスの結婚式の日。サリーとハリーは2人の立会人を務める。あのことがあってから2人の関係は微妙に変化していた。何事もなかったように振る舞うハリーにサリーは腹を立て、大げんかの末、ハリーを殴ってしまう。

ハリーは彼女を傷つけたことを謝りたくて電話するが、サリーは彼を拒絶していた。何度も電話をかけてくるハリーに根負けしてサリーはやっと話をする。しかし大晦日のパーティへ一緒に行こうというハリーの誘いを、サリーは冷たく断る。

大晦日の夜、サリーは1人でパーティへ行き、ハリーはトボトボ街を歩いていた。ハリーはやっと自分がサリーを愛していることに気づきパーティ会場へ走る。

パーティ会場に着いたハリーはサリーを見つけ、いきなり“愛してる”と言う。サリーはハリーの突然の告白に動揺するが、最後には彼を受け入れ2人は仲直りのキスをする。

3か月後、2人はめでたく結婚する。

恋人たちの予感 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:1989年
  • 上映時間:96分
  • ジャンル:ラブストーリー、コメディ
  • 監督:ロブ・ライナー
  • キャスト:ビリー・クリスタル、メグ・ライアン、キャリー・フィッシャー、ブルーノ・カービイ etc

恋人たちの予感 批評・レビュー

映画『恋人たちの予感』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

第一印象は最悪!

“あの人だけは絶対に無理”と異性の第一印象を表現することがあるが、メグ・ライアンの演じるヒロインのサリーとビリー・クリスタルの演じるハリーもそんな感じだ。

第一印象が最悪の人というのは、ある意味印象に残った人だとも言える。普通は1回会っただけで“最悪”とまでは思わない。そこまで思うのは相手に興味があるからで、本当に無理な人というのは良くも悪くも驚くほど印象に残らない。

これは恋愛ドラマでよく使われる定番のパターンだ。“第一印象は最悪“と言いながらお互いに相手の愚痴をやたらと言っている男女がいたら、その2人はいずれ結ばれると思ってほぼ間違いない。

男女の友情は成立するか

サリーとハリーが10年後に再会し一線を超えてしまうまでの2年弱の期間は確かに友達なのかもしれない。ハリーは“男友達とは違う良さがある”と言っているが、こういう異性の存在はきっとありがたい。

クリスマスなどのイベントを同性の友人と過ごすのと、友達でも異性と過ごすのでは気分が違う。夜中に男同士で同じ映画を観ながら長電話をしていたらかなり気持ち悪いが、相手が異性だと不自然さはない。

しかしそこまで同じ時間を過ごし互いを理解している男女が、その関係を永遠に維持することはほぼ不可能だ。一つはサリーとハリーのように結局異性として相手を好きになるパターンでそれが自然の流れというものだろう。

もう一つはどちらかに恋人ができるパターン。どれだけ“友達だ”と言い張っても、自分以上に自分の恋人を理解している異性がいるなんて普通の人は嫌がる。それでも異性の友達が大事だと思うならその人と付き合えばいいわけで、恋人には迷惑な話だ。

ただし、最高の親友は結婚するのにも最高の相手である可能性は高い。友達時代に包み隠さず欠点を見せ合っているので結婚しても無理をする必要がなく楽なのだ。夫婦であり親友。これなら男女の友情は成立すると言えるかもしれない。サリーとハリーのように。

恋人たちの予感 感想まとめ

男と女というものの定番パターンをうまく描いたラブストーリーだ。全体に軽いノリと会話で笑いを交えながら進むストーリーのテンポも良好。

ただ、すごく感情移入してしまい2人の恋の行方が気になってしょうがないというようなドキドキ感は薄い。一番気になったのはメグ・ライアンとビリー・クリスタルの見た目のチグハグさ。ビリー・クリスタルはいい俳優さんだと思うが、こういうラブストーリー向きではない気がする。会話のシーンはまだいいけれど、走る姿や沈黙した時の顔がコメディくさいのでどうもときめかない。ラブコメだからいいのかな。

やたらセックスという言葉は出てくるが、実際のセックスは見せないという演出はいい。ただし、メグ・ライアンが喘ぎまくるシーンはある。思わずボリュームが気になるほどの熱演で印象には残るが、個人的にはちょっと引いた。

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