映画『海月姫』あらすじネタバレ結末と感想

海月姫の概要:2014年日本映画。能年玲奈主演で話題になったコメディ作品で、原作は東村アキコの漫画である。5人のオタク女子たちが共同生活をしながら、新しい世界に関わっていくというハートフル作品である。

海月姫 あらすじネタバレ

海月姫
映画『海月姫』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

海月姫 あらすじ【起・承】

月海(能年玲奈)はクラゲオタク、鉄道オタクのバンバさんを始め4人のオタクと天水館にて共同生活をしていた。
男性には興味の無い彼女たちは、自分たちの好きなことに夢中。
そのため自分たちを尼―ズと名付け、その道で生きていくことに迷いは無い。

ある日、月海がペットショップの前を通りかかると、タコクラゲが水クラゲと一緒に飼育されているのを発見する。
これはクラゲを殺してしまう、いけない飼育法なのだ。
思わず店に入りそのことを話しまくるも、店員からは怪しい人物扱いされ店から追い出される。
そこに現れ助けてくれたのが蔵之介である。
彼は女装が趣味でおしゃれな人だった。
しかも政治家の息子であるという。
翌日天水館の月海の部屋にいる蔵之介に驚く月海。
男子禁制であるのに連れ込んでしまったのだ。
しかしその日から女装した彼は「蔵子」と名乗り、天水館のメンバーとも打ち解けるようになっていく。

そんな矢先江ノ島水族館に行こうとしている月海の格好が酷いことに気が付いた蔵之介は、自宅に連れ帰り可愛い格好に仕上げる。
そこで出くわしたのが兄の修だった。
彼は月海に一目ぼれし、水族館にまで同行した。
修は政治家を目指している誠実な人間だった。

海月姫 あらすじ【転・結】

ある時突然再開発の計画で天水館が取り壊されるという危機に直面する。
これに関わっていたのが蔵之介の父だった。
父親からこの件を任され、案件説明に来たのが修である。
しかしこの前と違いノーメイクでメガネスタイルの月海に修は気が付かず、ショックを受けた。

蔵之介はこの問題を解決しようと、天水館を買い取ると豪語する。
その金を作るにはどうするか。
フリーマーケットに出店してみるが、オタクと金持ちの売るものには誰も興味が無い。
しかし売れたものがあった。
それは月海自作のくらげの人形だった。
これを見た尼―ズは急いでその人形を増産、結果大成功に終わったのである。

ある日、修との関係がうまくいかずに落ち込んでいる月海。
そのことで慰めに来た蔵之介とも対立してしまう。
しかし外でヴェールをかぶり空を見上げる月海に気が付く。
その美しさからヒントを得て、彼はクラゲドレスを製作してファッションショーを開催することを思いついた。

再開発の資金集めパーティーの日に、ファッションショーをして資金提供者を横取りしようとする蔵之介。
しかしすでに天水館のオーナーは好きな歌手のチケットで買収されてしまっていた。
諦められない蔵之介は父親の選挙演説に乗り込みカメラに写り込む。
そして自分が次男だと名乗り、ファッションショーを開催すると告知した。

くらげドレスのファッションショーは大成功に終わり、再開発プロジェクトは住民の反対もあり、また修の力もありおさまった。
ファッションショー後、ドレスの注文がまさかの殺到。
蔵之介はインドに縫製工場まで探してきたのだった。

海月姫 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2014年
  • 上映時間:126分
  • ジャンル:コメディ、ラブストーリー、ヒューマンドラマ
  • 監督:川村泰祐
  • キャスト:能年玲奈、菅田将暉、長谷川博己、池脇千鶴 etc

海月姫 批評・レビュー

映画『海月姫』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

意外と楽しめるコメディ作品

コメディ作品が苦手だと言う人もこの映画なら見られるのでは無いだろうか?
本当に漫画そのものを実写化したような作品で、今までもそのような作品はあったが個人的に毛ぎらいしていた。
だが本作品を見てみると現実描写と、石化などオリジナルの表現を使った漫画らしい描写がうまく融合していて愉快である。

内容は登場人物が多く、頭がこんがらがりそうなほどであるが、それぞれが強烈にキャラ付けされているので頭にも入りやすいし覚えやすい。
そのためゴチャゴチャした感じがほか同じような映画よりも無く、人数の割にすっきり鑑賞できる仕上がりとなっている。

菅田将輝の魅力爆発

最初彼をほかの作品で見たときは何と中性的な人だろうと思い、中々良いと思えなかった。
本作品でも女装では無い絡みが見たかったが、原作があるのだから仕方ない。
顔が小さくスタイルが良いため、女装がとにかく似合う。
素直に美しいのだ。

彼の魅力的な演技、端正な顔立ち、優しそうな声が女性ファンを急増させていることだろう。
何せこんなに女役が似合う俳優はそういない。
これだと女性で男性っぽい役柄の人たちの活躍が断然減ってしまうことだろう。

能年玲奈の受け入れやすさ

正直彼女のことを注目したことは無い。
ドラマではやった時も大して興味も持たなかったし、今回の映画で知ったほどである。
一見大人しそうで、天然のイメージがあったためこんなに上手にコメディを演じられる人だとは思わなかった。
しかも全く違和感なく演じていて笑える。
万人に受け入れられやすい女優なのだろうと、人気の秘密が納得できる。

海月姫 感想まとめ

漫画原作映画で絶対に見たくないタイプの作品であった。
パッケージやポスターから内容に興味が持てないし、正直どっちでも良い日本映画というくくりでしか無かった。
鑑賞するのにも重い腰を上げたという感じであったが、一度見てみるとどうだろう。

絶妙な間で入ってくる台詞のやりとり、登場人物たちの個性的な存在感。
どれをとってもくだらなく思えないから不思議なのである。
笑えるし、ぐっとくるコメディ映画。
こんな作品ならまたぜひ鑑賞したい。

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