映画『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』あらすじとネタバレ感想

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語の概要:レモニー・スケット原作の童話をジム・キャリー主演で映画化。3人の子供たちがオラフ侯爵に対して知恵と勇気で立ち向かう痛快なファンタジー。「シティ・オブ・エンジェル」のブラッド・シルバーリング監督作。

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 あらすじ

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
映画『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』のあらすじを紹介します。

両親を突然、火事で亡くした3人の姉弟。長女ヴァイオレット・ボードレール(エミリー・ブラウニング)は14才で発明家。長男クラウス(リーアム・エイケン)は読書家。末っ子サニーは噛みつき家。遠縁のオラフ伯爵(ジム・キャリー)に引き取られる予定でしたが、このオラフ伯爵がクセ者で3人の兄弟の遺産を狙っています。
ボードレール家の遺産を管理する銀行家のミスター・ポー(ティモシー・スポール)が子供たちをオラフ伯爵に預けるが、オラフ伯爵のたくらみを知らない。3人はオラフ伯爵にこき使われたあげく車の中に置き去りにされ、あやうく電車に引かれかけてしまう。

2番目に3人が連れてこられたのは、モンティおじさん(ビリー・コノリー)の家。モンティおじさんは、ハ虫類の研究者。毒ヘビやカエルなどを飼育しており、家の中はまるで動物園のよう。ヘビの研究の為、3人を連れてペルーに行くという。
このまま、ハッピーエンドになるかと思われたが、助手と偽って、再びオラフ伯爵が変装して現れます。子供たちはオラフ伯爵だとすぐに見抜き、モンティおじさんに危機を知らせます。ところが、次の朝、子供たちが目覚めるとモンティおじさんはヘビの毒で殺されていました。

3番目に3人が来たのは、文法好きなジョセフィン(メリル・ストリープ)おばさんの家。海に面した家で、暮らすのが大変。アルバムを見ると、モンティおじさんやジョセフィンおばさん、そして亡くなったアイク(夫)にヴィオレット達の両親の姿が写っている写真を発見。何か共通点があるハズ。ジョセフィンおばさんにたずねますが答えてくれません。
やがて、船乗りに変装したオラフ伯爵に町で会います。オラフ伯爵と共に家に戻ったジョセフィンおばさんは遺書を残して姿を消します。文法好きなジョセフィンが、間違った文法で書いた遺書を読んだクラウスはおばさんが生きていると推理。洞窟へ向かいます。3人がそこで見たものとは?
何度も執拗に3人の子供たちを追ってくるオラフ伯爵と子供たちの知恵勝負が楽しい、ダーク・ファンタジー。

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2004年
  • 上映時間:109分
  • ジャンル:ファンタジー、ミステリー
  • 監督:ブラッド・シルバーリング
  • キャスト:ジム・キャリー、ジュード・ロウ、メリル・ストリープ、エミリー・ブラウニング etc

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 ネタバレ批評

映画『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』について、感想批評です。※ネタバレあり

知恵と3人の絆が全て!大人も楽しめるファンタジー

シュールな「こびと物語」で始まり、エンドロールもオラフ伯爵VS3人の子供の追いかけっこが続く不思議な映画です。3人の勇敢な子供たちを紹介すると、長女ヴァイオレットは発明家。生活に役立つものを身の回りにある物(廃材等)で作ってしまうしっかり者。

長男クラウスは読書家。広大な図書室で本を読みふけり、一度読んだ本は全て記憶するという。頭がよく頼りになります。そして、まだ赤ちゃんなのに存在感がスゴイ!末っ子のサリーは何でも噛む女の子。この子も頭が良くて大人の嘘をすぐ見抜いてしまう。

なんだかこの映画に出る大人たちは皆、欲深く傲慢でダメ人間ばかり。子供たちが知恵と絆で困難を1つ1つ解決していく様を観ると、胸がスカッとします。本作の見どころは、3つ。まず、1つ目は、変装自在なオラフ伯爵VS子供3人の知恵くらべ。2つ目は、火事で亡くなった両親と望遠鏡の謎。3つ目は、エンドロールで流れる切り絵風アニメです。

最後まで観客を楽しませようとする思いが徹底していて、何度も観たくなります。ただ、童話が原作ということもあり、つっこみどころ満載です。遠く離れた場所から巨大な虫眼鏡で火災を起こせるのか?とか、なぜ大人がヴァイオレットが無理やり結婚されそうなことにすぐ気が付かないのか?など変な点は多く、笑ってしまいます。

銀行家のミスター・ポーや警察官が、オラフ伯爵をあやしいと思わないのも不思議です。大人になるということは、もしかしたら、疑問を持つことや立ち止まって考えること機会を失ってしまうことなのかもしれません。

オラフ伯爵7変化!地球の果てまで追いかけます

ジム・キャリーは、「マスク」(94)や「トゥルーマン・ショー」(98)でおなじみの個性派俳優。いつも強烈な存在感と笑いで魅せてくれます。本作では、3人の子供たちを執拗に追うオラフ伯爵役を派手に演じています。服装やメイクは違えども、台詞まわしが同じ!オラフ伯爵そのものなんです。おバカなキャラクターですが、不思議と憎めないのは、”子供たちを殺せないから”かもしれません。

しかし、車に子供3人を残したまま、電車で轢き殺そうとした場面はさすがにやりすぎだと思います。子供に見せるのは遠慮したいです。とはいえ、テンポよく子供の前に現れ、すぐに正体がばれてしまう滑稽さなどユーモアたっぷりで楽しい。

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 感想まとめ

大人と子供の知恵くらべという図式は、めずらしい物語ではないけれど、子供3人の知恵と絆がどんな困難にも勝るというダーク・ファンタジーです。大人がまぬけに見えるのがいい。映画もとても楽しいが、エンドロールに描かれる切り絵風のアニメーションが面白く心に残ります。全編をアニメーションにしても良かったのではないか。

ティム・バートン監督なら人形アニメにしたのではと思う程、物語もオラフ伯爵、子供たちの全てが魅力的です。映画の冒頭から、”この映画は怖い映画です。観たくない人は映画館を出て下さい”というアナウンスするのも計算のうち。こんな事言われたら、観たくなりますよね。それから、レモニー・スケット役でジュード・ロウが出演しています。しかも声だけとか。

カメオ出演が多い俳優なので、注意してみて下さい。オラフ伯爵役のジム・キャリーばかりではない俳優にもぜひ注目して下さい。

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