映画『地下鉄(メトロ)に乗って』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「地下鉄(メトロ)に乗って」のネタバレあらすじ結末

地下鉄(メトロ)に乗っての概要:父親のことを理解出来ずにいた息子が、タイムスリップを果たし若かりし頃の父親と出会う。そして様々な不思議な出来事の中で、今まで知ることのなかった父親の本当の姿を知ることとなる。複雑な親子の関係を描いたヒューマンドラマ。

地下鉄(メトロ)に乗っての作品情報

地下鉄(メトロ)に乗って

製作年:2006年
上映時間:121分
ジャンル:ヒューマンドラマ、ファンタジー
監督:篠原哲雄
キャスト:堤真一、岡本綾、常盤貴子、大沢たかお etc

地下鉄(メトロ)に乗っての登場人物(キャスト)

長谷部真次(堤真一)
佐吉の子供。父親のことを嫌っていたが、ある日不思議な出来事に巻き込まれ、父への想いに変化が現れていく。
軽部みち子(岡本綾)
真次の愛人。実はそれ以外にも真次との繋がりがあるのだが、本人達もそのことをまだ知らない。
小沼佐吉(大沢たかお)
真次の父親。冷酷非道な人間だと思っていたが…?
お時(常盤貴子)
佐吉の愛人。肝の座った勝気な女性。
野平啓吾(田中泯)
真次の高校時代の恩師。ある日偶然真次と再会する。
小沼昭一(北条隆博)
真次の兄。既に事故死しこの世を去っている。
小沼圭三(綱島郷太郎)
真次の弟。佐吉の会社を継いでいる。
長谷部民枝(吉行和子)
佐吉の妻。現在は離婚し、真次と共に暮らしている。

地下鉄(メトロ)に乗ってのネタバレあらすじ

映画『地下鉄(メトロ)に乗って』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

地下鉄(メトロ)に乗ってのあらすじ【起】

かの有名な小沼グループ、それは小沼佐吉という人物が一代で大会社までに発展させた企業。そして長谷部真次は、その小沼佐吉の次男として生を受けた。しかし、佐吉は仕事にばかり熱中し家族のことを省みない。真次には会社を継ぐはずの兄がいたのだが、彼は昔交通事故で命を落としている。その際にも慈悲のない態度を見せていた佐吉に愛想をつかせ、真次は家を出ていったのだった。

真次の母親も佐吉と離婚し、佐吉には会社と、そして真次に代わり会社を継いだ圭三が残された。一方の真次は妻、そして可愛らしい子供2人と、母親の5人で生活を送っていた。家を出た真次は衣料品会社の営業として働いている。

しかしある日、仕事に精を出す真次の耳にある連絡が入ってくる。その連絡は圭三からのもので、高齢である父、佐吉がとうとう危篤状態になったというものだった。しかし真次はそんな状態になってもまだ、父親のことを許さず、会いに行こうとはしないのだった。

地下鉄(メトロ)に乗ってのあらすじ【承】

現在、会社は唯一佐吉のもとに残った圭三が継いでいるが、圭三は真次こそが会社を継ぐにふさわしいと考え、また、佐吉も内心はそれを願っていたというのだった。圭三にそう提案されるも、真次は今までそれを拒んできた。

しかし、真次にも誰にも話せないある秘密があった。実は真次は家族に恵まれながらも、みち子という女性と不倫関係にあったのだ。不倫をしていることに罪悪感を抱きながらも、真次はみち子との関係を終わらせられずにいた。

そんなある日、兄の命日のことだった。地下鉄のホームで電車を待っていた真次は、恩師、野平先生をたまたま見かける。懐かしい再会に喜ぶ真次であったが、それ以降、真次は世にも不思議な出来事に巻き込まれることとなる。野平先生と別れ、電車から降りた真次の目の前には、見たこともない光景が広がっていたのだった。それはなんと、昭和39年の世界だった。真次は何故か、突然タイムスリップを果たしてしまったのだ。そしてその時代は、若かりし佐吉が生きていた世界でもある。

地下鉄(メトロ)に乗ってのあらすじ【転】

そしてその世界で、真次は青年時代の佐吉と交流を深めるようになる。かつての父は地下鉄に乗って戦争へ向かい、戦地で苦しい経験をした。しかし佐吉は折れることなく、戦争が終わるとともに直ぐに小さな飲み屋を開くのだった。

佐吉は周りから「アムール」と呼ばれ、時には危険な橋も躊躇うことなく渡る無鉄砲な性格をしていた。アムールは真次のことを気に入り昭和時代をよく知らない彼のことを何かと面倒を見てくれる。真次は今まで知らなかった、知ろうともしなかった父親の姿を見て、彼は今まで自分が思っていたような人間ではなかったことに気がつくのであった。

佐吉は仲間を大事にする、非常に情に熱い人物だった。それからというものの、真次は、昭和39年代と現代とのタイムスリップを繰り返すようになっていた。そしてその当時の佐吉は、恋愛に頭を悩ませていた。妻、民枝がいながらも、お時という愛人との関係をきれずにいたのだ。そしてその状況は今の真次と全く同じものだった。

地下鉄(メトロ)に乗ってのあらすじ【結】

そして、真次は今まで知ることのなかった事実を次々と目の当たりにしていく。真次の兄は車に轢かれて亡くなったのだが、実はそれは彼自身が車道に身を投げた自殺だったのだ。そしてその自殺理由は、実は兄は佐吉の実の息子ではなかったことを兄が知り、ショックを受けてのことだった。血は繋がっていなかったにせよ、佐吉は兄のことを心の中では思っていた。そして、真次から見たら冷酷に見えた父の態度も、実は裏で佐吉は深い悲しみに沈んでいたのだった。

更に、何故か真次だけでなくみち子もタイムスリップが出来るようになっていた。そしてみち子の母親がお時であることを知るのだった。勿論、お時の相手は彼女と不倫関係にあった佐吉である。なんと、みち子と真次は異母兄弟だったのだ。そのことを知ったみち子は、心から愛する真次を自由にするため、自分を身ごもっていた頃のお時を道連れに命を絶つのだった。そして、現代に帰った真次の父親に対する考え方は変わっていた。真次は危篤にある父のもとに駆けつけ、彼の最期を見送るのだった。

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