映画『マイノリティ・リポート』あらすじネタバレ結末と感想

マイノリティ・リポートの概要:ドリームワークス配給の、スティーブン・スピルバーグ監督作品。原作は、フィリップ・K・ディックの短編小説『少数報告』である。主演はトム・クルーズが務めた。

マイノリティ・リポート あらすじネタバレ

マイノリティ・リポート
映画『マイノリティ・リポート』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

マイノリティ・リポート あらすじ【起・承】

舞台は2054年のワシントン.D.C。特殊能力を持った予言者、プリコグと呼ばれる人々のおかげで、殺人などの犯罪を犯す人物を事前に把握することで、殺人発生率ゼロとなった。犯罪予防局に勤めるジョン・アンダートン刑事は、過去息子を殺された経験を持ち、そのせいで病的なほどに犯罪予防にのめりこんでいた。

しかし、ある日プリコグ達が新たな殺人事件を予言した。リオ・クロウという人物を殺すのは、なんとジョンだというのだ。何かの罠だと感じたジョンは、ウィットワーらの追跡から逃れつつ、システムの開発者アイリス・ハイネマンを訪ねた。ハイネマンによると、予知のシステムは遺伝子研究をしていた中で偶発的に生まれたものでありまだ完全ではなく、プリコグ達の予言が食い違うことがあると話した。また、その食い違った内容はもみ消され、マイノリティ・リポート(少数意見)としてなかったことになると。

プリコグの1人、アガサがカギだと教えられたジョンは、アガサを誘拐する。しかし手がかりはやはりクロウだけだった。

マイノリティ・リポート あらすじ【転・結】

クロウのもとを訪ねたジョンは、彼の部屋で息子ショーンの写真を発見してしまう。クロウが息子を殺したと思い、彼を殺そうとするが、すんでのところで踏みとどまった。しかし、クロウは「自分が撃たれないと家族に金が入らない」と無理やり発砲させ、死亡する。そもそも仕組まれたことだったのだ。

ウィットワー刑事は、それがプリコグのエコーと呼ばれる犯罪の予知を何度も再現する特徴を利用した殺人だと気付き、上官のパージェス局長に伝える。しかし、黒幕は他でもないパージェス局長であり、ウィットワーは殺害、ジョンは投獄されてしまった。

その後、妻の機転で脱獄したジョンは、予知システムの全国展開を祝う祝賀会でパージェスの悪事を暴いた。プリコグたちが、パージェスがジョンを射殺する予知をして見せるが、もしそれをしなければ今までの自分の行いが間違っていたことを証明してしまうし、ジョンを殺しても今後自分の未来がないという状態に陥ったパージェスは自死を選んだ。

全てが終わり、解放されたプリコグ達は静かな村で暮らし始め、ジョンもまた妻と絆を取り戻し穏やかに暮らすことができた。

マイノリティ・リポート 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2002年
  • 上映時間:145分
  • ジャンル:SF、アクション
  • 監督:スティーヴン・スピルバーグ
  • キャスト:トム・クルーズ、コリン・ファレル、サマンサ・モートン、マックス・フォン・シドー etc

マイノリティ・リポート 批評・レビュー

映画『マイノリティ・リポート』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

さすがスピルバーグ

さすが、という言葉がふさわしい、近未来をしっかりと描き切った力強いストーリーだった。とにかく設定が面白い。殺人予知によってすべての殺人が予防されるというのは、なるほどと思えるようでどこか矛盾をはらんだものとなっている。それに対してのめりこんでいるジョンというキャラクターが、自分が殺人者だと予知されて驚愕するというのは、実に人間らしく、主人公に感情移入している観客たちも一体どうなるのか頭がぐるぐるしてくる。

ミッション:インポッシブルばりにトム・クルーズの独壇場なのかと思いきや、意外にいい味を出しているのがプリコグたちだ。近未来的で独特な風貌に、薄幸そうなふるまい、彼もある意味被害者であることが伝わってくる描き方はとてもよかったと思う。

近未来のかっこよさ

今でこそ、様々な映画で描かれ、現実味も増してきた技術かもしれないが、この映画が公開された2002年、空中にスクリーンを展開したり、眼球によって認証されたり、空飛ぶ球体が追跡してきたり、と最先端(と思える)技術がてんこもりで、わくわくし通しだった。そういったものに慣れた今見ると新鮮味は欠くかもしれないが、それを使いこなすトム・クルーズがとにかくかっこいいので一見の価値ありがと思う。

終わり方がインパクトに欠ける

プリコグたちの予知のシーンや、主人公が犯罪者だと言われ追われるシーン、他人の眼球を用いて逃走したり、ととにかく前半にインパクトのあるシーンが詰め込まれすぎているので、後半少しインパクトに欠ける。パージェスが悪そうなのはなんとなく察しが付くし、ウィットワーが死にキャラであることも読めてしまうからかもしれない。

個人的にはクロウを殺さず踏みとどまったあたりが山場の様に感じた。

マイノリティ・リポート 感想まとめ

殺人を予知し犯罪を防ぐシステム、というそれ自体に何か矛盾と危険が内包されているものがテーマという難しい映画だが、特にわかりにくい点などもなく、単純にドキドキハラハラ楽しめる。トム・クルーズは安定の格好良さだし、映像技術もさすがドリームワークス、卓越している。ストーリーも終わり方が弱いとは書いたが消化不良とまではいかず、きちんと終結を迎えている。
大きな感動を呼んだり心に刺さる作品ではないが、全体的にどの点から見ても高得点、例えるなら優等生のような作品である。

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