『ミセス・ダウト』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

2014年に自殺したロビン・ウィリアムズの代表作。中年男性が60歳代の中年女性になりきるというアイデアとロビン・ウィリアムズの演技が絶賛を浴びた。監督は『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』のクリス・コロンバス、脚本は『ヘアスプレー』のレスリー・ディクソン。

あらすじ

ミセス・ダウト』のあらすじを紹介します。

様々な声を使い分ける優秀な声優だったダニエル(ロビン・ウィリアムズ)は、仕事のボスとモメたことがきっかけで声優の仕事を失ってしまう。

毎日子どもと遊ぶだけで仕事をしない夫に失望した妻のミランダ(サリー・フィールド)はダニエルに離婚を宣言し、子どもを連れて出て行ってしまう。裁判の結果、子どもたちと会えるのは週に1回だけと決まり、子煩悩のダニエルは酷く落ち込む。

一方のミランダはかつてのボーイフレンドであるスチュ(ピアーズ・ブロスナン)との交際をスタートし、留守中の火事を担当する家政婦を新聞で募集した。
これを知ったダニエルは、映画業界のコネを使って特殊メイクでイギリス人の初老婦人に変身し、応募。家政婦として雇われるようになった。

こうしてダニエルは女性に変装しながら子どもたちを厳しくしつけるという奇妙な日々を送ることになる。

評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1994年4月9日
  • 上映時間:125分
  • ジャンル:コメディ
  • 監督:クリス・コロンバス
  • キャスト:ロビン・ウィリアムズ、サリー・フィールド、ピアース・ブロスナン、ハーベイ・ファイアスタイン、ポリー・ホリデイ etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『ミセス・ダウト』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

ロビン・ウィリアムズの代表作

名優ロビン・ウィリアムズが自殺してしまったことがきっかけで、彼の過去作が再注目されるようになりました。テレビはともかく、ラジオではどの番組もロビン・ウィリアムズの死を悼み、過去の傑作を紹介していましたね。

その中で『いまを生きる』と並んで賞賛されていたのが本作なんです。
本作を見て、満足しない人は少ないでしょう。脚本は練り上げられているし、演出も良い。ロビン・ウィリアムズの演技は言うまでもありません。

個人的には、5代目ボンドのピアーズ・ブロスナンがどうでもいい恋敵役として登場するのがツボでした。ピアーズボンドは嫌いなんですけど、こういう役だといい感じですね。

何が感動を生むのか

本作は馬鹿馬鹿しいコメディでありながら、主人公であるダニエルがしっかりと成長を遂げる物語です。

ダニエルは家事がド下手で、ミランダの手伝いなどせず、子どもと遊ぶことだけが楽しみといった人間でした。そんな彼が、離婚をきっかけに、子どものために家事を一から勉強し、子煩悩でありながらも子ども厳しくしつける。しかも変装した姿で。このギャップがいいんですよね。くだらなくて笑えるんだけど、感動してしまう。

脚本とキャスティングが最高だと思います。

まとめ

本作は名コメディアン ロビン・ウィリアムズの真骨頂を味わうことが出来る作品です。『いまを生きる』や『レナードの朝』が注目されがちですが、やはりロビン・ウィリアムズの最高傑作は本作だと思いますよ。コメディアンとしてイキイキとした演技を見せていますからね。

本作を見た後で、2000年代のロビン・ウィリアムズの出演作を見ると、なんとも複雑な心境になります。コメディ映画に出演することはまれになり、シリアスな演技を得意とする俳優に変貌してしまいました。

自殺の原因は鬱だったとされているので、20世紀の頃から鬱に悩まされていたんだろうということが分かります。コメディアンやギャグ漫画家は精神を病みやすいという話は有名ですが、誰よりもサービス精神が旺盛だったロビン・ウィリアムズもこれに当てはまっていたのでしょう。

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