映画『ミセス・ダウト』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「ミセス・ダウト」のネタバレあらすじ結末

ミセス・ダウトの概要:定職に就けず、家庭のことに関して無頓着な夫が、とうとう妻から愛想を尽かされ、離婚を言い渡される。どうしても子供達と離れたくない夫は、架空の家政婦に成りすまして、妻の家に入り込むのだった。ロビン・ウィリアムズの女装が話題となった作品。

ミセス・ダウトの作品概要

ミセス・ダウト

製作年:1993年
上映時間:126分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
監督:クリス・コロンバス
キャスト:ロビン・ウィリアムズ、サリー・フィールド、ピアース・ブロスナン、ハーヴェイ・ファイアス etc

ミセス・ダウトの登場人物(キャスト)

ダニエル・ヒラード / ミセス・ダウトファイアー(ロビン・ウィリアムズ)
売れない声優。定職に就けず、いつも夢見がちで子供のような性格。子供の養育には熱心だが、家庭のことに関しては無頓着だった。ミセス・ダウトファイアーとして、演じている時は物事をきっちりとし、厳しくも優しい物腰になる。
ミランダ・ヒラード(サリー・フィールド)
ダニエルの元妻。インテリアデザイナーとして働いている。14年間、子供のようなダニエルと結婚生活を送るも疲れ果て、離婚を決意。
スチュアート(ピアース・ブロスナン)
やり手のビジネスマン。大学時代ミランダの恋人だった。紳士的でスマートな男性。

ミセス・ダウトのネタバレあらすじ

映画『ミセス・ダウト』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

ミセス・ダウトのあらすじ【起】

ダニエルは売れない声優である。仕事はできるが、台本にないアドリブを入れたり、作品にケチをつけてしまうため、いつも長続きしない。
妻のミランダと3人の子供達で暮らしていたが、常識破りな夫ダニエルの尻拭いに疲れ果てたミランダは、とうとう彼に離婚を言い出すのだった。
ダニエルは子供達にとっては良き父親でも、ミランダにとっての良き夫にはなれなかったのである。

裁判により定職を持つミランダに養育権が託されることになり、ダニエルには週1回の面会が許された。意義を唱えると3カ月の猶予が与えられ、その間に定職に就き、子供達が住むことのできる家を用意すれば、共同養育について考慮してくれるとのことだった。

子供達とどうしても離れたくないダニエルは、家を出てアパートに住まいを移し、テレビ局でフィルムを発送する職に就く。
一方、ミランダの前には大学時代の恋人だったスチュアートが現れ、インテリアデザイナーである彼女に、ホテルのインテリアプロデュースを頼むのだった。

ミセス・ダウトのあらすじ【承】

1回目の面会日。ダニエルはミランダがお手伝いさんを探していることを聞く。新聞の広告に募集を出すらしく、記事の確認をしたダニエル。いいことを思いつき、原文の電話番号に細工してミランダに返した。

翌日からダニエルは声音を変えて、様々なパターンの電話をかける。1人で何役もこなすのはお手の物である。最後に品の良い風を装い、面会を取り付けることに成功。彼は口からでまかせで、ミセス・ダウトファイアーという壮年の女性を作り上げるのだった。

特殊メイクアップアーティスであるゲイの兄を頼り、ミセス・ダウトファイアーという架空の人物を作り上げることに成功したダニエル。
約束の時間に自宅を訪問し、上品でしっかりしたイメージを植え付け、ミランダに気に入られる。
帰宅すると家庭訪問員に出くわしてしまうダニエル。ミセス・ダウトファイアーとダニエルを交互に演じつつ、あたふた。どうにか難を逃れた。

翌日からミセス・ダウトファイアーの本領発揮である。子供達には笑顔で厳格に接し、だらだらと過ごさせないよう躾をする。家庭のことなど一切やったことのないダニエル。料理本とにらめっこしつつ、見よう見まねで夕食作りをするも、当然失敗する。初日はとりあえずケータリングでどうにか誤魔化した。

ダニエルはミセス・ダウトファイアーとして完璧に演じるべく、家政婦の仕事を熱心に勉強。子供達の世話と夕食作りに精を出し、家族との友好と信頼を築き始める。

家政婦の仕事が板についてきたある日、ミランダが大学時代からの友人だという、スチュアートを自宅に連れて来る。その夜、ミランダがスチュアートと出かけたため、時間を延長したダニエル。トイレで用を足している姿を次男に目撃される。警察を呼ぼうとする長女と次男に、身分を明かすことになった。これは3人だけの秘密である。

ミセス・ダウトのあらすじ【転】

後日、ミランダとゆっくり会話をする機会を得たミセス・ダウトファイアー。元夫ダニエルと離婚した本当の理由を聞いた。彼女の言う通りだった自分を振り返り、深く反省するダニエル。

ひょんなきっかけで、自分が働くテレビ局の社長と知り合ったダニエル。昔から放送されている教育番組についてアイデアを出すと、社長に気に入られ夕食に誘われる。
そして、ミセス・ダウトファイアーの方でもミランダの誕生日祝いのため、スチュアートと一緒に家族総出で、同じ日に同じレストン、同じ時間に誘われてしまう。どうにか、予定をずらそうと考えたが、どうにもならず。

仕方ないので、どちらの約束も同時進行で進ませるしかなかった。ミセス・ダウトファイアーとしてレストランに来店したダニエル。トイレでダニエルと家政婦の変装を繰り返し、一方ではスチュアートを牽制し、一方では番組について熱く語り合う。

社長と共に酒を煽り、酔っぱらってきたダニエルは、2役こなす内にどちらがどちらか、分からなくなる。スチュアートが唐辛子アレルギーだと聞いたダニエル。厨房に忍び込んで料理に唐辛子を振りかけた後、社長の席へ戻ってしまった。

驚いたのは社長である。なぜ女装などしているのかと問われ、どうにか言い訳を捻り出すダニエルだったが、その時、家族の席でスチュアートが喉に物を詰まらせてしまう。
唐辛子アレルギー発症で、あわや殺してしまうことになると危惧したダニエルは、家政婦の様相のままスチュアートの詰まりを必死に解消させた。

しかし、スチュアートは助かるが、変装が崩れミセス・ダウトファイアーがダニエルであることが露呈してしまう。これにはミランダが激怒。彼女は怒り狂い子供達を連れて、早々に帰ってしまった。

ミセス・ダウトのあらすじ【結】

3カ月後、離婚調停に出廷したダニエルは、自分から子供を取り上げないで欲しいと必死に言葉を募る。ミセス・ダウトファイアーとして家族に近づいたこともあり、判定は更に厳しいものになった。

ミランダは新たに家政婦を探し始めるも、ミセス・ダウトファイアーに勝る人物は見つからない。寂しさに肩を落とす家族。だがその時、テレビからミセス・ダウトファイアーの声が聞こえる。
慌ててテレビを観た家族は、そこに懐かしい顔を見た。ミセス・ダウトファイアーが、教育番組のホストとして出演していたのだった。

変装していたのはダニエルでも、架空に作られたミセス・ダウトファイアーという人は、確かにここで生きていた。そして、子供達とミランダ、演者であるダニエルでさえも、変えてくれたのだ。ミランダはそのことを十分に考え、テレビ局にいるダニエルへと会いに行った。
今後の相談をするためだった。

数日後、新たな家政婦の面接が訪れる。玄関前に並ばされる子供達。ドアを開けると、そこにはダニエルが立っていた。どういうことか話を聞くと、ミランダが監視員はもう必要ないと申請したと言う。
これから毎日。午後は父親のダニエルに子供達を預けることにしたミランダ。子供達は皆笑顔になり、ダニエルの元へと走り寄って行くのであった。

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    ①ロビン・ウィリアムズの代表作

    名優ロビン・ウィリアムズが自殺してしまったことがきっかけで、彼の過去作が再注目されるようになりました。テレビはともかく、ラジオではどの番組もロビン・ウィリアムズの死を悼み、過去の傑作を紹介していましたね。

    その中で『いまを生きる』と並んで賞賛されていたのが本作なんです。
    本作を見て、満足しない人は少ないでしょう。脚本は練り上げられているし、演出も良い。ロビン・ウィリアムズの演技は言うまでもありません。

    個人的には、5代目ボンドのピアーズ・ブロスナンがどうでもいい恋敵役として登場するのがツボでした。ピアーズボンドは嫌いなんですけど、こういう役だといい感じですね。

    ②何が感動を生むのか

    本作は馬鹿馬鹿しいコメディでありながら、主人公であるダニエルがしっかりと成長を遂げる物語です。

    ダニエルは家事がド下手で、ミランダの手伝いなどせず、子どもと遊ぶことだけが楽しみといった人間でした。そんな彼が、離婚をきっかけに、子どものために家事を一から勉強し、子煩悩でありながらも子ども厳しくしつける。しかも変装した姿で。このギャップがいいんですよね。くだらなくて笑えるんだけど、感動してしまう。

    脚本とキャスティングが最高だと思います。

  2. 匿名 より:

    本作は名コメディアン ロビン・ウィリアムズの真骨頂を味わうことが出来る作品です。『いまを生きる』や『レナードの朝』が注目されがちですが、やはりロビン・ウィリアムズの最高傑作は本作だと思いますよ。コメディアンとしてイキイキとした演技を見せていますからね。

    本作を見た後で、2000年代のロビン・ウィリアムズの出演作を見ると、なんとも複雑な心境になります。コメディ映画に出演することはまれになり、シリアスな演技を得意とする俳優に変貌してしまいました。

    自殺の原因は鬱だったとされているので、20世紀の頃から鬱に悩まされていたんだろうということが分かります。コメディアンやギャグ漫画家は精神を病みやすいという話は有名ですが、誰よりもサービス精神が旺盛だったロビン・ウィリアムズもこれに当てはまっていたのでしょう。