映画『夏時間の庭』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「夏時間の庭」のネタバレあらすじ結末

夏時間の庭の概要:パリ郊外の小さな町に、有名な画家が残した邸宅があった。そんな画家を叔父にもった女が一人でそこに暮らしている。残された家や美術品をどうするのか。女とその息子達はそれぞれに考えを巡らせていた。

夏時間の庭の作品概要

夏時間の庭

公開日:2008年
上映時間:102分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:オリヴィエ・アサイヤス
キャスト:ジュリエット・ビノシュ、シャルル・ベルリング、ジェレミー・レニエ、エディット・スコブ etc

夏時間の庭の登場人物(キャスト)

アドリエンヌ(ジュリエット・ビノシュ)
三兄妹の長女で、世界で活躍するデザイナー。母の誕生日を祝うために、大叔父の邸宅であり母の住むパリ郊外の町に帰ってくる。アメリカ人のボーイフレンドと結婚する予定で、アメリカへ移住することになる。個性的で、しっかりと自分を持った女性。
フレデリック(シャルル・ベルリング)
三兄妹の長男。兄妹で唯一フランスに住んでいる。名のある画家だった大叔父ポールの作品や私物を息子に引き継がせようと考えていたが、遺産相続や兄弟との話し合いの末に諦めてしまう。兄妹の中では一番の責任感を持っている。
エレーヌ(エディット・スコブ)
三兄妹の母。ポールの残した邸宅に一人で住み続けている。ポールとは恋愛関係にあったが、家族も知らない。ポールの回顧展の後に倒れて死んでしまう。生涯ポールとその作品を愛し続ける。
シルヴィー(アリス・ド・ランクザン)
フレデリックの娘。万引きやドラックをする若者。ポールの邸宅が売られる前に、友人達とそこでパーティーを催す。思い出に涙する優しい部分も持っている少女。
ジェレミー(ジェレミー・レニエ)
三兄妹の次男。中国で働いていて、将来的にも中国に住むためフランスには戻らない予定でいる。仕事が第一。
エロイーズ(イザベル・サドワイヤン)
ポールの邸宅の使用人。長年に渡ってエレーヌを支えてきた人物。家族全員が頼りにしている。

夏時間の庭のネタバレあらすじ

映画『夏時間の庭』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

夏時間の庭のあらすじ【起】

パリ郊外にあるヴァルモンドワという町にある大邸宅。そこへ、母のエレーヌを祝うために息子達が子供を連れて集まっていた。長男のフレデリックは経済学者。長女のアドリエンヌは世界で活躍するデザイナー。次男のジェレミーは中国で仕事をしている。

この大邸宅は、エレーヌの叔父で有名な画家だったポール・ベルティエのもので、エレーヌは大量の美術品と共に一人でこの場所に住んでいる。

息子達がプレゼントを渡した後、エレーヌがポールの絵を持ち出して昔話を始める。エレーヌは、ポールの回顧展を催すことになっていた。フレデリックは自分の子供達に、お前達がポールの絵を受け継ぐのだと語る。

エレーヌはフレデリックに、自分の死後について話を始める。邸宅に残された多くの美術品の行方を心配していたエレーヌは、すべての品を美術館に寄贈して欲しいとフレデリックに頼む。エレーヌはそのための準備をすでにしていたのだ。愛着があるから売ることはしたくないというフレデリックとエレーヌは言い争いを始めてしまう。

夏時間の庭のあらすじ【承】

フレデリックは妻に、エレーヌに対する不満をぶちまける。妻は、本当にエレーヌが死んでしまったら海外に住む他の兄弟達にとって邸宅は必要なのかとフレデリックに問う。愛着があるのだとフレデリックは答える。庭から邸宅の中に戻ったフレデリックは使用人のエロイーズに、もしエレーヌが亡くなっても邸宅の面倒を見てくれるかと尋ねる。家があれば、とエロイーズは答える。

賑やかなひと時は終わり、息子達はそれぞれの家へと帰って行った。使用人と共に残ったエレーヌは、一人寂しく家の中に残る。みんなこの家を離れて行ってしまうと寂しがり、それでも彼らに重荷を遺したくないと思ってこの家を売ろうと考えていたのだ。

一年後、エレーヌが亡くなってしまう。フレデリックは、エレーヌの遺産整理やお墓のことなどの世話をする。しかし、悲しみから突然涙を流してしまう。

息子達が集まり、エレーヌのことについて話をする。それぞれが悲しみの表情を浮かべている。回顧展が終わった後、抜け殻のようになってしまっていたとエレーヌの様子をそれぞれが話すのだった。

夏時間の庭のあらすじ【転】

エレーヌの残した遺産について話し合いを始める。フレデリックは、後の世代のために美術品は売らずに残したいと提案する。そんな中、ジェレミーは5年間中国に仕事で滞在することが決まったと言い、将来的にはフランスに戻るつもりもないと言い出す。

さらに、アドリエンヌはアメリカ人の恋人と結婚すると言う。そのため、ニューヨークに住居を持つことに決めたのだ。アドリエンヌもエレーヌの邸宅に戻ることはないと言うのだった。

フレデリックは弟達の意見を聞き入れ、家を売却することに決める。フレデリックは一人部屋に閉じこもり、悲しみにくれる。

フレデリックとジェレミーがカフェで話をする。エレーヌは夫よりも叔父に興味があり、夫を見下していたとジェレミーは語る。ジェレミーが中国での仕事に対する真剣な意気込みを語った後、フレデリックは納得してジェレミーを送り出す。

知人を連れて邸宅の整理をするフレデリックとアドリエンヌ。フレデリックはそこで知人から、ポールとエレーヌの秘密の関係を知らされる。

夏時間の庭のあらすじ【結】

エロイーズは花を持って邸宅を訪れる。本当は家を売りたくなかったと言うフレデリック。エロイーズは、エレーヌは前からこうなることを予想していたとフレデリックを慰める。

フレデリックの娘のシルヴィーが盗難で警察に捕まる。娘は他にもマリファナをやっていた。フレデリックが遺産相続で忙しい中、家族はバラバラになりかけていた。

美術品はオルセー美術館に寄贈された。フレデリックは展示されたそれらの美術品を見て、変な感じがすると妻に嘆く。そして未だに家を売ることを後悔しているフレデリックの様子に、妻は呆れる。

誰もいなくなった邸宅に、エロイーズがやってくる。部屋を懐かしんだ後、墓前に花を捧げる。家までフレデリックに送ってもらい、二人は最後の別れを惜しむ。

邸宅が売却される前に、シルヴィーが友人達を招待してパーティーを催す。邸宅には若者が溢れ、爆音で音楽が流される。

ボーイフレンドを連れて、エレーヌとの思い出の場所へと向かうシルヴィー。彼女は、エレーヌが死んで家も売られてしまうとボーイフレンドに言い、悲しみの表情を浮かべる。

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