『ニードフル・シングス』あらすじとネタバレ映画批評・評価

ニードフル・シングスの概要:1993年に映画化されたスティーブン・キング原作のホラー小説の映画化(原題:Needful Things)。チャールトン・ヘストンの息子フレイザー・C・ヘストンが監督した映画である。

ニードフル・シングス

ニードフル・シングス あらすじ

映画『ニードフル・シングス』のあらすじを紹介します。

キャッスル・ロックという街に骨董屋が開店した。
その店の名前は「ニードフル・シングス」と言いリーランド・ガーントという紳士的な老人がオーナーであった。
小さい街であったが誰もその老人を見たことが無かった。

しかし謎めいた老人とは裏腹に、お店には魅力的なものが並び人々は自然に魅了され店内に入ってくる。
そこには各々が必ず欲しくなるニードフル・シングス(必需品)が揃っていたのだ。
それらの商品をただも同然で譲る老人、しかし彼はそれを譲るときに条件を出した。
それは店主が言った小さな悪戯を実行することだ。

しかし、この小さな悪戯が悪戯ではなく街全体を飲み込んでしまう大きな事件に発展していってしまう。
街の至るところでお互いを傷つけ合い、しまいには暴力や殺し合いにまで。
その状態に危機を感じた保安官は店主の企みを阻止しようと奮闘するが、事態は収拾のつかないところまでいってしまっていた。

そして保安官は店主の正体が何者であるかに気が付いてしまう。
彼は時代を超えて世界を震撼させるような恐ろしい事件に関与している悪魔の男だったのだ。
そこへ店主と街とともに自爆するという約束をした男が体に爆薬を巻きつけて現れた。そして店主を巻き込み自爆する。

そして燃え盛る店の中から一人歩いてくる店主。
また帰ってくると告げて去っていった店主に、人々は恐怖を感じずにはいられなかった。

ニードフル・シングス 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

作品概要

  • 公開日:1993年
  • 上映時間:120分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:フレイザー・C・ヘストン
  • キャスト:マックス・フォン・シドー、エド・ハリス、ボニー・ベデリア、アマンダ・プラマー etc

ニードフル・シングス 批評 ※ネタバレ

映画『ニードフル・シングス』について、4つ批評します。※ネタバレあり

結局店主の正体がわからぬまま終わる映画

散々街を揉めさせたのにも関わらず、最後まで本当の姿を見せずに去っていった店主。
保安官が見つけた地下の証拠品で悪魔であることが推測されていたが、紳士的な老人の姿のままであった。
この姿を見せてしまったら全く怖くないか、ものすごく怖いかのどっちかになっていた可能性がある。
また、原作の見えない恐怖を裏切ってしまうことになるのだからこのままで良かったのかもしれない。

よくよく考えるとあり得ないスケール

世界中の恐怖を起こさせた悪魔が小さな街にやってきて人々の心の隙間に入る。そして彼らの平穏な世界を壊していくという物語。
よくよく考えるとスケールが大きいのか小さいのかよくわからない。
なぜそのような悪魔が姿を変えこの街を選び破滅に導いているのか、結局深く考えていると楽しめない映画であると言えるだろう。

キング作品らしい人間の心の奥の恐怖を描いた作品

S・キング原作の小説と言えばホラーで知られているが、ゴーストというよりも人間の深層心理をついてくるようなストーリー展開が多いのが特徴である。
このような話を書かせると群を抜いて素晴らしい作品になることで知られている。
本作でも人間は自分の欲求を満たすためには人を傷つけても気にならないという心の闇がキーワードとなり、物語が展開していく。
彼の作品を見ると、実は人間が1番怖い生きものであると痛感させられる。

俳優の演技が渋くて良い

この映画は俳優を間違えていたらもう少し質が落ちたのかもしれない。
しかしキャストの演技が渋く光るものがあったからこそ、B級の匂いが消えて面白いと思わせる映画になっている。

まとめ

S・キングの作品はなぜか見たいと思ってしまう魅力がある。
それは彼の原作であれば誰が製作者であっても間違いないとおもってしまうからである。
例え内容がそんなに優れたものになっていなかったとしても良い解釈をして納得できる、それが彼の作品の不思議なところなのかもしれない。

そのくらい「キングブランド」というのは世界中に浸透し、信用されているから本当に大したものだと思う。
ホラー映画で昔も今も、そしてこれからも世間に求められていく原作者の代表格である。
人の怖さと心霊現象を兼ね備えたギリギリのラインを攻めてくる芸術的作品を、今後も映画製作者の手によって世の中に広めていって欲しいと心から願う。

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