映画『ネバーエンディング・ストーリー』あらすじとネタバレ感想

ネバーエンディング・ストーリーの概要:ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」を映画化。虚無に襲われたファンタジーエンを救うべく、本好きの少年が冒険するファンタジー。出演はノア・ハサウェイ、バレット・オリバー。1984年西ドイツ映画。

ネバーエンディング・ストーリー あらすじ

ネバーエンディング・ストーリー
映画『ネバーエンディング・ストーリー』のあらすじを紹介します。

いじめっ子に追われていた、少年バスチアン(バレット・オリバー)は、偶然入った本屋で、「ネバーエンディング・ストーリー」に出会う。その本を読みたくなってしまったバスチアンは、店主が目を離したすきに本を盗んでしまう。そして、学校の屋根裏部屋で本を読み始めた。

「ネバーエンディング・ストーリー」は不思議な物語だった。勇者アトレイユ(ノア・ハザウェイ)は、愛馬と共に虚無の広がるファンタジーエンを旅しながら、女王・幼ごころの君を救うべく方法を探し続けていた。アウリンという、お守りが彼を導き、守っているらしい。
バスチアンは、自分を勇者アトレイユと重ね合わせながら読み進めていた。勇者アトレイユは憂いの沼で愛馬を失ったため、幸いの竜を捜していた。後にファルコンとよばれる犬の顔をした竜。ファルコンに乗り、勇者アトレイユは、果てのない空を駆け巡ります。

ファンタジーエンでは虚無が広がり、幼ごころの君もひん死の状態だった。”人の子にしか新しい名前を付けることはできない。”と訊き、勇者アトレイユは絶望を知るが、人の子を連れてくる手立てがないのだ。やがて、バスチアンは本の中の呼びかけに応じて、本の世界へ入ってゆく。

壮大なファンタジーエンを旅したバスチアン。ファルコンに乗り、いじめっ子から自分を守る術を手にして現実に戻った。

ネバーエンディング・ストーリー 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1984年
  • 上映時間:95分
  • ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー
  • 監督:ウォルフガング・ペーターゼン
  • キャスト:ノア・ハサウェイ、バレット・オリヴァー、タミー・ストロナッハ、モーゼス・ガン etc

ネバーエンディング・ストーリー ネタバレ批評

映画『ネバーエンディング・ストーリー』について、感想批評です。※ネタバレあり

誰でもない自分が、絶望に打ち勝つ物語

若い人の間で、中二病が流行っていますが、誰もが同じように悩んだ経験があるのではないでしょうか。映画は原作の前半部分の話を中心に描いているので、原作者ミヒャエル・エンデの一番言いたかった事は表現されていません。それでも、幻想的な雰囲気や音楽が好きです。
ファルコンに乗り、果てのないファンタジーエンを駆け巡るのは気持ちがいい。リマールが歌う、「ネバーエンディング・ストーリーのテーマ」は心を満たしてくれます。

試しに虚無=絶望、と置き換えてみると、ファンタジーエンは自分を取り巻く現実とよく似ています。
新しい名前が必要なのは、誰かの助けやアイデアがないと自分自身を肯定できないから。そうか!この本は自分自身の事を描いていたんだと発見しました。だけど、映画を観ている間は難しいことを考えなくていいんですよ。映画の良さは、幻想的な映像美を堪能できる点です。

ミヒャエル・エンデ作品の魅力

子供の頃に夢中になって、エンデの作品を読みました。大人にこそ読んで欲しい、エンデの代表的な3冊の本を紹介します。1冊めは、「モモ」。時間泥棒に時間を取られた人間が、時間を取り戻そうとする物語。働くとはどういうことなのか。充実した時間を得るためにはどうすればいいのか、今も考え続けています。

2冊目は、「はてしない物語」。本作の原作ですが、映画の結末と違うのぜひ1度読んでみて下さい。自分自身や家族を取り戻す物語です。

3冊目は「鏡のなかの鏡・迷宮」。30編の短編から成り、まるで鏡のように最初の話と最後の話が繋がってゆく。なんともいえない、不思議な味わいがあります。
哲学的で1度読んだくらいでは分からないところが魅力なんだと思います。

ネバーエンディング・ストーリー 感想まとめ

映画と原作は切り離して考えるべきだと思った作品です。原作ファンであった著者は、映画の幻想的な雰囲気や音楽の良さに惹かれました。もし、原作どおりに主人公を太った男の子にしたら?誰も観ようと思わないのではないでしょうか。
もし、リメイクしてもらえるのなら、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作のピーター・ジャクスン監督にお願いしたい。彼なら、幻想的な世界や怪物を上手に描いてくれるでしょう。

ミヒャエル・エンデの世界は深遠で広大です。辛い思いをしている人にこそ、効く心の薬だと思います。人との繋がりを大切にしてゆくこと、そしてあなたは決して独りではないという永遠のテーマを投げかけていると感じます。ぜひ、映画体験と共に豊かな読書体験をして下さい。

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