『おしゃれキャット』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

1970年公開のディズニーアニメ。日本では映画そのものはヒットしなかったものの、2000年代に入って猫のキャラクター・マリーが女子高生を中心に大ヒットしたことで話題になった。監督は『ロビン・フッド』のウォルフガング・ライザーマン、脚本は『ロビン・フッド』のラリー・クレモンズなど。

あらすじ

おしゃれキャット』のあらすじを紹介します。

パリで優雅な生活を送る大富豪の老婦人ボンファミーユ。彼女はメス猫のダッチェスと3匹の子猫を飼っていた。

ダッチェスたちを溺愛するあまり、膨大な遺産を猫達に残すために遺言を作成する。これを知った執事エドガーは激怒。長年仕えてきた主人に裏切られたと受け取ったのだ。自分が遺産を手に入れるために、ダッチェスたちに睡眠薬入りのミルクを飲ませ、眠っている隙にパリ郊外に捨ててしまった。

目覚めた4匹の猫が不安に打ちひしがれる中、野良猫オマリーと出会う。オマリーはダッチェスの品の良さに惹かれ、共にパリを目指すことになる。さらにジャズ猫たちを仲間に入れて、エドガーへの復讐を晴らすため、ボンファミーユに再開するためにパリを目指す。

評価

  • 点数:50点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:1972年3月11日
  • 上映時間:78分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:ウォルフガング・ライザーマン
  • キャスト:エバ・ガボール、フィル・ハリス、ゲイリー・デュビン、ディーン・クラーク、リズ・イングリッシュ etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『おしゃれキャット』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

タイトルに恥じない空っぽ映画

『おしゃれキャット』……。原題の「Aristocats」は、貴族階級という意味の「aristocrat」のもじりだそうです。

「貴族猫」は堅苦しいし、「貴族キャット」はなんかやらしい……。悪戦苦闘の結果が『おしゃれキャット』なのか?それとも、チーたらでも食いながら適当に考えたのか?
それとも、登場人物がバカばかりだから、それが伝わる気の抜けたタイトルを考えたのか?
膨大な財産を猫に残そうとするばあさんはボケ老人というよりもサイコ。遺産目当てで猫を捨てる執事エドガーはバカ。溺愛する猫がいなくなったら、ばあさんが金に物を言わせて猫を探しまわることがわからないのか?

工作もしないし、エドガーは筋金入りのバカですね。カネに目が眩んだ人間なんてこんなものだ、という皮肉か?この映画はサイコとバカと猫で構成されています。誰が得するんだ!
相変わらずキャラクターデザインは秀逸なもんで、たかが子猫に過ぎなかったマリーを後年にグッズ販売して大儲け。ディズニーだけが得をした!

とはいえ、何も起こらないという点でファミリームービー

黄金期を過ぎたディズニー映画は、だいたいこんな感じですね。
家族揃って見ていると、適当に話が頭に入ってきて、適度にメシが食いたくなって、性欲が何処かへ旅行する。だからファミリー受けが良いという……。
ダメアニメの典型みたいな映画ですが、この点においてはいい意味でも悪い意味でもディズニー。

まとめ

ファミリームービーとしては悪くないけど、話にアラがありすぎて疲れました。何のために7人も脚本家を雇っていたんだろう。当時はスプリクトはまだ存在していなかったのか?直すべき点が多すぎですよ。

これじゃあグッズも売れないね、と思っていたら、後年になってグッズを販売し日本で大ヒット。ディズニーランド内にグッズ売り場が設けられるほどの人気を博しました。
ディズニーは商魂たくましいですね。さすがです。ただの塔をキャラクター化してグッズを販売したり、軍艦を擬人化したゲームで課金させる連中よりも格上ですよ。なんたってリサイクルだから。

長年同じ仕事を続けていると、過去作からリサイクルすることができる。これは強みですね。ジブリはまだまだ歴史が浅い。

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