映画『娚の一生』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「娚の一生」のネタバレあらすじ結末

娚の一生の概要:30代半ば、独身のヒロインは仕事にも恋愛にも疲れ果て、亡き祖母の家へ引っ越して来た。その家に突如、現れた初老の男性となぜか共同生活をする事になる。不満ながらも静かな生活を共にする内、惹かれ合う2人。大人の恋愛を描いたラブストーリー。

娚の一生の作品概要

娚の一生

公開日:2014年
上映時間:119分
ジャンル:ラブストーリー
監督:廣木隆一
キャスト:榮倉奈々、豊川悦司、安藤サクラ、前野朋哉 etc

娚の一生の登場人物(キャスト)

堂園つぐみ(榮倉奈々)
30代半ば、独身の女性。恋愛の区切りと共に辞職し、亡き祖母の一軒家へ移り住む。同僚との不倫関係を数年続け、疲れ果てている。祖母の染色を生業とする。
海江田醇(豊川悦司)
大学の教授。50代の初老で未婚の独身を貫いている。つぐみの祖母に長い間、片思いしていた。複雑な家庭環境で育った経歴を持つ。つぐみと結婚しようと思っている。
秋元岬(安藤サクラ)
つぐみの元同僚で親友。寿退社する。

娚の一生のネタバレあらすじ

映画『娚の一生』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

娚の一生のあらすじ【起】

染色家の祖母が亡くなった。美しくしとやかだった祖母は、つぐみにとっても大事な存在だった。細やかな気配りが出来るつぐみも、祖母に似て美しいらしいが、本人は大してそう思ってはいない。

祖母の葬式を終えた翌日、その男はふらりと現れた。男、海江田醇は関西弁を話し知的だが、どこかふてぶてしい初老の男だった。祖母から貰ったという離れの鍵を所持しており、前日の夜からそこに寝起きしていると言う。
祖母は若い頃、大学で染色を教えており海江田は教え子だったらしいが、それ以上は語らず離れに住み着く事を宣言した。

翌朝、離れのキッチンのガスが故障していたと言う海江田と朝食を摂るつぐみ。我が物顔でどこか不遜な態度の男だ。
買い物から帰ると、近所のお婆さんと世間話をしている海江田の話を聞く。彼はつぐみと結婚するつもりらしい。異議を唱えるつぐみは、家事の分担を海江田に言い付けた。

ご飯がおいしいと、必ずおかわりをする海江田。彼はつぐみに女としての精彩を欠いていると指摘。そして、自分と試しに恋愛をしてみないかと誘うも、つぐみはその誘いに断固して乗らなかった。

娚の一生のあらすじ【承】

つぐみの同僚で親友の秋元が遊び来た。秋元に自分の幸せを考えろと言われるつぐみ。
翌朝、秋元は海江田に根掘り葉掘り身上を聞き出す。海江田は既婚歴もなく独身で、生まれは京都。今は大学の哲学教授。身元はしっかりしているが、どこか胡散臭い。
秋元は帰り際、つぐみに寿退職する事を明かして帰って行った。

その日の夜、つぐみは落ち込んで死にたいと吐露。海江田はゴミ袋を1枚渡し、飛び降りるならこれに入って飛べと、事もなげに言った。その言い様に怒りを露わにしたつぐみは、夕食の支度を始める。すると、海江田が世間話でもするかのように、つぐみが不倫の後遺症で苦しんでいるようだから相談に乗ると言う。事情は秋元が話したのだろう。

ある日の朝、海江田は大学の仕事で不在だった。掃除をしていたつぐみ。ふと、姿見に映った自分の姿に海江田の言葉が過る。彼女は少しだけ身綺麗にした。
夕方、帰って来た海江田。つぐみは昼寝していたが、胸元にネックレスが無い事に気付く。一瞬、焦るもどうせ負け犬ネックレスだと言い、探す事をすぐに諦めてしまう。すると、海江田が急に怒鳴り出し、つぐみは自分を大事にしなさすぎると言って、出て行ってしまった。

辺りが暗くなり、雨が降り出した。ずぶ濡れの海江田がようやく帰って来る。疲労のせいで靴下すら脱げないらしい。彼の要望で靴下を脱がせるつぐみを、抱き締めようとする海江田。彼を突き飛ばすと、つぐみの胸元にはネックレスが戻っていた。綺麗だと褒められるが、祖母と付き合っていたらしい彼と恋愛など出来るはずがない。

娚の一生のあらすじ【転】

町の祭りに来た海江田。浴衣を着たつぐみと、借りた自転車に乗って港へ向かった。海江田はつぐみを1人にしないと言う。過去などどうでもいい。今、目の前にいる自分を見て欲しいと告げる。

祖母の法要が行われた。素知らぬふりで姿を現した海江田は、親族の前でつぐみと結婚したいと宣言。恋をしたので、仕方ないと言う謎の男に親族は茫然とする。

そんなある日の朝、海江田に手紙が届く。送り主を見た彼の様子が一変した。つぐみは気になってこっそり離れへ向かい、手紙を盗み見ようとするが、本人に見つかってしまう。見ても良いと言う彼を足蹴にしてしまうつぐみ。悪い妄想が先走る。すると、彼は話し出した。手紙の主は戸籍上の義姉で、内容は養い親が亡くなった事を知らせるものだった。1人にして欲しいと言う彼の要望を聞いて、つぐみは離れから出た。

祖母の仕事を引き継ぎ、染色をする穏やかで静かな毎日。
そんなある日、家の中に見知らぬ少年を発見。少年の身元を調べると遠縁の子供だった。恐らく母親は、新しい男が出来て子供を置いて行ったのだ。警察に母親の捜索願を出し、子供を預かる事にする。

ご飯も食べずにテレビを観る。挨拶もせずご飯に手をつけようとする。好きな物はハンバーガー。食べ物はコンビニで買う。少年に対する母親の躾は酷いものだった。母親が帰る電車の時刻を諳んじる少年。つぐみは切なくなって少年を抱き締めた。
疑似家族のような生活が1週間。海江田は少年に母親から捨てられた事を告げる。すると、少年は姿を消してしまった。慌てて探し回る2人。夜になり、少年がようやく見つかる。怒鳴りつける海江田は少年を抱き締め、3人で帰宅した。

少年の母親が見つかった。迎えに来た母親は派手な女性で、悪気もなく帰ろうとする。3人で暮らした生活が思い出され、つぐみは泣きながら別れを惜しんだ。

娚の一生のあらすじ【結】

ある日、つぐみの母親が訪ねて来る。四の五の言うつぐみをよそに、海江田と母親の間で結婚の話が進む。母親はスキップをして帰って行った。
夕方、ひょんな事から妙な雰囲気になる海江田とつぐみ。彼はつぐみの足先に口づける。そうして、2人は体を重ねた。

海江田はつぐみを連れて、京都の実家へ向かった。義母の仏前に参り、挨拶を済ませる。海江田の義姉夫婦は、義弟とつぐみを大歓迎した。家の事情を聞いた後、クラシックカーを譲り受けた2人は、寄り添いながら京都観光をして自宅へ帰った。

穏やかな生活の中ふと、つぐみの祖母が亡くなった時の事を語る海江田だったが、そこへ訪問者が現れる。つぐみの元不倫相手だった。離婚が成立したので、彼女を迎えに来たと言う。海江田は招き入れようと声をかけ突然、男を蹴り倒した。揉み合いになる内、気絶してしまう元不倫相手。つぐみは海江田をそっちのけにして、元不倫相手を病院へ。そこで再び、プロポーズしてくる勝手な男に対し、彼女はその気が無い事を話し丁重に断った。

決意を新たに自宅へ戻ったつぐみだったが、海江田の姿がどこにも無い事に気付く。
いくら待っても、彼は戻って来なかった。
海江田が姿を消して数日後、未曽有の台風が到来。つぐみは近所のお婆さんが心配で家へ向かう。お婆さんを背負い暴風雨の中を自宅へ戻ろうとするが、力尽きて道路に蹲った。しかしそこへ、颯爽と海江田が現れ、お婆さんを背負ってくれる。
彼が戻って来てくれたのだ。つぐみはほっとすると同時に、そんな思いで一杯だった。

郵便局員が郵便を届けに来た。あの少年からの葉書には、大きな丸が書いてあった。表札は海江田。翻る染物の布の間で、つぐみは海江田にそっと抱き着いた。

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