映画『おとなの事情』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「おとなの事情」のネタバレあらすじ結末

おとなの事情の概要:月食の晩に集まった7人の男女は、それぞれのスマホに届くメッセージや電話での会話を全て公開するという危険なゲームを始める。次々と暴露される思いがけない秘密の数々に、みんなの顔色が変わり始める。本国イタリアで絶賛されたハラハラドキドキの人間ドラマ。

おとなの事情の作品概要

おとなの事情

公開日:2016年
上映時間:96分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
監督:パオロ・ジェノヴェーゼ
キャスト:ジュゼッペ・バッティストン、アンナ・フォリエッタ、マルコ・ジャリーニ、エドアルド・レオ etc

おとなの事情の登場人物(キャスト)

ペッペ(ジュゼッペ・バッティストン)
高校の臨時教員をしていたが、最近あることが原因で解雇された。妻とは離婚して現在は独身。ルッチラという新しい恋人がいる。ロッコ、コジモ、レレとは幼馴染の親友。
エヴァ(カシア・スムトゥアニク)
心理カウンセラー。ロッコの妻。一方的に叱ってばかりいるので、17歳になる娘のソフィアから嫌われている。夫以外の外科医に豊胸手術をしてもらおうと考えている。
ロッコ(マルコ・ジャリーニ)
整形外科医。エヴァの夫。温厚で思慮深いので、娘との関係は良好だが、エヴァの父親にはなぜか信頼されていない。妻に内緒でカウンセリングを受けている。料理好き。
ビアンカ(アルバ・ロルヴァケル)
獣医。コジモの妻。コジモとは新婚で、最近この仲間に入れてもらった。お人好しの優しい性格で、元彼の恋愛相談にも乗っている。コジモとの子作りを考えている。
コジモ(エドアルド・レオ)
タクシー運転手。ビアンカの夫。飽きっぽい性格で、様々な職を転々としている。かなりの女好き。
レレ(ヴァレリオ・マスタンドリア)
法律事務所に勤めている。カルロッタの夫。交通事故を起こして裁判中。毎晩10時に愛人から写メールが届く。
カルロッタ(アンナ・フォッリエッタ)
レレの妻。レレとは結婚して10年で、10歳になる息子と5歳になる娘がいる。姑との同居にストレスを感じており、アルコールの量が増えている。

おとなの事情のネタバレあらすじ

映画『おとなの事情』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

おとなの事情のあらすじ【起】

整形外科医のロッコは、キッチンで手際よく自慢の手料理を作っている。心理カウンセラーをしている妻のエヴァは、17歳になる娘のソフィアのことでイライラしていた。エヴァは、ソフィアのバッグにコンドームが入っているのを見つけ、一方的に娘を責める。どうやらソフィアは、今夜も彼氏と会うようだ。ロッコは優しい口調で、エヴァをなだめる。

夫婦の自宅は広々としたリビングを持つ高級マンションで、ベランダからは月がよく見える。今夜は月食なので、ロッコの幼な馴染みで親友の仲良し4人組とその妻が集まることになっていた。

レレと妻のカルロッタは、結婚して10年になる。夫婦には10歳の息子と5歳の娘がおり、マンションは手狭になっていた。そこへレレの母親まで同居するようになり、カルロッタのストレスは募る。夫婦は口喧嘩をすることが増え、倦怠期を迎えていた。

コジモと妻のビアンカは、結婚してまだ1年の新婚だ。コジモはかなりのプレイボーイで、真面目なビアンカは彼にメロメロだった。ビアンカは獣医をしており、子供を持つつもりはなかったが、最近は彼の子供を望み、ピルの服用をやめていた。

ロッコ宅に到着したレレ夫婦とコジモ夫婦は、ワインを飲みながらペッペの噂話を始める。前妻と離婚したペッペは、メンバーの中で唯一の独身だったが、最近恋人ができて婚約したらしい。今夜は、ペッペがその婚約者を連れてくることになっていた。ところが婚約者のルッチラが熱を出し、ペッペはひとりでやってくる。ルッチラを見るのを楽しみにしていた一同はがっかりする。

一同はテーブルを囲み、月食を楽しむ夕食会が始まる。そこで夫の浮気メールを妻が見てしまったことで離婚した夫婦の話題が出る。するとエヴァが「自分のスマホをテーブルの上に出し、届いたメールやメッセージを見せ合うゲームをしましょう」と恐ろしいことを言い出す。ペッペ以外の男性陣は反対するが、結局女性陣に押し切られ、テーブルの上には秘密の詰まった7台のスマホが並べられる。

おとなの事情のあらすじ【承】

ソフィアは出かける前にロッコだけを玄関に呼び出し、お小遣いをねだる。食卓の一同は、すっかりきれいになったソフィアを見て、人生に子供は必要かどうかを議論し始める。その時、コジモのスマホに「あなたが欲しい」という過激なメッセージが入る。しかしこれはロッコのイタズラだった。青ざめいていたビアンカは、胸をなでおろす。

すると今度はペッペのスマホに妹から電話が入る。電話の時はスピーカーホンで話すルールなので、全員が2人の会話を聞く。ペッペは臨時教員として10年も務めていた学校を解雇されていた。妹はそんな兄を心配し、遠方の私立高校への就職を勧める。しかしペッペは引越しを嫌がり、その話を断ってしまう。

話の流れで、コジモはタクシーの営業許可を売りに出したことを打ち明ける。コジモは何をやっても長続きせず、これまで何度も転職していた。仲間は飽きっぽいコジモをからかって笑っていたが、ビアンカは笑えなかった。

エヴァのスマホには、父親から手術についての電話が入る。エヴァはなぜか豊胸手術を望んでおり、それを医師である父親に相談していた。ロッコは、妻と義父に医師として信頼されていないことに内心傷ついていたが、平気なふりをしていた。

ベランダへタバコを吸いに出たペッペに、レレはスマホを交換して欲しいと申し出る。2人のスマホは同じ機種なので、うまくすり替えればどちらのものかはわからない。実はレレには若い愛人がおり、毎晩10時に彼女から写真付きのメールが届くことになっていた。愛人の存在がカルロッタに知られたら、おそらく夫婦関係は破綻するだろう。ペッペは仕方なく、レレの頼みを聞き入れる。同じ頃、エヴァはカルロッタから、ロッコが内緒でカウンセリングを受けていると聞く。

コジモのスマホにタクシー会社の無線係だというマリカから「電話して」というメッセージが入る。仕事を依頼されては困るからと、コジモはそのメッセージを無視する。ビアンカもマリカのことは知っており、コジモが相手にするような女ではないと思っていた。レレはみんなの注意が逸れている隙を狙い、ペッペと自分のスマホをすり替えておく。

おとなの事情のあらすじ【転】

午後10時。レレのスマホに愛人からいやらしい写真付きのメールが届く。しかしみんなはそれがペッペのスマホだと思い込んでいるので、ペッペも隅に置けない男だと笑って受け流す。おかげでレレは命拾いする。

今度はペッペのスマホにルチオという男性から「大丈夫?」というメッセージが届く。レレはルチオを法律事務所の同僚だと説明し、自分が起こした交通事故の裁判のことを心配しているのだと嘘をつく。

カルロッタのスマホに、老人ホームからメールが届く。カルロッタはレレに内緒で、姑を預かってくれる老人ホームを探していた。それを知ったレレは、母親をないがしろにするカルロッタを責める。みんなは「レレの気持ちもわかるが親との同居は大変だ」とカルロッタを庇い、レレをなだめる。

そろそろ月食が始まるので、みんなはベランダへ出て月を眺める。ビアンカのスマホで記念写真を撮ることになるが、そこへ彼女の元彼からメッセージが入る。人のいいビアンカは、元彼の恋愛相談に乗っていた。コジモは嫉妬で怒り狂い、ビアンカは元彼との連絡を絶つことを約束する。

再び一同が食卓へ戻った時、ロッコのスマホにソフィアから電話が入る。みんなに聞かれているとも知らず、ソフィアは彼氏の家に泊まるべきか父親に相談し始める。ロッコは冷静に娘の話を聞き、的確なアドバイスをしてやる。こうなることを予想し、ソフィアにコンドームを渡したのもロッコだった。エヴァは「立派だった」と、父親としてのロッコを賞賛する。

ペッペのスマホに再びルチオから「返事をしろ」というメッセージが届く。レレが「友人と食事中だ」と返信すると、ルチオから怒りの電話がかかってくる。ルチオは男性だったが、明らかにレレに対する恋愛感情を持っていた。思いがけない夫のホモ疑惑に、カルロッタは取り乱す。レレはペッペの事情を察し、苦しい嘘を重ねる。しかし「キスが欲しい」というメッセージが届き、2人が同性愛の関係にあることは隠しようがなくなる。思いがけない展開に、一同は言葉を失う。

おとなの事情のあらすじ【結】

コジモは「なぜ今まで隠していたんだ」と、レレを責め始める。その言葉には、同性愛者に対する嫌悪感があった。ペッペは真実を打ち明けようとするが、レレがそれを制す。レレはペッペの秘密を守ろうと必死だった。

すると今度はコジモのスマホに友人から「指輪やピアスは気に入ったか」という電話がある。その友人は、コジモに頼まれた品物を送ったらしい。しかしビアンカは、ピアスなどもらっていない。彼女はピアスの穴さえ開けていないのだ。コジモが苦しい言い訳をしていると、今度はマリカから電話が入る。ビアンカはコジモのスマホを取り上げ、電話を取る。マリカは「あなたの子供を妊娠したみたい」と泣いていた。

ビアンカはあまりのショックでトイレに駆け込み、嘔吐し始める。エヴァはコジモを洗面所に連れ込み、ピアスを返して「最低のクズね」と捨て台詞を吐く。コジモからピアスをもらったのはエヴァで、彼女もコジモと浮気中だったのだ。

収拾がつかなくなる中、今度はカルロッタのスマホに「今夜もノーパンか?」というメッセージが入る。カルロッタは、SNSで知り合った男といやらしいメッセージのやりとりを楽しんでいた。実際に浮気したわけではなかったが、レレは妻を責める。カルロッタは感情的になり、レレが裁判中の交通事故は、自分が飲酒運転をして起こしたものだと暴露する。罪を被ってもらった罪悪感で我慢してきたが、愛は冷めているのだと彼女は打ち明ける。

沈黙を守ってきたペッペは、レレとスマホを交換していたことを白状し、ルチオは自分の恋人だと説明する。自分が同性愛者であることを、ペッペ自身も最近知った。今夜みんなにルチオを紹介し、それを打ち明けるつもりでいた。しかしペッペは、自分の考えが甘かったことを思い知る。そしてルチオを守るため、仲間との決別を決意する。

トイレから出てきたビアンカは、ペッペの意見に賛同し、結婚指輪を外して去っていく。ロッコに促され、コジモは彼女の後を追うが、おそらくやり直すことは不可能だろう。そしてレレとカルロッタも別れることになるだろう。エヴァの提案した危険なゲームは、何もかも破壊してしまったのだ。

ところが、マンションの前ではコジモとビアンカが仲睦まじくキスをしており、レレとカルロッタも何事もなかったように帰っていく。ペッペもまた、笑顔でみんなに別れを告げる。

エヴァは寝室で「どうしてゲームに反対したの?」とロッコに尋ねていた。ロッコの懸命な判断により、ゲームは事前に阻止されていた。今までの話は「もしゲームが始まっていたらどうなったか」という架空の物語だったのだ。しかしロッコは気づいている。エヴァのピアスが新しくなっていることに。それでもロッコは、決して妻のスマホを覗いたりはしない。平和を守りたければ、そうすることがベストなのだ。

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