映画『パーフェクト ワールド』あらすじネタバレ結末と感想

パーフェクト ワールドの概要:1993年公開、脱獄囚ブッチと、誘拐された少年の逃走劇を描くヒューマンドラマ。監督兼、レッド・ガーネット役はクリント・イーストウッド。主演はクリント・イーストウッドと共にケヴィン・コスナー。

パーフェクト ワールド あらすじネタバレ

パーフェクト ワールド
映画『パーフェクト ワールド』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

パーフェクト ワールド あらすじ【起・承】

1966年アメリカ。ブッチ(ケヴィン・コスナー)とテリー(キース・ザラバッカ)は、服役していた刑務所から脱獄することに成功した。
看守の車を奪い、二人は走っていた、ブッチとテリーはお互い相手を疑っていた、特にブッチは早く離れて行動したかった。

そんな時、ある住宅地で車を盗もうとしていると、テリーが民家に侵入し、女をレイプしようとした。
そこをその女の息子のフィリップ(T・J・ローザー)に目撃されてしまった。
そこにブッチも現れ、フィリップを誘拐し、逃走の人質にすることにした。

その頃、警察も動いていた。対応に追われるレッド(クリント・イーストウッド)のもとに、犯罪心理学者のサリー(ローラ・ダーン)が市長からの命令で送られてきた。さらに、FBIの男が一人捜査に加わり、捜査班はブッチらのあとを追った。

ブッチは、食糧を買うため雑貨屋にいた。車にテリーとフィリップを残したまま。
車中では、なんとテリーがフィリップを犯そうとし、もめていた。フィリップがうまく逃げて、なんとか車の外へ飛び出し、畑の中に隠れた。それをテリーが追う、そこへ駆け付けたブッチがテリーを殺したのだった。

パーフェクト ワールド あらすじ【転・結】

ブッチとフィリップは、道中いろんな話や体験をして、どんどん親しくなっていく。
フィリップは父親がおらず、エホバの証人を信仰している母のもとで、戒律上ほかの子供がやっている楽しい遊びをできずに我慢させられていたのだ。
ブッチは淫売宿で育ち、父は家族や他人の見境なく暴力を振るう最低な人間だった。
やりたいことができなかったフィリップの為に、ブッチはやりたい事リストを作らせ、1つ1つ叶えていった。
ブッチは一枚の絵ハガキを取り出してフィリップに見せた、そこには大自然広がるアラスカの写真だった。ブッチは自然と共存できるパーフェクト・ワールド(アラスカ)を目指していることをフィリップに明かした。
そのハガキは、出て行った父からのものだった。

レッドもサリーに、あることを明かしていた、それは、少年時代のブッチを、レッドが更生させるために少年院に送ったという話だった。なんと、ブッチとレッドは初対面ではなかったのだ、というかレッドはブッチにとって人生を狂わされたとすら思っているかもしれない存在だ。

畑で隠れて寝ているブッチらに、気の優しい農夫が話しかけてきた。農夫は家に誘ってくれて、ベッドで寝かせてもらえた。翌日、農夫の息子と妻と会うのだが、農夫の息子へのしつけがあまりに手荒いことから、ブッチはキレて、家族を縛り、農夫を銃で殺そうとする。
だが銃を構えたフィリップが荒れるブッチを撃ってしまい、フィリップは逃げた。
息も絶え絶えフィリップに追いついたブッチ、そこへ、警察が四方を囲み、完全に包囲された。
レッドが、ブッチと話をするためにブッチのそばへいく、そのとき、ブッチが懐から一枚の紙をフィリップに渡そうとしたところ、そのしぐさが、銃を出すしぐさに見えたFBIが狙撃してブッチは死んでしまった。ブッチの手にはあの絵ハガキがあった。

パーフェクト ワールド 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★☆☆☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1993年
  • 上映時間:138分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:クリント・イーストウッド
  • キャスト:ケヴィン・コスナー、クリント・イーストウッド、T・J・ローサー、ローラ・ダーン etc

パーフェクト ワールド 批評・レビュー

映画『パーフェクト ワールド』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

リアリティの欠如

警察捜査の描写や、FBIが一人だけ捜査に加わるという非現実的感。

ほほえましいフィリップ少年

フィリップ役のT・Jローザー君、とにかくかわいい、めちゃくちゃ癒される。
セリフが少ないのはあるが、もうちょい喋ってもいいのではないか?と思ったが、欲を抑圧されて生きてきた少年という役であることを思えば、それが自然になる。
あとキャスパーの衣装を着たフィリップ君は誘拐したくなる。

ラストシーンは、号泣必至

最後、フィリップに腹を撃たれたブッチが、木の上に逃げているフィリップに、苦しみながら下から語りかけていると、フィリップが木から降りてきて、ブッチに抱きつくシーン
あれは相当泣いた。さらに、ブッチがフィリップを警察に渡すために、ハロウィンのようにお菓子をねだる行為をしてきてくれと言い、フィリップが警察の方へ歩み出すけど、途中で振り返って、ブッチのところに戻ってくる、あまり映画で泣くことができない人間なので、この映画の涙腺破壊力は相当な物だと思う。

親父のような存在のブッチ

父を知らないフィリップにとって、ブッチは父のような存在であり、宗教上、普段できなかった遊びを思いっきりさせてくれる、デカい友でもあるように見えた。
ブッチも、フィリップに対して、父のようにふるまっていたと思う、だけどブッチは、ろくでなしの父のもとで育っているから、決してまともな、幸せな家庭の父を演じることはできないのだろうなと感じた。
なので、家庭環境と人間性との影響を表した作品でもあると思う

少々明るく作った危ない映画

子供が銃をぶっ放し、万引きするという内容もふくまれているが、まったく危険な香りがなく、そのシーンは明るく過ぎていく。厳しい家庭(フィリップ少年の母のように)では観せてくれないのだろうか、それとも、クリント・イーストウッドが、そういう家庭に届けたい思いで、明るく作った作品なのか、真相は定かではない。

パーフェクト ワールド 感想まとめ

私的には、大号泣できて大満足だった、ただ、シリアスなカーチェイスや、激しい強盗シーン、銃の打ち合いなどの、ハラハラドキドキは少なく、チープな生ぬるい人間ドラマが好きではない人もいるので、そこは好き嫌いがわかれる作品だと思った。
だけど、完璧な世界を求めて、家庭に問題を抱え、抑圧されてきた二人が解放されていく姿は、うれしくもうらやましくもある。
それと、とにかく泣ける。こんないい映画知らなかったのが恥ずかしいぐらいだ。
人に、泣ける映画はどれかと聞かれたら、この映画を紹介するだろう。

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