映画『ピーター・パン(1953)』あらすじネタバレ結末と感想

ピーター・パン(1953)の概要:『ピーター・パン(1953)』は、ジェームズ・バリーの戯曲を原作とするディズニーの長編アニメーション映画。大人になりたくない3姉弟と、永遠の子供ピーター・パンの交流を描く。

ピーター・パン あらすじネタバレ

ピーター・パン
映画『ピーター・パン(1953)』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ピーター・パン あらすじ【起・承】

ロンドンに住むダーリング家の3人の子供は、大人になるのが嫌だった。長女のウェンディは、父親からもう子供ではないのだからと一人部屋で寝起きするように言われる。
両親が出かけていないある夜、ウェンディは弟のジョンとマイケルに物語を聞かせていた。
それをこっそり聞きに来ていたピーター・パンは、ウェンディの物語の読み聞かせを気に入り、弟たちも一緒に彼女をネバーランドに連れて行ってロストボーイたちのママになってもらおうとする。姉弟は喜び、ティンカーベルの妖精の粉を振りかけてもらい、空を飛んでネバーランドへ旅立った。

フック船長は、過去にピーターによって左手を切り落とされた挙句それをワニに食われたというトラウマを抱えていた。復讐に燃えるフック船長はある策略を企てる。船長はピーターと親しいインディアンの娘・タイガーリリーを人質にとり、ピーターや仲間の隠れ家を探っていた。
海賊の相手をするピーターに後を任されたティンカー・ベルは、気に入らないウェンディを 殺そうと、ロストボーイたちを騙してけしかけた。
これを知ったピーターは怒り、ティンカー・ベルを追放してしまう。

一方、ジョンとマイケルはロストボーイたちと一緒にインディアン狩りに行くが、娘を誘拐されたインディアンの酋長に捕らえられる。

ピーター・パン あらすじ【転・結】

ウェンディはピーターと人魚を見に行くが、そこでフック船長がタイガーリリーを連れて船で過ぎるのを見かける。ピーターはタイガーリリーを取り戻すと、酋長に感謝され、仲間に迎えられる。ジョンやマイケルも解放されて宴会を楽しむが、ウェンディは女だからと仲間外れにされる。
機嫌を損ねたウェンディは隠れ家に戻り、家を恋しく思って帰ろうと決意する。弟たちやロストボーイたちも、ウェンディに母親の良さを聞き、ネバーランドから出ることを決める。

ピーターに追い出されたティンカー・ベルは、ウェンディへの嫉妬心からフック船長に協力し、隠れ家の場所を教えた。そのせいでウェンディたちは海賊に捕まってしまう。

騙されて閉じ込められたティンカー・ベルは、ピーターも危険なことを知ってなんとか抜け出して彼を助け、ウェンディたちの危機を知らせる。

ピーターが駆けつけ、フック船長との戦を繰り広げる。船長を追いつめ、ワニの口の中に追い落とし、勝利をおさめる。
解放されたウェンディたちは、ロンドンに戻った。ネバーランドでの経験を経て、大人になる決意を固めるのだった。

ピーター・パン 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:1953年
  • 上映時間:77分
  • ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー、アニメ
  • 監督:ハミルトン・ラスケ、クライド・ジェロニミ、ウィルフレッド・ジャクソン
  • キャスト:ボビー・ドリスコール、キャサリン・ボーモンド、ハンス・コンリード、ポール・コリンズ etc

ピーター・パン 批評・レビュー

映画『ピーター・パン(1953)』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

子供なら一度は願う夢

永遠に子供でいられる夢のような場所がネバーランド。ずっと遊んで過ごしたいというのは、誰もが一度は考えることだと思う。「ピーター・パン症候群」という言葉があるくらいだ。大人になった今ですら「子供に戻れたらどれだけいいか」と思うことはよくある。
そんな夢の世界を描いた映画なので、何度観ても楽しい。空を飛べる妖精の粉や、海賊との戦いなど、子供ならわくわくすることばかり。

子供と大人の間で

子供のころから何度も何度も繰り返し観た『ピーター・パン』だが、年をとるにつれて注目するところや感じることも違ってくる。
小さいころは単純に世界観を楽しめたけれど、大人になるにつれて「あれ?」と思うことが増えてくる。
映画の中でも、ウェンディはネバーランドにどこか疑問を感じている存在として描かれる。ジョンやマイケルと違い、ウェンディは子供から大人になろうとする年頃。しかも女の子なので、男の子に比べても精神的に成熟するのは早い。子供でいたい気持ちもあるが、大人としての感覚も少しずつ持ち始めているのだ。だから、ネバーランドでこんなばかばかしく遊んでいていいのかと思う。はじめのうちこそネバーランドを楽しむが、だんだんこの世界のおかしさに気付くのだ。
映画を観ている人も、大きくなっていくにつれてこれに気付く。姉弟の両親の思いだったり、ウェンディの成長など。
小さいころは、ウェンディはなんで楽しい気分を邪魔する嫌な奴なんだと思っていたが、少し大きくなれば一番共感できる存在になっていた。逆にピーターの性格が嫌だと思うくらい。
子供の夢、大人の気持ちのどちらもわかる秀逸な作品である。

ピーター・パン 感想まとめ

ディズニー作品は、小さいころ繰り返し観ることが多かった。観ている最中何も考えずに楽しんでいたのがほとんどだったけど、あのころ感じた嫌な印象は何だったんだろうと少し大人になってから考えてみると、腑に落ちることがあった。大人でも子供でも楽しめる作品とは、こういうものなんだなと感じた。
ちなみに、昔も今も変わらず好きなキャラクターはティンカー・ベル。「ピーターが一番」と、行動の動機が純粋で、不変だからかもしれない。

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