映画『プリティ・プリンセス』の概要:『プリティ・プリンセス』(原題:The Princess Diaries)は、小説『プリンセス・ダイアリー』を原作とする実写映画。大人気女優アン・ハサウェイの映画デビュー作。さえない少女がプリンセスになるというシンデレラ・ストーリー。
映画『プリティ・プリンセス』 作品情報
- 製作年:2001年
- 上映時間:115分
- ジャンル:ラブストーリー、コメディ、青春
- 監督:ゲイリー・マーシャル
- キャスト:ジュリー・アンドリュース、アン・ハサウェイ、ヘクター・エリゾンド、ヘザー・マタラッツォ etc
映画『プリティ・プリンセス』 評価
- 点数:70点/100点
- オススメ度:★★★★☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★★☆
[miho21]
映画『プリティ・プリンセス』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『プリティ・プリンセス』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『プリティ・プリンセス』 あらすじ【起・承】
アーティストの母親と二人暮らしのミアは、さえない高校生。野暮ったい彼女の相手をしてくれるのは親友のリリーと彼女の兄マイケルだけだ。
ある日、ミアは父方の祖母・クラリスと初めて会うことに。なんと幼いころ両親の離婚で離れて暮らしていて、最近亡くなった父はヨーロッパの小国の王室出身だったのだ。祖母はジェノヴィア国の女王で、後継者となるのはミアだけ。祖母は王位継承者としてミアを連れていこうとする。
突然の事にミアはパニックになり、事実を知らされなかったことを起こるが、母はミアが18になるまで待とうと思ったのだという。他に後継者はおらず、ミアはとりあえずお披露目のためにプリンセスとしての教育を受けることにし、数週間レッスンをしてからどうするかを決めることにした。
プリンセスになるべくレッスンを始めたミアは、外見も見違えるほど美しくなった。マスコミにもミアの存在が知られ、学校ではミアがプリンセスになるというニュースで持ち切りになる。
映画『プリティ・プリンセス』 結末・ラスト(ネタバレ)
プリンセスであり、しかも美しくなったミアは注目の的となり、彼女がひそかに恋していたジョシュと近づくことができた。しかしジョシュはミアの地位だけを目当てに近づき、自分が目立ちたいだけだった。
ジョシュとのスキャンダルをマスコミに公にされ、利用されたことを知ったミアは傷つく。おまけにクラリスには自覚が足りないと叱られてしまった。
一度はプリンセスになることを諦めようとするが、クラリスに渡された亡き父の手紙を読んでプリンセスになる覚悟を固める。
プリンセスとしてドレスで着飾り舞踏会に向かったミアは、今まで熱心にレッスンしてきたダンスを披露する。
そして、ミアはマイケルが自分を本当に愛してくれていることに気付く。マイケルと初めてのキスをし、その後プリンセスとして国を背負う決意を固めたミアは王国へ行くことにした。
数週間のプリンセス教育の末、ミアが選んだのは普通の女の子としての幸せではなく、国の王女として未来を背負うことだった。
映画『プリティ・プリンセス』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『プリティ・プリンセス』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
王道シンデレラ・ストーリー
さえない女子高生ミアが突然一国の王女であることを知らされ、美しく変身してプリンセスとして成長するストーリーはまさに女の子が憧れるシンデレラ・ストーリー。
ミアを演じているのは、今では『プラダを着た悪魔』や『レ・ミゼラブル』などに出演して大女優になったアン・ハサウェイ。美人女優であることはもう誰もが知るところだが、この映画の序盤は本当にイモっぽいさえない女子高生。人ってメイクや髪形でこれだけ変わるのかと驚く。
映画の中でミアが冴えない女の子から誰もがうらやむ美しいプリンセスになっていくように、アン・ハサウェイにとってデビュー作となったこの映画は同時に出世作でもある。女優アン・ハサウェイのシンデレラ・ストーリーでもあるのである。
子供が楽しめる
監督のゲイリー・マーシャルは『プリティ・ウーマン』を手掛けた人物。代表的シンデレラ・ストーリーを作り出した監督ということで、『プリティ・ウーマン』に夢中になった大人も楽しめるが、実は小さい子供にこそ楽しめる映画だと思う。
制作はウォルト・ディズニー・ピクチャーズなので、やっぱり「プリンセスもの」としての位置づけ。分かりやすくヒールも登場して、善悪つけやすいのもいい。他のディズニープリンセスの物語と異なり、この映画では現代の女子高生を描いているので、子どもたちにとっても空想の世界のプリンセスの話よりも親近感が持てるし夢がある。
映画『プリティ・プリンセス』 まとめ
ファンタジーのようなあり得ない設定ではあるが、夢を与えてくれる映画だと思う。自分を愛してくれる青年との恋を描きながらも、一国の王女として責任をもって自立しようとするラストもいい。
この映画には続編『プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング』があり、今度は女王となるミアが描かれ、また別の人と恋に落ちたり女王としての困難が待ち受けていたりと面白いのだが、この一作目で終わっていたほうがきれいな終わり方だったと思う。
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