映画『PIECE 記憶の欠片』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「PIECE 記憶の欠片」のネタバレあらすじ結末

PIECE 記憶の欠片の概要:3年前、智紀の恋人である遥は、体が徐々に石化していき、智紀の腕の中で亡くなってしまう。そして遥の死後、智紀の手の中には小さな金属片だけが残された。智紀は遥の死を乗り越えることができず、自堕落な生活を送っていた。

PIECE 記憶の欠片の作品概要

PIECE 記憶の欠片

公開日:2012年
上映時間:92分
ジャンル:SF、サスペンス、ミステリー
監督:下山天
キャスト:渡部秀、三浦涼介、長谷部瞳、野崎萌香 etc

PIECE 記憶の欠片の登場人物(キャスト)

千野智紀(渡部秀)
元一流新聞記者。恋人が亡くなってから酒に溺れ、犯罪者などのゴシップ記事を扱う記者になった。3年前の恋人の死に関する記憶が断片的にしかない。恋人が亡くなる直前に話した言葉を思い出せず、苦しんでいる。
零(三浦涼介)
闇写真家。スクープ写真をネットオークションで売り捌いている。自身の体にも“PIECE”が埋め込まれているが、過去に関する記憶がなく、埋め込まれた理由も不明。5重人格の持ち主で、零以外に乱暴者のジン、科学者のケン、医者のアヤ、我儘で子供のユウの人格がある。
北村二葉(長谷部瞳)
白いコートを着て、夜な夜なホストを襲っている女性。
姫宮亜梨沙(野崎萌香)
智紀のガールフレンド。一途に智紀を慕い続けている。
五味遥(飛鳥凛)
智紀の元恋人。3年前体が石化し、智紀の腕の中で亡くなってしまう。
白川百子(小澤真貴子)
幼少期の頃、遥や二葉と共に錐島病院に入院していた。
狩屋青二(松澤一之)
ホストの変死体事件を捜査している刑事。智紀の知り合い。
塩村理香(伊藤かずえ)
本庁公安課のエリート刑事。怪事件を捜査している。

PIECE 記憶の欠片のネタバレあらすじ

映画『PIECE 記憶の欠片』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

PIECE 記憶の欠片のあらすじ【起】

千野智紀は恋人が死んだ日のことを夢に見ていた。恋人の遥は智紀の腕の中に倒れ、体が徐々に石化していき亡くなってしまった。遥の死後、智紀の手の中には小さな金属片が1つ残されていた。

智紀は元一流新聞記者だった。だが、遥の死後酒に溺れ、犯罪などのゴシップ記事を書いて食い繋いでいた。智紀には3年前の記憶が抜け落ちており、遥の死を断片的にしか覚えていなかった。そのため、遥が死ぬ間際に何を伝えようとしたのか思い出せず、苦しんでいた。

夜の裏路地で、白いコートに白い帽子を被った女性が、男性の手を握って目を見つめていた。すると、にこやかに笑っていた男性が突然苦しみだし、体が徐々に石化していった。倒れた男性は道路に倒れ、体が粉々に砕けてしまった。その男性の遺体を、1人のカメラマン(零)が写真に収めていた。

智紀は編集長から連絡をもらい、慌てて部屋を飛び出した。智紀が以前から話していた内容と酷似している事件が発生したのだ。被害者はオオサワタツヤ、22歳。ホストをしている男性だった。智紀はこっそり現場に近づくと、狩屋刑事に事件の詳細を問い掛けた。2人は旧知の中で、狩屋刑事は遥が石化して死んだことも知っていた。だが、さすがに捜査状況を話すことはできず、狩屋刑事は智紀に帰るように促した。そこに、本庁公安課の塩村刑事がやって来る。塩村刑事は怪事件が起きるたびに現場に現れる、本庁のエリート刑事だった。

智紀は塩村刑事に追い返され、イライラしながらも仕方なく引き下がった。すると、不思議な男(零)に声を掛けられ、智紀だけの力では真相を暴くのは無理だと貶される。腹を立てた智紀は無理矢理現場に侵入すると、警察の制止を振り切り遺体を確認した。オオサワの遺体は遥と同じように石化していた。

PIECE 記憶の欠片のあらすじ【承】

智紀は独自取材を行い、変死体事件が今月に入って4件起こっていたことを知る。場所に特徴はなかったが、全て深夜に犯行が行われていた。そして、現場付近ではいずれも、白いコートの女性が目撃されていた。その女性の特徴は他にもあり、肌が異常に白かったらしい。智紀はその話を聞き、遥の肌も白かったことを思い出す。

零と呼ばれる闇写真家が、オオサワの遺体の写真を雑誌に掲載していた。スクープ写真をネットオークションで売り捌いている男だった。智紀は零に会うため、サイトを通じて連絡を取り合った。智紀は零に会うが、現場で会ったときとまるで違う雰囲気に戸惑いを覚える。とりあえず零に誘われるまま席に着き、なぜ現場の場所が分かったのか問い掛けた。零は話をはぐらかし、なぜこの事件に拘るのか逆に智紀に問い掛けた。智紀は過去に同じ死に方を見たことがあり、犯人を見つけたいのだと零に迫った。この事件に対する智紀の熱意を感じた零は、智紀と手を組むことを決める。

智紀は警察関係者に取材を行った。被害者の死因は老衰に近かったが、はっきりとした原因は分からなかった。ただ、遺体が石のように見えるのは、全身の皮膚の7割が壊死した状態になったからだった。そして、現場近くには必ず白いマーガレットが落ちていた。智紀はホスト関係者にも取材を行った。白いマーガレットは、とあるプライベートデートクラブの待ち合わせの印として使われていた。

智紀はホスト関係者から顧客名簿のデータを貰った。その中で、被害者全員に共通する女性は2人だけだった。智紀はガールフレンドの亜梨沙に協力を仰ぎ、二手に分かれてホストの監視を行った。智紀が監視していると、零が現れる。零は前の犯行から必ず120時間後に犯行が行われることに気づき、密会エリアと呼ばれる場所を張り込んでいたのだ。

亜梨沙が張り込んでいる側に、白いコートを着た女性が現れる。女性が男性に触れると、突然男性が苦しみだした。亜梨沙は震える手で携帯を操作して、智紀に連絡を取った。智紀が急いで亜梨沙の元に行くと、亜梨沙が恐怖に耐えられず気絶していた。智紀が男性を助けようとしたとき、追いかけてきた零に危険だと止められる。智紀は制止を振り切り、倒れた男性を抱きかかえた。すると、男性の頭が崩れ落ちてしまう。智紀が恐怖に震えていると、女性が近づいてきて手を翳した。だが、女性は智紀を見て戸惑った顔をした。その隙に、零が女性に殴りかかると、女性は逃げて行った。零は智紀を連れてその場を離れた。智紀は零に抱えられながら、現場から車で走り去る塩村刑事を見かける。

PIECE 記憶の欠片のあらすじ【転】

零はキャンピングカーの後ろにある“自宅”に智紀を招待した。そして、自分が5人の人格の持ち主であることを智紀に打ち明けた。零以外の人格は、乱暴者のジン、科学者のケン、医者のアヤ、我儘で子供のユウの4人。零自身にもなぜ他の人格ができたのかは分からなかったが、5つの人格全てに共通する記憶があった。それは、“PIECE”と呼ばれる金属の記憶だった。

“PIECE”の詳細は不明だが、人の体内にあると力を発揮し、死ぬと体外に排出されて固形化するということは分かっていた。白いコートの女性は、“PIECE”の力を使って人の養分を抜き取っていた。遥も体内に“PIECE”を埋め込まれた関係者の可能性が高かった。智紀は予想外の情報に困惑し、車から飛び降りた。そして、戸惑う気持ちをぶつけるように、男性を見殺しにした零を非難した。だが、零は男性がすでに亡くなっていたことを理解しており、いつまでも甘い考えを持つ智紀を叱りつけた。零は誰が何の目的で“PIECE”を人に埋めているのか、智紀以上に理由を探し求めていた。それは、零自身にも“PIECE”が埋め込まれている可能性があったからだった。零は過去の記憶がなく、誰が自分に“PIECE”を埋め込んだのかも覚えていなかった。

智紀はプライベートデートクラブの名簿から、北村二葉という女性が事件に関わっていることを狩屋刑事に伝えた。だが、二葉は公安の取り調べでシロだと確定していた。狩屋刑事は逆に、智紀に現場で金属片を見なかったか問い掛けた。塩村刑事が現場に行く度にその金属片を探しているのだ。

智紀は零と共に二葉の実家のある錐島市に向かった。智紀の熱意を知り、狩屋刑事がこっそり居場所を教えてくれたのだ。道中、零(アヤ)は智紀に催眠術を行い、3年前の記憶を呼び起こした。智紀は遥との結婚を決意し、遥の両親のお墓がある錐島市に向かった。そこで、初めて2人は結ばれたのだが、智紀が目を覚ますと別の部屋へと移っていた。智紀の目の前には遥と二葉、そして知らない女性が立っていた。遥は智紀の腕の中で石化しながら、何かを伝えようと必死に話していた。石化が終わると、智紀の手には“PIECE”が残されていた。智紀はその場所から必死に外に逃げ出した。外から見上げた建物は廃墟だった。

次の日、2人はインターネットで廃墟の写真を調べ、智紀がいた場所が錐島病院だったことが判明する。零は厚生労働省をハッキングして、詳細を調べた。13年前、色素異常症の少女3人が集中治療という名目で、錐島病院に集められていた。だが、治療は行われておらず、少女達は何らかの実験台にされていた可能性があった。警察の摘発により、少女達は別の病院に移送され錐島病院は閉鎖された。調査報告書と書かれたデータには、幼い頃の遥と二葉、そして、白石百子という名前の少女の写真が載っていた。しかも、強制捜査時の写真に、塩村刑事が写っていた。

亜梨沙がGPSを辿って智紀を追いかけて来たため、3人で錐島病院へと向かった。地下にあった部屋に塩村刑事が現れる。塩村刑事は“PIECE”についての詳細を智紀達に語った。 “PIECE”は人に注入しても容易に見つけられない物質でできていた。そして、注入した人間が死ぬことで、体内の鉄分を吸収して金属片として体外に排出されるのだ。この体外に排出される際、金属片には記録が残るようになっていた。そのため、“PIECE”を再利用することで、再び同じ力の人間を作ることができるようになるのだ。

PIECE 記憶の欠片のあらすじ【結】

地下に狩屋刑事が現れる。智紀は塩村刑事が犯人だと名指しするが、逆に智紀の方が犯人だと銃を突きつけられる。全ての現場に、智紀の指紋とDNAが残っていたのだ。その時、智紀は遥の“PIECE”が地下に落ちていることを思い出し、震える手で“PIECE”を掴んだ。すると智紀の脳裏に、自分が遥に注射器を振りかぶっている映像が蘇った。智紀は大人しく逮捕されるが、違和感を拭いきれなった。遥は智紀に殺されたにも関わらず、死ぬ間際智紀の腕の中で穏やかな顔をしていた。しかも、二葉がなぜ智紀を襲わなかったのかも分からなかった。その時、智紀は狩屋刑事の首の裏側が、石化しているのを見てしまう。智紀は狩屋刑事の手を振り切って逃げ出した。狩屋刑事は追いかけるのを諦め、自身の首に注射を打った。すると、石化が治っていった。

零は狩屋刑事に誘導されて錐島市に来たことを塩村刑事に説明した。そして、友人として智紀を救うため、遥の“PIECE”を触らせて欲しいと頼んだ。零は“PIECE”に残された記憶を読み取り、犯人が狩屋刑事だったことを知る。そして、智紀の身に危険が迫っていることを感じ取った。

智紀は廃墟に逃げ込むが、狩屋刑事と二葉に挟まれてしまい逃げられずにいた。狩屋刑事は自身が黒幕だったことを認めた。そして、智紀の手錠を外すと、手に拳銃を握らせた。智紀の意思とは関係なく手が勝手に動き、自分の頭に照準を合わせた。狩屋刑事は人の意思や行動を操れる“PIECE”の持ち主だった。13年前、狩屋刑事は智紀の体を操り、注射器を握らせて遥を襲わせた。だが、遥は自ら智紀の手を掴むと、自身のお腹に注射器を突き刺した。遥が最期に口にした言葉は、“これで死ねる”だった。遥は人を殺す能力に苦しみ、死を望んでいた。二葉や百子もその場におり、百子は能力を使って狩屋刑事を殺そうとした。だが、狩屋刑事の反撃に遭い、お腹を銃で撃たれてしまう。百子は最後の力を振り絞り、智紀を外へと逃がしたのだ。その時、智紀の手の中から遥の“PIECE”が弾け飛んだ。

智紀は引き金を引きそうになるが、零に助けられる。しかし、狩屋刑事が力を使い、零が智紀を襲うように仕向けた。二葉は力を上手く制御することができず、零に襲い掛かった。しかし、零(アヤ)に説得され、狩屋刑事に襲い掛かる。二葉は狩屋刑事にお腹を撃たれても抱きつくことを止めず、“これで死ねる”という言葉を残して、自身も石化しながら死んでいった。狩屋刑事と二葉の体内から、“PIECE”が落ちていった。

零の人格の1つであるアヤとは白石百子のことだった。百子が全てを見届けると、零の体内から“PIECE”が排出された。理由は不明だが、百子の“PIECE”が零の体内に入っていたのだ。

智紀は自宅に戻り、事件を記事にまとめた。二葉は先天的かは不明だが、ある遺伝子疾患を抱えていた。そのため、体組織の老化のペースが人の10倍速く、被害者から必要な養分を吸収することで生きていた。だが、誰が何のために人に“PIECE”を埋め込んでいるのか、はっきりと分からないことも多かった。

零は“PIECE”の謎を解明するため、チームを組もうと智紀を誘った。だが、智紀はしばらく休業する気でいた。智紀は零に別れを告げると、亜梨沙の元に向かった。智紀は今回の事件を記事にしなかった。いつか謎を解明する、そのときまで。

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