映画『レッドクリフ2 未来への最終決戦』あらすじとネタバレ感想

レッドクリフ2 未来への最終決戦の概要:2009年に公開された中国映画レッドクリフの後編(原題:赤壁2)。前編から続く赤壁の戦いのクライマックスを描く作品で、前作よりもリアルな戦争描写が特徴である。

レッドクリフ2 未来への最終決戦 あらすじ

レッドクリフ2 未来への最終決戦
映画『レッドクリフ2 未来への最終決戦』のあらすじを紹介します。

孫権にはおてんばの尚香という妹がいた。
彼女は自ら鍛えた軍隊をもつほどの腕前で、曹操の陣の男装をして忍びこんでいた。
そこで曹操の軍隊に疫病が流行っていることを知った彼女は、孔明に伝書鳩でその事実を伝える。

一方で曹操は疫病で倒れた兵の死体を船に積み、敵陣である孫権と劉備の軍に送る。
残虐非道な行為に周瑜たちは憤りを覚えるが、疫病を目の当たりにした劉備は撤退することを決意する。

しかし孔明はその場に留まり機会を探す。
そんな時、曹操の陣営に乗り込んでいた尚香が帰還。
陣営の配置図を完成させてきたのだ。
それを見て勝機を言い出した周瑜。
気象学や地理学を駆使し、周瑜は連合軍が勝つために必要な「東風の風」が吹く日を割り出した。

そしてその風が吹いた日、連合軍は見事に勝利を収める。
その一方でこの戦いに自分が関係していると知った小喬は、曹操のもとへ向かっていたのだ。
小喬を助け出し全ての肩がついたが何、故か虚しさが残った周瑜だった。
そして孔明と周瑜にも別れの時が来てしまった。

レッドクリフ2 未来への最終決戦 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2009年
  • 上映時間:145分
  • ジャンル:アクション
  • 監督:ジョン・ウー
  • キャスト:トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー、チャン・チェン etc

レッドクリフ2 未来への最終決戦 ネタバレ批評

映画『レッドクリフ2 未来への最終決戦』について、感想批評です。※ネタバレあり

パート1よりもストーリー展開がこじんまりとしてガッカリ

アクションは激しくなり、戦争規模も大きくなってシーンによっては楽しめるが何よりストーリー展開が小さくなりすぎてしまった。
そもそも三国志は陣地の取り合い、または天下の取り合いといういかにもという戦国時代の男たちの戦いが魅力的なのである。
それを曹操が周瑜の妻の小喬のために戦うなどというスケールの小さな話にガッカリである。
もしかしたら確かにそのような話もあったのかもしれない。
しかしそのためだけはもちろんなく、ついでくらいの話であろう。
小喬が自分ひとりで乗り込むなどということも有り得ないし、まるで個人同士の話かというくらいのスケールの小ささに失笑である。
せっかく前半で期待できると後半を楽しみにしていたのに、思わぬところでガッカリする展開となってしまった。

中村獅童の演技が凄い

本作にはオリジナルのキャラクターを中村獅童が演じている。
歌舞伎役者ということもあり演技に定評がある彼であるが、あまりに演技がオーバーで少々恥ずかしい場面も。
肩に力が入ったのかトニー・レオンなどと比べてしまうとやはり見劣りしてしまうのは仕方のないことなのか。

まさかの大将同士の戦いという衝撃的なラスト

まず何のための軍隊なのかという話である。
ラストは大将同士が自ら剣で戦うという衝撃的なラストだった。
普通対象は陣にいるか、先陣を切るにしても軍の真ん中にいるものである。
それも車か馬にのって。
歩いたり、走ったりそんなに敵同士の陣が近いわけがないし、あまりの個人的な戦いに思わずギャグなのかと笑ってしまうシーンであった。

三国志ファンであれば誰もが謎なラストであっただろうが、誰と誰が戦っているのかを明確にするためには仕方なかったのだと予想される。
また陣形を作りその中を敵から逃げる劉備の姿もあったが、そんなに危ないところをわざわざ大将を逃がすのかとツッコミたくなる箇所であった。

尚香役のヴィッキー・チャオの魅力

最近台湾映画で人気がある若手女優ヴィッキー。
愛くるしい目と笑顔が魅力的。
この尚香役ではいまいち彼女の良さが伝わりにくいが、今後が非常に気になる女優である。

レッドクリフ2 未来への最終決戦 感想まとめ

三国志演義ファンの自分にとっては待ちにまった映画化、それも大御所のスタッフが揃う大掛かりな作品であった。
登場人物の魅力をうまくとらえていたし、世間で言われているよりも俳優陣も役柄に合っていたのではと思う。
特にトニー・レオンと金城武は攻撃性こそないものの、落ち着いた掛け合いが見ることができ楽しめた。

しかし残念だったのがラストシーン。
作り込めなくなったのか、予算が足りなくなったのか突然軍から個人の戦いになってしまいスケールの小ささが残念でならない。
あそこをうまく陣形同士の闘いを描けたら壮大なテーマが作り出せたのでは。
せっかくの中国という規模の映画、ましてや世界で有名な国の歴史を描くということであったため最後まで頑張って欲しかった。

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