映画『隣人 The Neighbors』あらすじネタバレ結末と感想

隣人 The Neighborsの概要:2012年の韓国映画。団地に暮らす変死体で発見された少女が亡霊となって義母の元へ現れるホラーテイストを盛り込みながら、犯人を含むその団地で繰り広げられる人間模様を描いたサスペンス作品。

隣人 The Neighbors あらすじネタバレ

隣人 The Neighbors
映画『隣人 The Neighbors』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

隣人 The Neighbors あらすじ【起・承】

英語塾の帰り道、ヨソンは父親の後妻である義母の車の迎えを待っていた。
しかし事故に遭い迎えに来てもらえなかった。
その後行方不明となり、変死体となって発見されてしまう。
義母であるギョンヒはヨソンと暮らしていた団地で、そんな自分を責めながら暮らす毎日を送っていた。

ギョンヒはあることに怯えている。
それは死んだままの姿で毎日家に「ただいま」とヨソンの亡霊が帰ってくるのだ。
生前、もの静かなヨソンと何とか打ち解けようと頑張っていたギョンヒだったが結局叶わぬまま殺されてしまった。
ギョンヒは自分が迎えに行かなかったことを恨んで出てきているのだと思って発狂寸前であった。

ある日ギョンヒは自分の団地にヨソンにそっくりな少女、スヨンが暮らしていることを知る。
スヨンは死んだヨソンとは違い活発で明るく、誰にでも好かれるような少女であった。
ギョンヒは娘のように思い、親しみを感じていく。

ヨソンを殺したのは団地の1階下102号室に住む、船乗りの男だった。
彼は最近引っ越してきたばかりで素性も良く知られていない。
スヨンを孫のように可愛がる管理人の1人の老年の男は、彼のことをおかしいと思いながらも、
気のせいかと何気なく見過ごしていた。

隣人 The Neighbors あらすじ【転・結】

ヨソンの殺人事件の犯人が捕まらないまま、不安に怯えている団地の住人。
ある日、昼間の団地で管理人をしている男が、あまりに水道代が高いことから102号室の男を疑い部屋を訪ねる。
そこで風呂場を確認したとき、血痕を見つけてしまう。
102号室の男はこの男をすぐに殺害した。

その次は近所の鞄屋の店主だった。
彼もまたヨソン殺害事件の時に使用された赤い大きなトランクが、自分のところで売った商品では無いかと思い始める。
それを売った時の記憶を辿る店主。
確か無愛想な男、小切手で支払いをした気前の良い男だったことを思い出す。
しかし知らない振りをしようと思う。

102号室の船乗りの殺人犯は、管理人を部屋で殺害したとき死体を詰めたトランクにうっかり携帯を入れてしまったまま鍵をかけてしまう。
そのことで鞄屋を拉致し鍵を開けさせようと試みる。
拉致された店主だったが中々あかず、暴力を受けながら殺されそうになってしまう。

男は殺人を犯した日は必ずピザの出前をとっていた。
ピザの配達員もまた、自分が配達をする日に必ず殺人事件があることに気がついた。
その日もピザの出前の注文が。
彼は出前に行きながら、男の行動を怪しいと思う。

ある日のこと。
102号室の男は、殺したはずのヨソンにそっくりな少女スヨンを見つけびっくりする。
近隣住人の疑いの目にも気づき始めた男は、ヨソンを殺して船旅に戻ろうと決心。
しかしここでヨソンを孫のように可愛がる管理人の男が全てに気がついてしまう。
管理人の男には目立つことが出来ない理由があった。
彼もまた昔同僚を殺し、隠れながら暮らしていたからだ。
だが彼女のために男を捕まえることを決意する。

これらの近隣住人により、犯人逮捕になる1つの殺人事件が終わった。
スソンは無事に被害を免れ元気に暮らす。
そしてギョンヒは死んだスヨンが自分のことを恨んで戻ってきたわけではなく、親しみを感じていたのに甘えられなかったことを謝りたかったことを知った。

そして殺人犯の男もまた、毎日現れるヨソンの亡霊に怯えていたことを知ったのだった。

隣人 The Neighbors 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2012年
  • 上映時間:115分
  • ジャンル:サスペンス、ホラー
  • 監督:キム・フィ
  • キャスト:キム・ユンジン、キム・セロン、キム・ソンギュン、マ・ドンソク etc

隣人 The Neighbors 批評・レビュー

映画『隣人 The Neighbors』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

ホラーとサスペンスの融合

本作品はホラー映画のくくりには入らないだろう。
きちんとしたサスペンス映画であり、そこにホラー感が盛り込まれているといってよい。
劇中のほとんどを、殺人事件で展開するため、どちらかというとホラーファンには向いていない。

しかし面白いのがオチである。
最後はしっかりホラーオチで、死んだヨソンに苦しめられていた殺人犯がそのためにそっくりなスヨンを狙っていたというラスト。
何のために殺人を犯していたかというキーを、幽霊のせいにするというところで恐怖感を倍増させる中々面白い作品である。

登場人物が多すぎる

この映画の短所は登場人物の多さ。
それが面白くもあるのだが必要性を感じない人もいる。

鞄やピザ屋までは面白いと思うが、ヤクザや過去のある管理人は必要だろうか?
その管理人の男の、パーソナル情報の不必要さも突っ込みたかった。
あまり、ごちゃごちゃするのが苦手なためそう思うのかもしれないが全体をもう少しスッキリさせることも出来た筈である。

ヒロインの少女の演技力の凄さ

この映画のヒロインであるスヨンとヨソンは二人一役。
しかも物静かで内気な子と明るく活発な子を使い分けなければいけない。
まだ幼い少女であるが、彼女の演技がかなり良い。

使い分けが上手かったことで二人一役を観客として楽しむというよりは、本当に似ている俳優が演技をしているかのような感覚で楽しむ事ができ、そこが見所である。
このヒロインでなかったら味わえない感想かもしれない。

隣人 The Neighbors 感想まとめ

韓国映画の魅力はおどろおどろしい描写と人間心理の追求にある。
またそれに伴う俳優の演技力が半端ない。

日本映画も心理描写に長けているが、どちらかというと情けの方が上手い。
しかし韓国映画は鳥肌が立つほどのスピーディーな展開で、構成に無駄が無い。
やはり韓国は復讐系や猟奇的なものを撮らせたら天下一品である。

韓国産サスペンス作品は近年増えていている。
ぜひ日本でも浸透させたいジャンルの1つである。

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