映画『戦火の馬』あらすじネタバレ結末と感想

戦火の馬の概要:『戦火の馬』(原題:War Horse)は、第一次世界大戦を舞台にした少年と馬の絆を描いた感動ストーリー。主人公を演じたジェレミー・アーヴァインは、監督のスティーヴン・スピルバーグが見出した新人。

戦火の馬 あらすじネタバレ

戦火の馬
映画『戦火の馬』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

戦火の馬 あらすじ【起・承】

イギリスのある村に住む貧しい農家の少年アルバートは、ある一頭の馬と出会う。近所で生まれた、額に白いダイヤの模様がある茶色のサラブレッドだ。アルバートはその馬に夢中になる。

ある日、アルバートの父は農耕馬を買い付けに行くが、そこにあの馬がいるのに気づく。友人が止めるのも聞かず、農耕には適さないこの馬を大地主と競って大金で落札してしまう。
ジョーイと名付けられたサラブレッド。
妻のローズは激怒するが、アルバートは大喜び。案の定農耕の役には全く立たないが、アルバートが必死に調教してジョーイは畑を耕す。
アルバートとジョーイは幸せな日々を過ごすが、ある日天気が大荒れとなり、一瞬で作物はダメになってしまった。
父はジョーイを大金で売ってしまう。

第一次世界大戦。
ジョーイとの別れをアルバートは悲しむが、ジョーイを買い受けた大尉はジョーイを大切にして、戦争が終わればアルバートに返すことを約束する。アルバートは最後に、父の連隊徽章入り三角旗をジョーイに付ける。
だが、大尉はドイツとの戦いで命を落としてしまう。主人を失ったジョーイと、同じく黒く艶のある名馬トップソーンの二頭はドイツ軍に連れていかれた。
大尉の死の知らせを聞いたアルバートは、ジョーイを思うと居てもたってもいられず、軍に志願する。

戦火の馬 あらすじ【転・結】

二頭は、ドイツ軍の兄弟、村はずれに住む少女、といろんな人の手に渡り、またドイツ軍へ。
馬係のフリードリヒが世話をする。上司の命令で二頭は重い榴弾砲を引かされるが、トップソーンは痛めた膝と疲労によって死んでしまう。フリードリヒとジョーイは悲しむが、イギリスの攻撃でフリードリヒはジョーイを連れて逃げる間もなく、「遠くへ逃げろ」と叫ぶことしかできなかった。

一人ぼっちになったジョーイは、戦場を逃げ続け、最後は有刺鉄線に絡まり身動きが取れなくなった。イギリス兵のコリンは白旗を上げながらジョーイを救出しに行く。そこに、ドイツ軍からもペーターという兵士が救出に来た。二人は協力して有刺鉄線を解き、コイントスでどちらがジョーイを連れていくかを決め、結果コリンがその権利を得た。二人は敵同士ではあるが、お互いの無事を祈った。

コリンは軍医にジョーイの怪我を治療してもらおうとするが、人間の手当てで手一杯。破傷風で助からないから処分するように命令される。
その頃、「戦場の奇跡の馬」の噂を聞きつけたアルバートがそこに来ていた。ジョーイは視力を悪くして包帯を巻いていたが、昔しつけのためにアルバートがしていた梟の呼び声を聞かせると、ジョーイはアルバートの元に駆けていった。
軍医に自分の馬である証拠「額の白いダイヤ型模様」「白い靴下を履いたような足」を話す。
軍医はできる治療はすると約束し、その後イギリスは勝利。やっとジョーイを連れて帰れるとアルバートは喜ぶが、なんとジョーイが競売にかけられることになった。
軍曹は怒り上司に掛け合うが、聞き入れられない。アルバートは、兵士や将校たちに29ポンドカンパしてもらい競売に臨むが、1000ポンドでも落札するという老人が現れる。それはあの少女の祖父だった。少女は戦争に巻き込まれ他界し、可愛がっていた馬の噂を聞いてせめて自分が育てようとしたのだった。
アルバートはジョーイを諦めるが、ジョーイはアルバートから離れようとしない。老人は、ジョーイが付けていた三角旗が元々アルバートが付けたものだと知り、ジョーイを返すことを決めるのだった。

戦火の馬 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2011年
  • 上映時間:146分
  • ジャンル:戦争
  • 監督:スティーヴン・スピルバーグ
  • キャスト:ジェレミー・アーヴァイン、エミリー・ワトソン、デヴィッド・シューリス、ピーター・ミュラン etc

戦火の馬 批評・レビュー

映画『戦火の馬』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

リアリティはない

主人公アルバートとジョーイの絆を描いた映画だが、ほとんどがジョーイとジョーイを引き取る人々とのストーリーである。
イギリスの大尉、ドイツ軍の兄弟、村の少女と祖父、ドイツ軍の兵士、イギリス軍の兵士。
そのどれもが感動的で、時にはジョーイのおかげでドイツ軍とイギリス軍の兵士にも絆が生まれたりと、ものすごい展開である。
これだけてんこ盛りでやられると感動するし、動物好きの人ならなおさらだと思うのだが、「まあ映画だからなあ」とどこかで冷めてしまう。
馬だからというか、これだけ危険な戦地で何度も命の危険にさらされて、最後は導く人もなく有刺鉄線に絡まったりして、普通助かるはずがない。
でもまあ主人公がアルバートというよりもジョーイで、しかもほとんどがジョーイ目線で描かれて、馬の演技(?)はすごいなあと感心した。

戦争を馬の視点から描く

思えば、戦争で馬は人間の乗り物として登場するけれど、それは乗り物でしかない。同じ命を持った生き物としては描かれず、物と同じ。
映画やドラマで、時代劇・戦争映画の激しい戦闘シーンで人が死ぬと悲しいけど、その下にいる馬のことまで誰が考えるか?
大抵はそのまま馬も死ぬか逃げるかするのだろうが、そこまでは描かれないし必要もない。
その点この映画は斬新だなあと思った。馬にも人間と同じように生きて来た過去の物語があるし、戦争に行けば辛いし怖い。当たり前のことだが改めて感じた。

戦火の馬 感想まとめ

ジョーイが出会う人がやたら多くて、それぞれのストーリーもじっくりゆっくり描かれるから長いし、リアリティはないんだけど、その分感動は大きい。アルバートとジョーイの友情もいいけれど、とにかく馬がすごい。馬同士の友情なんて本当にこんなことあるのかと疑わしいけど、それでも感動してしまうほど馬の演技(といっていいのか)がすごくて、馬が好き・感動ものが好きな人には是非勧めたい。

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