映画『戦争のない20日間』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

映画『戦争のない20日間』のネタバレあらすじ結末

戦争のない20日間の概要:従軍記者として、最前線を取材し続けてきたロパーチンは、与えられた二十日間の休暇を通して、前妻に会いに行くことになった。戦場で死んだ兵士の遺族に遺品を届け、兵器の増産に精を出す工場を訪れ、ロパーチンは戦場の後方でどんなことが繰り広げられているのかを目の当たりにする。

戦争のない20日間の作品概要

戦争のない20日間

公開日:1976年
上映時間:102分
ジャンル:戦争
監督:アレクセイ・ゲルマン
キャスト:ユーリー・ニクーリン、リュドミラ・グルチェンコ、アレクセイ・ペトレンコ etc

戦争のない20日間の登場人物(キャスト)

ロパーチン(ユーリー・ニクーリン)
数々の戦場を渡り歩く従軍記者。戦争が長期化したため、二十日間の特別休暇が与えられ、一時的に戦場を離れる。

戦争のない20日間のネタバレあらすじ

映画『戦争のない20日間』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

戦争のない20日間のあらすじ【起】

従軍記者のロパーチンには、ある記憶が焼き付いていた。フェオドシー上陸作戦。海岸からドイツの領内に部隊を上陸させた作戦だ。その後も彼はドンやスターリングラードも渡り歩いたというのに、思い出すのは霧が立ち込める冬の海。そして、故郷に帰る日の朝のことだった。あれから一年。どうして同じことばかりを思い出すのか。自分は生き延び「彼」が死んだからではないか。遺族に遺品を届けるために前線を離れたから。ロパーチンはそう考えていた。

海岸で上陸作戦に備えていた部隊を取材するロパーチン。彼らは待機中、ドイツ軍の空襲を受ける。銃弾の雨や爆撃の嵐を砂浜に身を埋めてやり過ごそうとする兵士たち。ほとんどの者は助かったが、たった一人、身体を撃たれ波間に漂っていた。衛生兵が駆け付けるが既に息はなく、ロパーチンは遺族のことで物思いに耽る。死んだ兵士を担ぎながら、部隊は進軍を始める。海では、水平線に浮かぶ軍艦がロパーチンたちを襲った戦闘機の攻撃を受けて、煙を上げていた。

戦争のない20日間のあらすじ【承】

雪が積もる中、黒煙を巻き上げて走る汽車。客席では若い戦闘機乗りが戦場での武勇伝を女性客に語っていた。車内には二十日間の休暇を与えられたロパーチンもいた。窓の外を眺めながら、同乗した別の部隊の兵士と雑談するロパーチン。故郷に置いてきた妻に浮気されたという話をされる。兵士はロパーチンの文才を見込んで妻宛てに彼女が感動するような手紙を書いてほしいと頼まれる。断り切れず、ロパーチンは渋々筆を執った。

駅に着いたばかりのロパーチンをワシーリという友人が迎えにきた。近況を話し合う二人。ワシーリは母を失くしたばかりだというのに、明るく振る舞った。それから、彼はロパーチンに、前妻が夫を連れて戻ってきていることを報告した。彼女は女優で、疎開先の劇場のディレクターと恋に落ちて、ロパーチンの下を去っていた。ワシーリは前妻が滞在している場所の住所が書かれた紙をロパーチンに渡した。

ロパーチンはフェオドシー上陸作戦で亡くなった兵士の荷物を遺族に届けた。死んだ兵士の妻は取り乱し、泣き崩れた。どうすることもできないロパーチンは大人しくその場を後にした。

戦争のない20日間のあらすじ【転】

ロパーチンはワシーリのメモを頼りに前妻を探した。前妻は夫や他の役者と共に、劇場で暮らしていた。二人に挨拶したロパーチンは、夕食に誘われる。役者たちから詩や戦場のことについて質問攻めに会うロパーチン。前妻の夫はロパーチンが注目を浴びる状況を快く思っていなかった。前妻はロパーチンを食卓から別室に誘い出し、夫が離婚届にロパーチンのサインを求めていると告げた。ロパーチンは快く署名したが、いざ離婚が決まると前妻は突然泣き出した。何時もテーブルに向って書き物ばかりで、わたしの友人のことも嫌う。離婚の原因は全部ロパーチンにあると責め立てる前妻。困惑したロパーチンは帰ると告げて劇場を後にした。

別の日、ロパーチンはとある劇場にいた。そこで彼は戦争がテーマの舞台のため、小道具やセットの監修を任されていた。ロパーチンが帰ろうとすると一人の女性に呼び止められた。衣装部で働くというその女性は彼に気があるようだった。彼女は戦争で夫を亡くし、子供と二人で暮らしているという。

戦争のない20日間のあらすじ【結】

ロパーチンは衣装部の女性と急速に中を深めた。そして、監督が脚本の監修をしていたときのこと。監督はそこに書かれていた数々の嘘を演出家に指摘する。物語である以上、現実通りとはいかないと反論する演出家に対し、監督も作り過ぎだと言って退かない。ロパーチンは仲裁に入り、演出家を支持した。

ロパーチンは町の人に頼まれて、家族写真を撮っていた。そこに、ドイツ軍による空襲があった。大きな爆発に呑まれ、彼がいた建物は崩壊してしまう。大怪我を負ったものの、どうにか難を逃れたロパーチンは、瓦礫の下敷きになってしまった家族の救助を手伝った。

軍の将校が町にやってきて兵器を製造する工場の激励を始めた。ロパーチンも壇上で挨拶するよう指示される。ロパーチンの演説に工場の従業員は拍手を送った。

司令部に命じられ、ロパーチンは戦場に戻ることになった。劇場で知り合った衣装部の女性にそのことを告げるロパーチン。女性は気丈に振る舞い、子供の下に戻っていった。

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