『白雪姫』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

1937年に公開された世界初の長編カラーアニメーション。ディズニーの長編映画第1作目となった記念碑的な作品。原作はグリム童話。監督は『バンビ』のデイヴィッド・ハンド、脚本は『ピノキオ』のテッド・シアース。

あらすじ

白雪姫』のあらすじを紹介します。

むかしむかし、ある城に白雪姫と呼ばれる姫が住んでいた。彼女はとても美しく、民衆からの支持も高かった。しかし、彼女の継母である王女はとても恐ろしい魔女だった。

王女は魔法の鏡に向かって話しかける。「世界で一番美しいのは誰?」。鏡は「世界で一番美しいのは白雪姫だ」と答えた。王女は嫉妬で怒り狂い、手下の狩人に白雪姫を暗殺し、心臓を持ち帰るよう命令した。心優しい狩人は白雪姫を逃し、豚の心臓を王女に持ち帰った。森を彷徨う白雪姫は7人の小人が住む家に辿り着き、家事を一任することを条件にかくまってもらうことになる。

翌朝、小人たちが留守にしている間に白雪姫のもとに怪しい老婆が訪ねてくる。小人たちは白雪姫の危険を察知し、大急ぎで家に戻って老婆を撃退するが、白雪姫は既に毒りんごを食べてしまっていた……。

評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:1950年9月26日
  • 上映時間:84分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:デイヴィッド・ハンド

ネタバレ考察・ストーリー解説

『白雪姫』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

非常に優れた脚本

本作はディズニーの高い技術力もさることながら、脚本が非常に優れていると思います。原作があまりにも有名で、素晴らしい物語ですから、脚本に起こすのは簡単だったでしょう。

しかし、映像化するにあたっての独自のアイデアが素晴らしいですね。王女が鏡に問いかけるシーンや白雪姫と小人たちが楽しそうに過ごす家での一コマなど、名シーンが山盛りです。

『アナと雪の女王』や『塔の上のラプンツェル』と比較すると、ヒロインの扱いが全く異なることに気がつくでしょう。白雪姫は完全受け身で、自分では何も出来ない女性です。
老婆に化けた王女を家に招き、毒りんごを食べてしまうほど愚か。王子様のキスで目覚め、一生養ってもらうその後の人生。

今のディズニー映画にこんな奴が出てきたら大バッシングされますよ。
古き良き時代と行っていいのかわかりませんが、当時の女性の憧れが色濃く反映されているだけに、文句は言えませんね。

アニメのクオリティで見る日米の差

本作は1937年に公開されました。日中戦争の前です。信じられないクオリティですよね。
当時の日本では、ゾーイトロープと見間違うようなレベルのアニメーションが製作されていました。太平洋戦争中は『桃太郎 海の神兵』レベルのアニメーションしか制作できなかったんです。

アニメーターが次々と招集され、プロジェクトが破綻しかけた伝説の作品。面白いですけどね。アニメのクオリティはディズニーと雲泥の差です。
国力の差がアニメのクオリティにも反映されています。

まとめ

ディズニー映画、長編アニメーション映画としての金字塔として今も賞賛を浴び続けている傑作です。死ぬまでに一度は見るべき!面白いです。鼻息荒いフェミニスト以外なら楽しめるのではないかと思います。

これだけの作品に対して何も言うことはありません。欠点がありませんから。背景にアニメーターの悪ふざけを探すのも楽しいものです。
圧倒的なクオリティのアニメーションを見ていると、現代のフルCGアニメーションに対する不満が湧いてきます。CGにお金をつぎ込むくらいなら、脚本のブラッシュアップに金を使えばいいのに。

アメリカでは日本と異なり、脚本は多人数で制作するのが当たり前です。ジョークのみを担当する脚本家までいるくらいです。金をつぎ込めばつぎ込むほど、いい脚本が出来上がる可能性が増すんですよ。
脚本は何よりも大切です。

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