映画『シチリア!シチリア!』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

映画『シチリア!シチリア!』のネタバレあらすじ結末

シチリア!シチリア!の概要:シチリアで育ったペッピーノは戦争が終わると、イタリアのために立ち上がる決意をした。打倒王制を掲げ、共産主義を主張した彼は政治活動を通して、様々な人と知り合い、多くの体験をしていく。

シチリア!シチリア!の作品概要

シチリア!シチリア!

公開日:2009年
上映時間:151分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
キャスト:フランチェスコ・シャンナ、マルガレット・マデ、リナ・サストリ、アンヘラ・モリーナ etc

シチリア!シチリア!の登場人物(キャスト)

ペッピーノ(フランチェスコ・シャンナ)
羊飼いの家族の下に生まれた。戦争や家計の都合で貧困を経験しており、戦後共産主義に傾倒していく。国を良くしたいという熱意は生涯消えず、年老いても国のために奔走する。
マンニーナ(マルガレット・マデ)
ペッピーノの妻。政治に熱中する夫を支えるが、本心では羊飼いに戻って、もっと家庭を大事にしてほしいと願っている。

シチリア!シチリア!のネタバレあらすじ

映画『シチリア!シチリア!』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

シチリア!シチリア!のあらすじ【起】

仲間たちと遊んでいたピエトロは、ポーカーをしていた大人たちに煙草を買ってくるよう使いを頼まれる。地面に吐かれた唾が乾く前に戻ってくれば、二十リラが貰える。ピエトロは店を目指して駆け出した。

合唱の練習が行われている教室。クラスメイトが起立して歌う中、ペッピーノは黙ったまま座っていた。教師は体罰を加えながら事情を問い詰める。ペッピーノは教科書を山羊に食われたと答えた。怒った教師は彼を教室の隅に立たせて授業を続けた。教師が生徒に単語の発声を教え、生徒たちが復唱していく。それを聞いている内にペッピーノは寝入ってしまった。

村の人たちが揃って無声映画を観ている。中央には朗読家がいて、上映中の作品の台詞を読み上げている。物音を立てたり、台詞を聞き取れなかった者が再度台詞を読み上げることを要求したり。騒がしい村人に朗読家は腹を立てた。村人はペッピーノの父であるチッコのせいにする。濡れ衣を着せられたチッコは怒って朗読家に噛みついた。彼は文字が読めるほど賢く、歯が強いことで知られていた。

シチリア!シチリア!のあらすじ【承】

収穫期真只中の農園で、ペッピーノと彼の兄は収穫をサボっていた。そこに見張り役がやってきて、彼らにノルマを課す。就業時間が終わると農園の門の前に従業員の行列ができた。農園主が収穫物の検品に来たのだ。そこでノルマを達成できていないことが発覚したペッピーノは罰として木に叩きつけられてしまう。

劇場で歌う歌手。ペッピーノは父親と兄と共に観客席にいた。すると、そこに軍人が現れ、歌手を逮捕した。連れ浚われる間際、歌手はチッコに自宅にある本を守って欲しいと頼む。帰り際、ペッピーノは父親に歌手はどうして捕まったのかと問う。父親はそれに答えなかった。

チーズ3つで羊飼いに貸し出されたペッピーノ。羊飼いの家で、彼は家の傍にある三つの岩の伝説を聞く。一つの石を投げて三つの岩に当てることができれば、黄金の洞窟への道が開かれるという話だった。試したペッピーノだが、上手くいかない。石投げに熱中していると家から持ってきた本を羊に食われてしまった。

シチリア!シチリア!のあらすじ【転】

牛を連れて、町に牛乳を売りにきたペッピーノ。彼が客に頼まれ、乳しぼりをしていると、隣に男が座り込み、ペッピーノの横顔を観察し始めた。彼は画家で教会の壁画のモデルとしてペッピーノを雇おうとしていた。

数年が経った。ペッピーノも青年になった。兵士として戦地に出発する兄を見送ったその晩、道端で人が撃たれるのを目撃した。警察に通報するが、自分が犯人であると疑われてしまう。

戦争が終わった。村の人々は貧民の宴と称して国の施設から金品を強奪していく。それが終わると米兵がやって来た。ペッピーノは共産党に入党する。

ある日、乳しぼりの仕事をしていると、ペッピーノは通りがかった女性に一目惚れをした。女性の名前はマンニーナといった。

村の広場では共産党員が共和制と王制のどちらを選ぶかと国民に問いかけていた。党員として演説に参加していたペッピーノはそこで偶然兄と再会し、互いの無事を喜んだ。

舞踏会で知り合ったペッピーノとマンニーナ。二人は時を重ねて愛を育んでいくが、共産党員であるペッピーノは周囲からの反感を買い、マンニーナの親は自分の娘を金持ちの息子と結婚させようとする。周囲の無理解をどうにか覆そうと対策を考えていたペッピーノは、映画館で上映されていた作品を観て秘策を思いつく。

マンニーナの家で彼女と共に籠城したペッピーノ。根負けしたマンニーナの家族は二人の結婚を認める。

シチリア!シチリア!のあらすじ【結】

新婚生活を始めた二人だったが、順風満帆とはいかなかった。腹にペッピーノの子を宿していたマンニーナだったが、流産してしまう。ペッピーノは廃屋の木戸を解体して棺を作り、遺児を埋葬した。

それから数年経って、二人は息子と娘を設けていた。マンニーナの腹の中には三人目の子もいる。それにも関わらず、ペッピーノは家に帰らなくなっていた。彼は共産党の仕事に入れ込んでいたのだ。たまに帰ってきても国を良くするだとか、将来は議員だとか、夢のような話ばかりをする。病で瀕死の父親をおいて、農地改革の賛成運動を行う。マンニーナはそれでも夫を信じた。

いよいよ、選挙の日がやってきた。町の議員として立候補したペッピーノは、一部の金持ちが労働者から搾取している状況を改善すべきだと訴える。しかし、イタリアは中々変わらない。彼の子供たちが思春期を迎えても国は変わらなかった。総選挙を間近に控えたペッピーノは国会議員への立候補を決意した。広場で演説を試みるペッピーノ。かつては広場を埋め尽くすほどの賛同者がいた共産党だが、既に求心力を失っていた。

ペッピーノは目標に届かなかった。立ち止まることになってしまった彼だが、彼の子供たちが人生を歩み始める番だった。写真家として都会で修業を積もうとする息子を見送るペッピーノ。息子に納得していないだろうと指摘された彼は、だがそれがいいと言って息子と別れた。

ペッピーノは夢を見ていた。眼が覚めると教室には誰の姿もない。校舎を出て、町を歩くと急ぎ足で買い物帰りの道を歩くピエトロとすれ違った。

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