映画『スペースバンパイア』あらすじとネタバレ感想

スペースバンパイアの概要:1985年に制作されたイギリスのSFホラー映画(原題:Life Force)。コリン・ウィルソン原作の「宇宙バンパイア」という小説が原作で本国でも人気がある作品の1つである。

スペースバンパイア あらすじ

スペースバンパイア
映画『スペースバンパイア』のあらすじを紹介します。

1986年、ハレー彗星の調査に向かったチャーチル号。
なんとそこで宇宙区間にいるはずのない宇宙船を見つけた。
船長が探索すると船内にはコウモリ状の宇宙生物の死体、そして全裸の女性1人と男性2人がカプセルに入れられていた。

1ヶ月後、船内火事を起こしているチャーチル号が米国の宇宙船に発見される。
中にはクルーの焼死体と船長が回収していた人間が入った謎のカプセルが。
そのカプセルは宇宙センターに保管されるが、女が突然動き出し警備員に抱きついた。
彼の精気は吸い取られミイラ化してしまったのだ。

そしてあってはならないことに、ロンドンの街に向かってしまった。
死の研究をしている博士によると生物はライフフォースを持ち、彼らは強力な力で人間の精気を吸い取ることができるのだという。
そして吸われた人間も2時間後にはスペースバンパイアになってしまうと。

そんな時チャーチル号から無事に脱出していた船長がロンドンにたどり着く。
彼の話ではクルーがミイラ化し始め、船を爆発させ逃げたというのだ。
そうこうしている間にも残りの男バンパイア2人は次々と人々を襲っていく。
博士の話では彼らを退治するには、十字の鉄杭で打ち抜くしかないという。

そして覚悟を決めた船長は全裸で女バンパイアを抱き合い、自ら杭で打ち抜くと大爆発が起きたのであった。

スペースバンパイア 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1985年
  • 上映時間:102分
  • ジャンル:SF、ホラー
  • 監督:トビー・フーパー
  • キャスト:スティーヴ・レイルズバック、マチルダ・メイ、ピーター・ファース、フランク・フィンレイ etc

スペースバンパイア ネタバレ批評

映画『スペースバンパイア』について、感想批評です。※ネタバレあり

当時には珍しいエロ宇宙物語

スピルバーグやジョン・ウィリアムズが次々とSF映画をヒットさせていく中、次に宇宙ものを狙うのならば男性が好むようなエロの描写と宇宙映画を合体させたらどうか?と考えてしまったのかなという印象を受けるのは女性ならではなのか?
主人公でもある女バンパイア、マチルダ・メイは思いっきり脱いでいて逆に気持ちよささえ感じてしまうほどだ。
しかしこれも今見ていると映画自体は非常に楽しめるし、リアルタイムだったらどうだったか気になる作品ではある。

音楽が素晴らしい

SF映画に付き物なのが宇宙空間にマッチする壮大な音楽の演出である。
本作もその点では裏切っていない。
なんとかの有名なヘンリー・マンシーニが担当しているのである。
このことだけで音楽好き、サントラ好きの人ならば興味を持ってしまうのではないだろうか。
実際にはこの音楽が効果的に作用し、少々迫力にかけるSFゾンビ映画を盛り上げてくれていることは否めない。

SF映画・ゾンビ映画・ホラー映画の融合が実現

どのジャンルかだけというのならたくさんあるが、これだけ全部融合した映画はあまりないのではないか。
この映画、ンタル店での現在の売り込みは「ホラー映画の原点」というころであるが、なるほどそのとおりかもしれない。
バンパイアゾンビなどといいうもの自体、今でも想像もつかないくらい珍しいし本作以外でお目にかかったことも未だ無い。
そして走るゾンビ、これはこの時代が走りかもしれない。
ゾンビが走ってしまったら逃げ切れない恐怖。
映像で見るより想像したほうが数十倍怖い事態だ。

結局最初の宇宙船の正体は?

最初に収容されていた宇宙船もチャーチル号と同じことということなのか?
どんどん展開する話が面白く最初などあまり気にしないで鑑賞できたが、落ち着いてみると一体何だったのかというシーンが幾つかあるのはご愛嬌だろう。

スペースバンパイア 感想まとめ

80年代の映画界はまさに新時代の幕開けであった。
様々な手法を凝らす監督が多数出現、美しければ売れる時代も終わり役者にも個性が求められるようになった。
そんな中どのジャンルなら成功するのかチャレンジする人たちが増え、一気に面白い映画が増えたのだ。
それまではお約束の場面や出演していれば興行成績が伸びる俳優など、典型的なアメリカンムービーのやり方が主だったが、一気に変わり始めるのである。
それは現代の我々には非常にありがたく、先人がいなかったらこの娯楽もどこかで終わっていたかもしれない。
本作も製作陣のチャレンジ精神が強い映画であり、今でも十分に楽しめる作品である。
ぜひホラーとSFの走りに挑戦した融合映画を堪能してもらいたい。

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