『セント・エルモス・ファイアー』あらすじ感想とネタバレ映画批評・評価

セント・エルモス・ファイアーの概要:1985年のアメリカ映画(原題:St.Elmo’s Fire)。ジョージタウン大学を卒業したばかりの友人グループが大人になっていく過程を描いている青春ムービー。

セント・エルモス・ファイアー あらすじ

セント・エルモス・ファイアー
映画『セント・エルモス・ファイアー』のあらすじを紹介します。

ワシントンの名門大学ジョージタウン大学を卒業したばかりの7人が、久しぶりに顔を合わせることになる。
理由はビリー(ロブ・ロイ)とウェンディの交通事故がきっかけであった。
彼らが学生の頃心の拠り所としていたバー「セントエルモ」で待ち合わせをしている。
セントエルモとは嵐の海に巻き込まれた水夫を導いてくれる費という意味合いで使われていた。

このセントエルモでは弁護士を目指しているカーボが勉強をしながら働いていた。
ミュージシャン志望のビリーもこの店でサックスを吹いていたが、女性関係がだらしなく妻のウェンディとうまくいってない。
そんなビリーに密かな恋心をもつお嬢様ウェンディ。
政治家の秘書として活躍を始めたばかりのアレックスはレスリーと同棲していた。

しかしレスリーは最近、ジャーナリスト志望のケヴィンと関係を持ち始めており不穏な空気が漂っている。
そして銀行に就職したジュールス(デミ・ムーア)もそこにいた。
それぞれの恋愛観、それぞれの家庭環境で苦しみ成長しようとする7人。
会社の妻子持ちの上司との不倫が原因で自殺しようとしたジュールスの事件がきっかけで、学生の頃のように気持ちが1つにまとまりまたそれぞれの道に戻っていくことを決意し始める。

ビルがミュージシャンを目指しニューヨークへ向かう日、見送りの後何となくセントエルモに足が向く一同だったが「もうセントエルモ」じゃないと言う。
導かれる火は彼らには必要なくなっていたのであった。

セント・エルモス・ファイアー 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:1985年
  • 上映時間:108分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:ジョエル・シューマカー
  • キャスト:エミリオ・エステヴェス、ロブ・ロウ、アリー・シーディ、デミ・ムーア etc

セント・エルモス・ファイアー 批評 ※ネタバレ

映画『セント・エルモス・ファイアー』について、3つ感想批評です。※ネタバレあり

80年代の青春ムービーなら何をしても許されるのか

セント・エルモス・ファイヤーと言えば名作であるという謎の定義がはびこっている。
リアルタイムで見たことのない自分としてはワクワクして名作をみたのだが、ストーリーの粗さといい群像劇としても成り立っていないのが残念である。
青春ストーリーというのが醍醐味だがいまいち彼らの社会的ポジションもリアリティが無くはまりこめない。
青春というよりは大人になりきれない自分勝手な子供たちがガチャガチャ騒いでいるような印象をうける映画であった。
青春っぽいレトロな家具や雰囲気は確かにあるものの、果たしてそれが本当に80年代アメリカンムービーなのかと言われると疑問が残る作品である。
もう少しわかりやすいほろ苦く甘酸っぱいよくあるような想像しやすい青春群像劇にしていたら良くなったのでは?

デミ・ムーアの魅力が伝わらない映画

ゴーストでショートカットのデミ・ムーアがあまりに魅力的であったため、そのイメージで見ていると彼女の良さが全く出されていない映画であると思う。
不倫をする難しい役どころではあったのと学生が7人も出てくる群像劇であることからうもれがちになってしまったのは仕方ないとはいえ、彼女を楽しみにしていた者としてはがっかりであった。

最初から最後まで青春感が伝わってこない映画

大学時代から仲の良い7人組の群像劇にしては内容が薄っぺらく悩んでいる内容も大したことが無いように感じさせる。
大体こんなに趣味嗜好や考え方が違うような人間が7人も仲が良くなるのだろうか。
日本人でも考えにくいグループ構成である。
仲が良い割には一緒に解決していくストーリー構成も無く、映画として青春映画の分類に入るのもいかがなものかと思う。

セント・エルモス・ファイアー 感想まとめ

何となく映画通を気取ることができる80年代の映画。
どこかお洒落な感じがして青春映画が多いのが特徴的である。
しかも何よりセンスが光るのがサウンドトラックで、AORと呼ばれるムーディーな大人の音楽が感動と爽やかさを引きたてている。

本作はまさにデヴィット・フォスターの名曲が流れ7人の不安定な若者の生活を爽やかに描いていることで、ドロドロもせずオリジナリティーに富んだ青春映画に仕上がっているのである。
そして何といっても俳優の若さがキラキラする映画である。
特に若かりし日のジョディー・フォスターは他ではみることが出来ない彼女の演技を見ることができ、得をした気分になってしまう。
ストーリーとしては粗く残念感が付きまとうが、あまり期待し過ぎずに観ればそれなりに楽しむことができるであろう。

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