『ザ・ワーズ 盗まれた人生』あらすじとネタバレ映画批評・評価

ザ・ワーズ 盗まれた人生の概要:「ザ・ワーズ 盗まれた人生」(原題:The Words)は、1952年のアメリカ映画。監督はブライアン・クラグマン。制作総指揮と主演を兼任するのは「リミットレス」のブラッドレイ・クーパー。共演者に「コロンビアーナ」のゾーイ・サルダナ。「カウボーイ & エイリアン」のオリヴィア・ワイルドなど。

ザ・ワーズ 盗まれた人生

ザ・ワーズ 盗まれた人生 あらすじ

映画『ザ・ワーズ 盗まれた人生』のあらすじを紹介します。

ローリー(ブラッドリー・クーパー)は小説家としての成功を夢見ながら、思うように芽が出ず苦悩していた。しかし妻のドラ(ゾーイ・サルダナ)は、夫の才能を信じ彼を支え続けていた。ローリーは新婚旅行先でとある骨董屋を訪ね、高い棚で埋もれていた薄汚れたアタッシュケースを見つける。そのなかには、彼が書きたいと切望していたような、魅力的な悲恋を描いた一束の原稿が入っていた。ローリーは罪悪感を抱きながらも、自らが務める会社の上司に見せ、上司に気に入られた作品は出版されて一人歩きをするように売れ続けた。作家としての評価もうなぎ上りになった頃、ある老人の男性(ジェレミー・アイアンズ)がローリーを訪ねてくる。彼は、その原稿を若い頃に執筆した本人だと告げる。やがて老人とローリーの間には埋めようのない溝が生まれ、老人は自分の人生を盗んだとローリーに反目する。そしてローリーを取り巻く人々も、その運命のいたずらに巻き込まれ翻弄されてゆく。

ザ・ワーズ 盗まれた人生 評価

  • 点数:40点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

作品概要

  • 公開日:2012年
  • 上映時間:96分
  • ジャンル:ミステリー
  • 監督:ブライアン・クラグマン、リー・スターンサール
  • キャスト:ブラッドリー・クーパー、ジェレミー・アイアンズ、デニス・クエイド、オリヴィア・ワイルド etc

ザ・ワーズ 盗まれた人生 批評 ※ネタバレ

映画『ザ・ワーズ 盗まれた人生』について、2つ批評します。※ネタバレあり

物語のボーダーラインをどこで捉えるかにより見方が変わる作品

自分がそういう立場に立ったらどうするかという気持ちにさせる複雑な心理になる映画である。作家としてという訳でなく、今のネット社会にも大いに有りうる話であり、世間を賑わせたゴーストライター事件も思い出す。物を書き、世間に公表するというのは、今のようなネット社会になる前はある種の限定された人間の特権だった。モラルというものを弁え、夢を持ちながらも、批判されるのを覚悟の上で自分の言葉を社会に反映させてゆくという、責任の元に成り立っていたのである。出版社と作家という図式がしっかりと成り立ち、編集者は作家の思索を冷静に判断し、その作家がいかに巨匠であろうと、世に出してどう受け止められるかを背負わなければならない。この作品の主人公が取った行動は軽率である。その軽率という理由が作家らしからぬ未熟さから来るというのが痛々しい。そして主人公の前に現れるその物語を綴った老人もある意味哀れである。その全てを内包した物語に表現した映画という点においては、今の時代に蔓延する著作権というものに言及しており、そういったところはリアルな視点で描かれた作品だとは思う。

物語の始まりに詰めの甘さを感じる

作家を目指す男の妻が骨董品店で買った鞄の中に原稿が入っているというところが、物語のカギを握っていると思うのだが、普通は骨董品店の鞄にそういったものが発見されること自体あり得ないと感じるわけである。中身をチェックしないまま売るか?という事が映画を観ている間、頭から離れなかった。これが露天のノミの市なら話は別だ。しかし骨董品店という設定ながら、店主も出てこないようなストーリーには疑問を感じざるを得ない。老人が若い頃紛失した原稿入りの鞄が、全ての物語の原因となるきっかけとなるにも拘わらず、どうにもぎこちない。紛失した物語にドラマがあるなら、それを発見する物語にもしかるべきドラマが内包されてこそだと思う。作家の苦悩を描く以前の問題ではないか。

まとめ

ストーリーの中身がしっかりと描かれていながら、鞄の発見に物語性がないというところで評価が下がった。しかも原稿を発見した人物が、売れない作家というところがご都合主義に思えて仕方がない。骨董屋の主人が発見してというところだったとしても物語は書けた筈なのだろうが、そういったディティールの細かさが面白い作品を生み出すのだというところを、観る者に気付かせてしまってはいかんのではないだろうか。

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