映画『スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町』あらすじネタバレ結末と感想

スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町の概要:撮影旅行に向かった4人の大学生が、異様な町の中で不気味な住人たちに追いつめられる様子を描いた。ジェイ・ダール監督、脚本のモキュメンタリーホラー映画。原題は「THERE ARE MONSTERS」。

スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町 あらすじネタバレ

スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町
映画『スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町 あらすじ【起・承】

大学で映像を専攻しているテリー、ダン、ジェフ、べスは、教授からの依頼で卒業生へのインタビュー取材へ。
少しでも多く映像を撮りたい彼らは、3台のカメラを用意して撮影旅行へ出発。

途中、料金所の中には誰もいなく、一人だけ背を向けたまま身動きひとつしない男性を見かける。
最初の取材相手は小学校の教師で、おかしなお弁当を持った子供がいたが、文化の違いなのだと言われてしまう。

スタンドで、テリーは豚のお面をした子供を見かける。
べスは高校時代の同級生アンと偶然会うが、彼女は昔話を少しだけすると逃げるように去っていった。
その後、食事休憩中にアイスを買いに行ったベスは、荒れた店内とバックヤードに向かわせようとする店員に恐怖を覚える。
ひとり車に残されたテリーは、背を向けていた女の子が、一瞬で車の横に現れ不気味な顔を見せた事に衝撃を受ける。

次の取材予定の、歯科衛生士の元へ向かう4人。
エミリーという少女の治療中にカメラを回すと、彼女は助けを求めてきた。
一緒に来ていた親からの虐待かと思われたが、彼らには何もできなかった。

4人は話し合い、インフルエンザ菌が耳に入ると奇妙な行動をするというニュースや、身近な人がモンスターと入れ替わると思い込む「カプグラ症候群」のせいだと結論づけた。

スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町 あらすじ【転・結】

モーテルに到着するが、予算が足りないせいで女性のべスも同じ部屋。
テレビにはキャスターがいないニュース番組が流れていた。

突然部屋を訪ねてきた女性リンは、夫がコピーのような存在になったと話す。
そしてそれらは、悪魔の顔を隠すために必ず背を向けている、と。
しかしリンの家族がやってきて、彼女は病気なのだと連れ去っていった。

翌朝、携帯の電波がつながらなくなっていた。
町にはほとんど人がいない。

ダンを車に残して銀行員へのインタビューに向かうが、ジェフが持ち出してきたダンの日記の最後のページは滅茶苦茶で、彼もモンスターになっていると判明する。
口から謎の物体を吐き出す老婆を見た3人は、慌てて逃げ出した。
暴れるモンスターだらけの町で、攻撃的ではない老夫婦と子供がいる家に逃げ込む3人。
しかしその家族も普通ではなく、モンスターたちに襲撃される。
外に逃げたジェフは、豚のお面をかぶった子供と馬のお面をかぶった女の子に襲われてしまった。

明りのない貯蔵庫に逃げ込んだべスとジェフは、携帯のカメラを使ってなんとか逃げ出し、町を出る。
べスの実家の様子を覗き、彼女の家族が本物だと思い安心するジェフとべスだったが、すでに手遅れだった。
バラバラに逃げた2人は合流するが、ジェフではなくなったジェフに襲われてしまうべス。

ある夜、アンはバスの中でべスに会った。
違和感を感じて周囲を見ると、バスの中に人間はいなかった。

スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2014年
  • 上映時間:95分
  • ジャンル:SF、ホラー、サスペンス
  • 監督:ジェイ・ダール
  • キャスト:クリスティン・ランジール、ギィ・ジェルマン、マシュー・エイミオット、ジェイソン・デイリー etc

スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町 批評・レビュー

映画『スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

映像酔いは覚悟のうえで

ホラー映画の撮影方法の主流となりつつあるPOV(主観映像)形式で撮影され、映像学科の学生たちが撮影してはいけないものを映してしまった、という部分はありがち。
プロを目指している設定なのに、インタビュー時の映像もブレが多いし、2日目の銀行から逃げ出した後の手ブレ感はひどすぎる。
慌てて逃げ出した緊張感を出すにしても、声しか入っておらず何も映っていないのはやりすぎ。

無造作に置かれたカメラに映り込んだ、血まみれの男性がシャワーを浴びているシーンから、ベスがジェフと再会する流れはありがちだが、男性が誰なのかはっきりさせていないため2人の会話にハラハラさせられる。
しかし、映像酔いは覚悟して見たほうがいい。

怖がらせ方がとび抜けている

なぜか背を向けて立っている町の人々や、視界の端に映り込む豚のお面の子供は不気味。
一瞬で接近してきたと思えば口が変な大きさに歪んだりするのも、薄気味悪い。
動きが予想できない部分や、生理的な嫌悪感を抱かせるような顔など、卑怯ともいえる驚かせ方ばかりでハラハラさせられる。

怪物に取って代わられた人間の見分け方として、文字が書けない、深い記憶が無い、といった部分を提示しているのに、ベスがジェフの変化に気が付く部分にしか使われていないのはもったいない。

雑なストーリーの中に現実味が漂う

最初は後ろ向きで立っている住民から始まり、徐々に恐怖から抜け出せなくなっていく4人の姿がうまく描かれているストーリー。
インフルエンザや「カプグラ症候群」という病気も、現実っぽくもあり非現実的でもあって、モキュメンタリーらしさを演出している。
入れ替わったものの正体や謎の老夫婦と子供など、謎を謎のままにしているが、無理に結論を出すよりもモキュメンタリー映画らしい怖さが漂っていて好感が持てる。

伏線なのかわかりにくいアンの登場も、ラストシーンでベスがどうなったのかを描くのに一役買っている。

スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町 感想まとめ

無名だが演技力はあるキャストたち、POV形式での撮影という、低予算ホラー映画にありがちな設定だが、怖がらせ方は一級品の本作。
謎の老夫婦の家に逃げ込んだ部分など、途中何度かダレてしまうストーリーで、ラストは定番の域を出ない。

しかし笑顔が不気味だったり、後ろ姿しか見せずに立っていたり、瞬間移動したかのように襲ってくる人々の歪んだ顔などはとにかく怖い。
携帯のカメラのフラッシュの瞬間に怪物になった女性が目の前にいるなど、ホラー映画に慣れていてもドキッとさせられる作品。

ただし、映像酔いには注意したい作品だ。

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