『トイ・ストーリー』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

おもちゃを主人公にした世界初のフルCGアニメーション映画。ピクサーの代表作として世界中で親しまれている。監督はピクサーのエース、ジョン・ラセター、脚本はアンドリュー・スタントン。

あらすじ

トイ・ストーリー』のあらすじを紹介します。

主人公はカウボーイの人形・ウッディ。アンディという少年のお気に入りのおもちゃで、アンディは毎日のようにウッディで遊んでいた。ウッディを始めとしたおもちゃたちにはある秘密があった。彼らは人間と同じように生きている生き物なのだが、人間の前では生命活動指定はいけない、知られてはいけない。それがおもちゃのルールだった。
アンディの誕生日に新しいおもちゃがおもちゃ箱に加わった。最新のヒーローバズ・ライトイヤー。バズはいけ好かない性格でプライドが高かったが、おもちゃ箱の住人から高い支持を得た。バズは自分が本当に宇宙で活躍するヒーローだと思い込んでいて、おもちゃ箱の住人たちもそれを信じていたのだ。
おもちゃ達が楽しい生活を送っていたある日、アンディの家族が引っ越しすることになってしまい、その騒動の中でウッディとバズは部屋のマドから外に落ちてしまった……。

評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:1996年3月23日
  • 上映時間:81分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:ジョン・ラセター
  • キャスト:トム・ハンクス、ティム・アレン、ドン・リックルズ、ジム・バーニー、ウォーレス・ショーン etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『トイ・ストーリー』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

ピクサーの社員たちが抱えた問題

この作品は、『借りぐらしのアリエッティ』と構造が非常に似ています。話が似ているのではなく、主人公たちの置かれている状況が似ているのです。主人公たちのキャラクターに製作陣が抱える悩みが投影されているのです。
アリエッティだと、宮﨑駿という大きすぎる存在のモトでプレッシャーに耐えながら働くスタッフたちの悩み。トイ・ストーリーは、これまでアニメにうつつを抜かしていたスタッフたちに子どもができ、子どもとどう接したらいいのかわからないという悩み。アリエッティは上手く表現できていませんが、トイ・ストーリーでは見事に表現できています。
子どもとどう接したらいいのかわからないうちに他の娯楽・おもちゃに子どもの興味が移ってしまう恐怖をウッディとバズが置かれる状況で表現しているのです。これが上手く表現できているからこそ、大人の心にも響く話が出来上がったのだといえるでしょう。

すべての人たちの心に残るキャラクターを

監督のジョン・ラセターは今やアメリカでナンバーワンのアニメーション監督です。彼は宮﨑駿を心の底から尊敬しています。宮﨑駿の魅力的なキャラクター作りを徹底的に学んだ成果が本作で発揮されているんです。
ウッディの仲間たちはとても魅力的で、一度見たら忘れられないでしょう?ジョン・ラセターは『となりのトトロ』の大ファンで、トトロを参考にキャラクターづくりをしたと言われているんです。アニメーションは実写以上にキャラクターの造形が重要です。子どもがメインターゲットの映画ならなおさら。
トイ・ストーリーは最も優れたキャラクター造形の力で成り立っている映画だと言えます。それぞれが魅力的で、餅ギャグがあって、共感できる。これ以上のアニメーション映画は数えるほどしか無いですよ。

まとめ

『トイ・ストーリー』は文句のつけようがない、アニメーション界に残る大傑作です。続編で少しつまづきますが、『3』がとんでもない大傑作なので、面目躍如といったところでしょう。
ピクサーの映画には常に制作スタッフたちの人生が投影されているのです。『トイ・ストーリー』シリーズはオタクな保護者とその子どもの関係がメインになっているため、子供だけでなくおとなも楽しめる上質なエンターテイメント作品に仕上がっています。全ての保護者は、『トイ・ストーリー』シリーズを子どもに見せる義務があるとさえ思うのです。それほどの大傑作。見応え充分の素晴らしいアニメーション映画です。子どもと感想を飛ばし合うのも楽しいでしょうね。子どもがいない人にとっては疑似体験をさせてくれるいい映画です。

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