映画『トゥー・ウィークス・ノーティス』あらすじネタバレ結末と感想

トゥー・ウィークス・ノーティスの概要:正義感が強くまっすぐな性格の女弁護士が優柔不断で軽薄な不動産会社の若社長に顧問弁護士として雇われ、衝突しながらも互いに惹かれあっていくロマンティック・コメディ。2002年公開のアメリカ映画。

トゥー・ウィークス・ノーティス あらすじネタバレ

トゥー・ウィークス・ノーティス
映画『トゥー・ウィークス・ノーティス』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

トゥー・ウィークス・ノーティス あらすじ【起・承】

ニューヨークで両親と暮らすルーシー・ケルソン(サンドラ・ブロック)は正義感の強い女弁護士だ。ハーバード大を卒業し、弁護士として金になる仕事より慈善活動に力を入れてきた。

現在ルーシーの地元でもあるブルックリン周辺は開発事業が進み、古い建物が次々と取り壊されていた。この地域の大規模な買収を進めているのはジョージ・ウェイド(ヒュー・グラント)をボスとするウェイド社で、次は臨海地区にある公民館も取り壊される予定だという。幼い頃から親しんできた市民の憩いの場を守ろうと、ルーシーはジョージに直談判しに行く。

優秀な顧問弁護士を捜していたジョージは、ルーシーがウェイド社の顧問弁護士として働いてくれるなら公民館の取り壊しはやめるという条件を出す。ルーシーは公民館を守るためこの条件を受け入れ、ジョージに雇われることになる。

1年後、責任感の強いルーシーはバリバリ仕事をこなしていた。ジョージは賢明なルーシーの判断を信頼し、仕事以外のことでも何かと彼女を頼る。四六時中些細なことで電話をかけてくるジョージにルーシーは我慢できなくなり、辞職を申し出る。

ジョージはルーシーに辞めてほしくなかったが、彼女の決意の固さを知り、後任の弁護士を探してきて仕事を引き継いだら辞職を認めることにする。しかしジョージの目にかなう女弁護士はなかなか見つからなかった。

そんな中、ルーシーは海外で慈善活動をしている彼氏と別れてしまう。ジョージは酔っ払った彼女の愚痴を聞いてやる。プライドが高く頭も切れるルーシーは、おしゃれをしたり男性に甘えたりすることが苦手でいつも男に逃げられていた。酔っていびきをかいて寝てしまったルーシーを、ジョージは優しく介抱してやる。

トゥー・ウィークス・ノーティス あらすじ【転・結】

翌日、ジューン・カーバー(アリシア・ウィット)というハーバード大出身の女弁護士が飛び込みで面接にやってくる。ルーシーはジューンを自分の後任に雇うつもりはなかったが、ジョージは美人で社交的な彼女を気に入り、勝手に雇ってしまう。

ルーシーは早く会社を辞めたいと思っていたのに、ジューンにはライバル心を抱く。甘え上手で賢くジョージに近づくジューンを見ると無性に腹が立つのだった。

ルーシーの働きで公民館のある臨海地区に巨大なビルを建てる不動産事業はウェイド社が無事に落札した。そして、ルーシーが会社を去る日も近づいていた。

しかし公民館を残してビルを建築すると莫大な予算がかかることがわかる。会社の実質的な最高権力者であるジョージの兄は“公民館を解体しなければ、お前をクビにする”とジョージに通告する。

子供連盟の慈善パーティーに、ルーシーは美しくドレスアップして現れる。ルーシーの美しさにジョージは見惚れ、2人はすっかりいいムードになる。ところがそこへジューンが来て公民館の解体の話をする。ジョージの裏切りをルーシーは責め立て、2人は大げんかをして別れてしまう。しかもその晩、ジョージの常宿を訪れたルーシーは彼の部屋に下着姿のジューンがいるのを見てしまう。

ジョージと衝突したままルーシーは会社を辞め、法律相談所で働き始める。そこへ突然ジョージがやってきて最後のアドバイスをして欲しいと言う。ジョージは起工式で読み上げた原稿をルーシーの前で読む。そこには“彼女の声を無視したくない、公民館は保存する”と書かれていた。

頑固なルーシーもやっと素直になり、ジョージの胸に飛び込む。ジョージは会社を辞めて貧乏になったが、2人は幸せだった。

トゥー・ウィークス・ノーティス 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2002年
  • 上映時間:101分
  • ジャンル:ラブストーリー、コメディ
  • 監督:マーク・ローレンス
  • キャスト:サンドラ・ブロック、ヒュー・グラント、デヴィッド・ヘイグ、アリシア・ウィット etc

トゥー・ウィークス・ノーティス 批評・レビュー

映画『トゥー・ウィークス・ノーティス』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

王道中の王道

気が強くて素直になれないやり手の女と金持ちで軽薄な男が衝突しながらも徐々に惹かれ合い、最後は互いの想いに気づいて結ばれるという話。このラブストーリーの王道を一歩も横道にそれることなく真っ直ぐに突き進んでいるのがこの作品だ。

最初から結果はわかっている。あとはどれだけ多くのときめきポイントで点数を稼ぐか、それが作品の良し悪しを決めることになる。

本作ではヒュー・グラント演じるジョージが大企業の社長という設定なので、とにかくリッチマン。彼の住まいはグランドホテルのめちゃくちゃ広い特別ルームで、ブティックのようなクローゼットには高級スーツがずらっと並ぶ。高速道路に車を乗り捨てても電話一本で自家用ヘリが迎えに来る。

ところがサンドラ・ブロック演じるヒロインのルーシーはくそまじめな女弁護士なので、彼の金持ちぶりになんて興味がない。“ヘリに乗せられたぐらいでは落ちませんわよ!”とばかりに生意気な姿勢を崩さず、ジョージをムカつかせる。

しかしこういう設定もこれまた王道なので、新鮮さは全くない。ヒュー・グラントのような王子様を求めるお姫様願望の強い女性にはそこがいいのかもしれないが。

慈善事業のためのパーティーにあの人が!

ちょっと鬱陶しいぐらい“慈善活動、慈善活動”とうるさいルーシーが、ゴージャスなドレスを着て子供たちへの寄付を集めるパーティーにやってくるというのもラブコメ丸出しで笑ってしまったが、その会場でジョージと言葉を交わしているのがなんとあのドナルド・トランプ氏!ジョージに“やあ、トランプ”と声をかけられていたので、本人そのままの設定で出演していたのだろう。ちゃんとセリフも喋っていた。下手だったけど。

寄付を集めるという名目で、莫大なお金をかけたアホらしいほどド派手なパーティーをやってしまうところがいかにもアメリカの金持ちっぽい。そこに現大統領候補がいるというのもこれまたアメリカっぽい。いいものを見た。

トゥー・ウィークス・ノーティス 感想まとめ

これの何が面白いのかと聞かれるとちょっと困ってしまうような作品だ。こういう軽快なタッチのラブコメにときめきを感じない自分には、向いていなかったということだろう。しかしこれは好みの問題なので、映画の総合評価とは別物だ。

何をやりたいかという狙いは100パーセント伝わる。サンドラ・ブロックもヒュー・グラントもこの作品に相応しいキャスティングだし、ストーリーでわかりにくい点もほぼ皆無。ルーシーとジョージという人物像も怖いぐらいにわかりやすい。だから心に引っかかるものがまるでない。とにかく何もかも印象が薄い。不快にもならないけれど、面白くはない。

個人的には箸にも棒にもかからない映画だと思ってしまったが、女性の支持率は高そう。ターゲットにしている女性層が喜んでいるなら、それでいい。ごちゃごちゃした理屈など要りますまい。

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