映画『サイボーグ009VSデビルマン』の概要:石ノ森章太郎の「サイボーグ009」と永井豪の「デビルマン」のクロスオーバー作品。ある事件をきっかけに00ナンバーたちと、デビルマン不動明、飛鳥了が出会う。そしてサイボーグとデーモンの戦いが始まる。
映画『サイボーグ009VSデビルマン』の作品情報
上映時間:94分
ジャンル:SF、アクション、ファンタジー、アニメ
監督:川越淳
キャスト:浅沼晋太郎、早見沙織、日野聡、福山潤 etc
映画『サイボーグ009VSデビルマン』をフルで無料視聴できる動画配信一覧
U-NEXT | × |
---|---|
Hulu | × |
Amazonビデオ | × |
dTV | × |
TELASA | × |
TSUTAYA DISCAS | × |
ビデオマーケット | × |
Netflix | ◯ |
※動画の配信情報は2022年5月時点のものです。配信状況により無料ではない場合があります。最新の配信状況は各動画配信サービス(VOD)の公式サイトでご確認ください。
映画『サイボーグ009VSデビルマン』の登場人物(キャスト)
- 009 / 島村ジョー(福山潤)
- 「サイボーグ009」の主人公、00ナンバーのリーダー的存在。基本スペックは他の00ナンバーよりも高い。加速装置を使い、敵を撃つ。
- 001 / イワン・ウイスキー(白石晴香)
- 見た目は赤ん坊だが、脳改造により大人の10倍の脳の働きを持っており、エスパー能力を身につけた00ナンバー。予知夢で、皆を招集する。
- 不動明 / デビルマン(浅沼晋太郎)
- 「デビルマン」の主人公。デーモンの勇者アモンと合体したが、人の心を持っている。本作では飛鳥了とデーモン狩りを行なっている最中に、009と出会い、デーモンと勘違いをして戦い始める。
- 飛鳥了(日野聡)
- 不動明の親友。不動明と共にデーモン狩りをしている。本作のエンディングでサイコジェニーと再会するシーンが描かれており、この後、サタンとして人類抹殺計画を発動させる。
- サイボーグ0014 / エドワード・アダムス(細谷佳正)
- アドバンスドカスタムという自己修復能力を備えたハイティーン・ナンバーのリーダー格。アドバンスドカスタムの生みの親、アダムス博士の息子である。
- サイボーグ0015 / エバ・マリア・パラレス(寿美菜子)
- 不動明と牧村美樹のクラスにやって来た転校生。セトの姉。ハイティーン・ナンバーのサイボーグとしては、001と似た超能力を有している。
- サイボーグ0018 / セト(下野紘)
- エバの弟。アダムス博士によってデーモン一族の勇者アトゥンと融合させられ、サイバネティックデーモンとなってしまう。
映画『サイボーグ009VSデビルマン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『サイボーグ009VSデビルマン』のあらすじ【起】
009はアポロンと戦っていた。ヘレンがアポロンを止め、何とか勝利をおさめる00ナンバーたち。一方、不動明はデーモンのジンメンと戦っていた。明はデビルマンに変身し、ジンメンに取り込まれた知り合いの少女サチごと、ジンメンを倒すのだった。
001が突然目を覚まし、悪魔がやってくると警告する。悪魔に警戒する00ナンバーたちは調査を開始する。街では悪魔に関する都市伝説がはびこっていた。そして003がハッキングした監視カメラの映像に写っているのは、デビルマンだった。
明たちのクラスに、エバという転校生がやって来る。一方、調査に出た002、004、008は誰かにつけられているのだった。
飛鳥了は狩りの始まりだと言って銃を構え、デーモン襲来に備える。デーモンたちは、コンビニの駐車場で騒ぐ若者に取り付いていく。そのデーモンたちを見つけ、デビルマンはアモンと因縁のあるパズズ対決する。その戦いの様子を、003は察知し、009と共に現場に急行する。パズズ以外のデーモンはアトゥンの元に飛び立ち、飛鳥もパズズと対戦する。その姿を遠くから見る009と003がいるのだった。
映画『サイボーグ009VSデビルマン』のあらすじ【承】
デビルマンはパズズを倒す。その戦いを見ていた009は、飛鳥をブラックゴーストと思い攻撃する。一方、飛鳥は009をサイボーグ化したデーモンと思っているのだった。デビルマンと009は戦う。互角に戦った二人は、お互い腕を落とす。
002たちを付けていたのは、0014をリーダーとする、アドバンスドカスタムという自己修復能力を備えたハイティーン・ナンバーたちだった。彼らと対峙する00ナンバー。スペックはハイティーン・ナンバーたちの方が圧倒的に高かった。しかし、彼らは00ナンバーたちのデータ収集だけして去ってしまうのだった。
腕を落とした009を救出するギルモア博士たち。対悪魔対策を考えるのだが、明や飛鳥の正体を測りかねているのだった。一方、飛鳥はブラックゴーストのことを調べ、00ナンバーたちのことを知る。飛鳥にとっては、00ナンバーたちも、裏切り者に思えるのだった。
学校での昼休み、美樹はエバと一緒にお弁当を食べていた。エバは明のことを美樹から聞き出す。半年前までは、ひ弱だった明が、突然、別人のようにたくましくなった、と。そして、エバの双子の弟は事故で眠ったままだと告白する。突然、空の色が変わりデーモンたちが二人の前に現れる。デーモンたちは、明を誘き出すためにミキを誘拐しようとする。しかしエバが、それは自分の仕事だとデーモンたちを追い払う。
映画『サイボーグ009VSデビルマン』のあらすじ【転】
ギルモア博士から、アダムス博士の研究アドバンスドカスタムの話を聞く、00ナンバーたち。そのアダムス博士は、アトゥンの復活を画策していた。樹海の奥にアダムス博士の隠れ家を発見した00ナンバーは、そこへ向かう。しかし、現場上空に入ったとき、デーモンたちが現れる。00ナンバーたちは、デーモンたちと対決する。ギルモア博士は、ブラックゴーストとデーモンが手を組んだ可能性を示唆する。00ナンバーたちが乗った飛行機は、デーモンたちの猛攻によって不時着する。
アドバンスドカスタム以上のサイボーグを開発しようとするアダムス博士は、悪魔とサイボーグの融合を図ろうとしていた。弟セトを助けるため悪魔と契約を結んだというエバは、アダムス博士にセトの身体を提供していた。そして、セトの肉体をかりてデーモン族のアトゥンが蘇る。
不時着した機体に襲いかかってくるデーモンたちを一掃する00ナンバーたち。ハイティーン・ナンバーたちは、その姿を遠くから眺めているのだった。
映画『サイボーグ009VSデビルマン』の結末・ラスト(ネタバレ)
アダムス博士の研究室では、セトの肉体とアトゥンの意識が融合したサイバネティックデーモンが生まれていた。喜ぶアダムス博士だったが、サイバネティックデーモンは、博士にお前の役目は終わったと言う。そして、博士を殺すサイバネティックデーモン。エバは、サイバネティックデーモンと戦うが、歯が立たない。エバも殺されてしまうのかと思いきや、サイバネティックデーモンはトドメを刺さない。エバは、サイバネティックデーモンの中にセトの意識が残っているのかも知れないと感じる。
00ナンバーたちの前に、ハイティーン・ナンバーたちが現れる。そして、サイボーグ戦士同士の戦いが始まる。その戦いの上空を飛んで行くデビルマン。デビルマンは、因縁のアトゥンの意識が宿るサイバネティックデーモンと戦うのだった。
デビルマンは、サイバネティックデーモンとの戦いの中、その速さに先に対決した009の速さを感じ、サイバネティックデーモンがサイボーグとの融合体であることを確信する。傷だらけのエバは、研究所の外へ出る。地上ではサイボーグ戦士たちが、上空ではデーモンたちが戦っている。エバは、ハイティーン・ナンバーたちに、アダムス博士の死を伝え戦いをやめるようテレパシーを送る。
エバの呼びかけも虚しく、戦いは続いていた。エバは001にテレパシーを送り、協力してハイティーン・ナンバーたちのアドバンスドカスタムを奪う磁場を発生させる。ハイティーン・ナンバーたちは敗れる。磁場の影響は、サイバネティックデーモンにも及び、天使のような姿のセトが現れる。
デビルマンと009は、セトに立ち向かう。しかし歯が立たない。001の力を借り、セトの意識にエバを送り込むと、セトが消えアトゥンが現れる。激しい戦いの末、デビルマンと009は、アトゥンを倒すのだった。
そして、デビルマンも00ナンバーたちも、それぞれの次の戦いが始まるのだった。
映画『サイボーグ009VSデビルマン』の感想・評価・レビュー
石ノ森章太郎作品と永井豪作品のクロスオーバーといえば、その世代にはたまらない作品だろう。元々永井豪がサイボーグ009のアシスタントを務めていたというから、そう考えるとなんとも面白い。肝心の作品は、デビルマンなどの背景を考えると、他のヒーローとの交わりはなかなかスムーズではないだろうと想像したが、そこはうまく逃げていた印象。サイボーグ009側も、全員が加速装置を使用できるハイティーンナンバーといった新たな戦士が登場したりと、目新しい展開を入れこんでいる。予想は裏切らず、なかなか楽しめた作品であった。(男性 30代)
テレビアニメが放送していた当時に生まれていなかった自分でさえ両方の作品のことは知っているため、凄いコラボレーションが実現したなと思った。敵ではないと分かっているため、00ナンバー達とデビルマン、双方の誤解から戦いに発展していくのが少しだけもどかしく感じた。両方の作品のあらすじや主人公の生い立ちなどを知っておくと、よりこの作品が楽しめると思う。機会があれば、テレビアニメ版や漫画も見てみたいなと思った。(女性 30代)
サイボーグ009とデビルマン、どちらの作品も予備知識がないと今作を見るのは少し難しいなと感じました。どちらも未鑑賞で見てしまった私は、そもそも彼らがいいやつなのか悪いやつなのかもわからず、敵と味方として分けて見てしまっていたのでかなりもどかしい展開でした。
どちらも悪者ではないと分かってからは、ストーリーに入り込むことができました。力を合わせて戦いながらも結局は別の道を行くというストーリーはあまり無い展開で、面白かったです。(女性 30代)
みんなの感想・レビュー