この記事では、映画『2067』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『2067』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『2067』の作品情報

出典:https://video.unext.jp/title/SID0054105
| 製作年 | 2020年 |
|---|---|
| 上映時間 | 114分 |
| ジャンル | SF |
| 監督 | セス・ラーニー |
| キャスト | コディ・スミット=マクフィー ライアン・クワンテン リアーナ・ウォルスマン アーロン・グレネイン |
| 製作国 | オーストラリア |
映画『2067』の登場人物(キャスト)
- イーサン・ホワイト(子供時代:フィン・リトル / 大人:コディ・スミット=マクフィー)
- 市民番号45464の若者男性。8歳の頃母親が殺され、父も自殺したと聞かされている。8歳の誕生日に科学者の父から「お前は重要人物になる」と言われ、不思議なデバイス腕輪をはめられた。母を不幸にした科学者の父を恨み、父と同じ生き方はしたくないと思っている。いつも病気の妻ザンティを心配している。
- ジュード・メイザース(青年:マット・テストロ / 大人:ライアン・クワンテン)
- イーサンの兄貴分。昔、酸素不足で死にかけていた幼いイーサンを助けた。ポータルといわれるタイムマシンで未来へ行ったイーサンを追い、2474年に向かう。昔からイーサンに様々な助言をしてきた。タフガイで自信家。
- リチャード・ホワイト(アーロン・グレナン)
- イーサンの父。20年前に死亡した博士。量子物理学者でクロニコープ社のプロジェクト長。地球の空気を増やしたり治療薬を配ったりするため、未来人から学ぼうとしてタイムマシンを作った。イーサンが8歳の時に自殺したといわれている。
- レジーナ・ジャクソン(デボラ・メイルマン)
- クロニコープ社の女性博士。素粒子研究の最高技術責任者。穏やかな口調だが、被験者のリスクを考えない冷酷な側面を持つ。リチャードの死後、2474年にポータルでイーサンを送った。
- ザンティ・ホワイト(サナア・シェイク)
- イーサンの妻。職業は学校の教師。人工酸素のせいで拒絶反応が出る病気を患っている。自分だけでなく、生徒や多くの人々の命を救ってほしいとイーサンに懇願した。未来へ行けば、あなたは大きな存在になれると言ってイーサンを励ます。
映画『2067』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『2067』のあらすじ【起】
2067年、環境汚染が深刻になり、世界は過去最大の危機に直面する。どの国も洪水、火事、食料不足などの問題を抱え、大勢の死者が出た。食料を過剰生産したため植物が絶滅し、多くの木が伐採される。地球は酸素不足になり、酸素が減ると窒息死する人が出た。
人類は人工酸素に依存するようになる。オーストラリアでは、人工酸素がクロニコープ社によって配給されていた。人々は人工酸素がなければ、外出もできない。
イーサンは恩人のジュードと一緒に、発電所で働いていた。イーサンの妻ザンティは、人工酸素に拒絶反応を起こす病気である。この病は人々を死に追いやっていた。
ある日イーサンはクロニコープ社のレジーナに呼び出され、ジュードとラボを訪ねる。ラボにはイーサンの亡き父の作った、ポータル即ちタイムマシンがあった。レジーナは、407年後の未来から「イーサン・ホワイトをこちらに送れ」という伝言を受け取ったと話す。そしてイーサンが未来へ行き、拒絶反応の治療薬を持って帰ってくることを望んだ。
イーサンはジュードや妻に励まされ、未来へ行く決意をする。ラボではナビ用AIのアーチーを手渡され、2474年に送られた。
映画『2067』のあらすじ【承】
2474年に到着したイーサンは、大地に緑が生い茂っている様子を見て驚く。だが人が誰もいない。イーサンは、未来の自分が死んで白骨化しているのを見つけた。その亡骸はイーサンと同じ腕輪をしている。アーチーの記録から、自分が誰かに殺されたのだと分かった。
その後イーサンは毒の実を食べ心停止したが、過去からジュードが助けに来たので一命をとりとめた。
イーサンとジュードは、寂れたクロニコープ社のラボを見つけ中へ入る。そこにはコンピューターがあり起動ボタンを押すと、腕輪からイーサンのDNAが採取された。こうしてアクセスが承認されると、目の前のポータルが起動する。イーサンは、治療薬もないままジュードが急に過去に戻ろうと言うので、不審に思った。
そこでラボのAIに過去の映像を見せてもらう。すると2047年、イーサンの父がポータルを完成させた時の映像が流れた。映像では未来で電力不足が起こる。
その未来とはイーサンたちのいる2474年で、ラボ内で警報が鳴りはじめる。AIの説明によると原子炉コアに電源異常が発生したようで、約4時間以内に電源を再接続しなければ核爆発が起きるということだった。
映画『2067』のあらすじ【転】
イーサンとジュードは、電源を復旧させるため外へ出る。だが街のビルは倒れ緑に覆われていた。ザンティの職場の学校で、彼女の白骨を見つける。イーサンは、人類が全滅し妻を救えなかったと悟り半狂乱になった。
イーサンは過去を変えようと思うが、ジュードは諦めモードだった。イーサンはジュードが聞き覚えのあるセリフを吐いたので、記録にある自分を殺した男の声の主が、ジュードだと理解する。ジュードは思わず銃をイーサンに向けるが、実際は彼にも未来のことなど分からず、混乱しているようだった。
核爆発まであと2時間のところで、イーサンが電源を復旧させ危険を回避する。
イーサンは2047年の父の映像の続きを見た。映像から、レジーナがポータルを利用し、自分たちだけ生き残るつもりだったと分かる。治療薬など最初からなかった。クロニコープ社の人たちは人類を見捨て、選ばれた者だけで酸素のある未来へ行こうと画策していたのだ。父は、その計画を知らずにポータルを開発してしまった。
この非人道的な提案に父は断固反対する。だがレジーナの計画を実行するには、未来の電源の復旧が必須だった。
映画『2067』の結末・ラスト(ネタバレ)
父は念の為、イーサンのDNAがなければ未来のポータルが使えないように設計していた。レジーナは腹を立て、リチャードを射殺する。驚いたことに研究所にはジュードもいた。彼はレジーナからイーサンの保護者になるよう命じられていたのだ。
映像を見たイーサンは、自分を騙していたジュードを責める。2人は口論になったが、ジュードは罪悪感に苛まれ自殺した。
2067年の研究所には、未来へ行ける者が集められていた。ポータルが繋がると、未来からイーサンが戻ってくる予定である。レジーナは彼が戻ってきたら射殺するよう部下に命じた。だがイーサンは戻らず、その代わり大量の植物が送られてきた。未来でポータルを壊すイーサン。
2067年のニュースで、クロニコープ社で大量の植物が見つかったと報道される。レジーナの不正は暴かれた。人類はこの植物により最後のチャンスを手に入れたと、アナウンサーが話す。
ザンティの元には未来にしか咲かない花が贈られてきた。受け取ったザンティは、イーサンが未来から戻って来ないのだと悟り涙を流す。
未来のイーサンが外へ出てみると、そこには自然と共生する人類の街が広がっていた。
映画『2067』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
荒廃した未来の地球を舞台に、人類の希望を探す物語として興味深かった。酸素不足で人類が絶滅寸前という設定も重く、冒頭から終末感が漂っている。主人公イーサンが未来へ送られ、そこに広がっていたのが人類のいない緑豊かな世界だったという展開は意外性があった。特に印象的だったのは、未来の人類を救う鍵が「自分自身」だったと分かる部分。タイムパラドックス的な要素が絡み、少し複雑だがSFらしいロマンも感じた。最後に彼が過去へ戻り未来を変える決意をする展開は、希望を感じさせる終わり方だった。(30代 男性)
映画『2067』は、環境破壊と人類の未来をテーマにしたSFとして考えさせられる作品だった。人工酸素に頼る世界という設定がリアルで、現代の環境問題とも重なる部分が多い。主人公イーサンが未来へ送り出されるものの、そこで人類がすでにいなくなっていることを知る展開は衝撃的だった。特に、自分の行動が未来を変える鍵だと気づく場面は印象深い。大きなアクションよりも人間ドラマに焦点を当てているのが特徴で、静かなSF作品という印象。ラストの選択は切ないが希望も感じた。(20代 女性)
近未来のディストピアを描いた作品として、独特の雰囲気がある映画だった。映画『2067』はタイムトラベルを扱っているが、派手なSFというより哲学的な要素が強い印象。未来に到着したイーサンが、自然が回復した世界を目にする場面は象徴的だった。人類がいなくなった理由や、自分が未来に影響を与える存在だったと分かる展開は興味深い。少し難解な部分もあるが、環境問題や人類の選択について考えさせられる内容だった。派手さはないが、じわじわと余韻が残る作品だと思う。(40代 男性)
映画『2067』は、未来の世界観がとても印象的だった。酸素が不足し、人々が人工酸素に頼って生きている社会はかなり絶望的に見える。その中でイーサンが未来へ送られ、人類の未来を探るという設定が面白い。未来で見たのが緑に覆われた地球だったというのは意外だったし、人間が消えた世界の静けさが不気味でもあった。最終的に彼が未来を変える鍵だったという展開はSFらしい構造。難しい部分もあるが、人類の未来について考えさせられる作品だった。(30代 女性)
SF映画としては比較的静かなタイプの作品だと思う。映画『2067』はアクションよりもテーマ性を重視していて、環境破壊や人類の存続という問題を真剣に描いている。未来に行ったイーサンが、人類がいなくなった世界で真実を知る展開はなかなか重い。特に、自分が未来を救う存在だったという事実が明らかになる部分は印象的だった。ストーリーはやや複雑だが、タイムトラベルと人類の未来を結びつけた発想は面白い。派手さよりもメッセージ性を重視したSF作品だった。(20代 男性)
映画『2067』は、未来を描いた作品でありながらどこか静かな雰囲気がある。酸素不足で崩壊しかけた社会という設定は現実の環境問題とも重なり、考えさせられる部分が多かった。イーサンが未来へ行き、人類がいなくなった地球を見るシーンは印象的で、自然が戻った世界の美しさが逆に悲しく感じられる。物語の後半で、彼の行動が未来の鍵になると分かる構造はSFらしい面白さがある。最後に過去へ戻り未来を変えようとする展開は、希望を感じさせる締め方だった。(50代 男性)
この映画は、壮大なSFというより人間の選択を描いた物語だと感じた。映画『2067』では、環境が壊れた未来の社会がリアルに描かれている。主人公イーサンが未来へ行き、人類が滅びた世界を見てしまう展開はかなりショックだった。特に、自分の行動が未来を左右するという事実を知るシーンは印象的。派手な戦闘やアクションは少ないが、その分テーマがはっきりしている。ラストで未来を変えるために決断する姿には、少し救いを感じた。(20代 女性)
映画『2067』は、近未来SFとして興味深い設定を持った作品だった。人工酸素に依存する社会や企業の支配など、ディストピア的な世界観がよく描かれている。イーサンが未来へ行き、そこで見た地球の姿が人類のいない自然豊かな世界だったという展開は皮肉にも感じた。人間がいなくなったことで地球が回復しているという描写は印象的。タイムトラベルの要素が絡むため少し複雑だが、最後に未来を変える可能性が示される終わり方は印象に残った。(40代 女性)
映画『2067』を観て感じたのは、人類と環境の関係についてのメッセージだった。酸素不足の世界はかなり絶望的で、人々が生きることすら難しい社会が描かれている。主人公イーサンが未来へ行き、人類がいない地球を見るシーンは衝撃的だった。そこから自分が未来を変える存在だと気づく流れは、SFとして面白い構造だと思う。派手な演出は少ないが、テーマはかなり重い。人類がどんな選択をするべきか考えさせられる作品だった。(30代 男性)
映画『2067』は、環境問題をテーマにしたSFとして印象に残る作品だった。人工酸素に頼る世界という設定は現実の未来のようで怖い。イーサンが未来へ行き、人類が消えた地球を目にする展開はかなり衝撃的だった。自然が回復した世界を見ると、人間の存在について考えさせられる。ストーリーはやや複雑だが、タイムトラベルと環境問題を組み合わせた点は興味深い。最後に未来を変える可能性が残される結末は、少し希望を感じさせるものだった。(50代 女性)
映画『2067』を見た人におすすめの映画5選
インターステラー
この映画を一言で表すと?
人類の未来を救うため宇宙へ旅立つ、壮大で感動的なSFドラマ。
どんな話?
地球の環境が悪化し、人類が生き延びることが難しくなった未来。元宇宙飛行士クーパーは、人類の新たな居住地を探す極秘ミッションに参加し、宇宙へと旅立ちます。ブラックホールを越えた未知の世界で、時間の流れや重力といった宇宙の謎に直面しながら、人類の存続をかけた挑戦が続きます。家族との絆も物語の重要なテーマとなる感動的なSF作品です。
ここがおすすめ!
環境危機に直面した人類の未来を描く点で、映画『2067』が好きな人には強くおすすめできる作品です。壮大な宇宙の映像美と科学的なリアリティが見どころで、時間や愛といったテーマが深く描かれています。人類の存続という大きなテーマと、家族の絆を重ねたストーリーは感情を大きく揺さぶり、観終わった後も長く心に残ります。
トゥモロー・ワールド
この映画を一言で表すと?
人類に子どもが生まれなくなった世界を描く、リアルで重厚なSF。
どんな話?
近未来の世界では、人類が突然生殖能力を失い、新しい命が生まれなくなっていました。社会は混乱し、国家は崩壊寸前の状態にあります。そんな中、元活動家の男セオは、奇跡的に妊娠した女性を安全な場所へ送り届ける任務を引き受けます。絶望的な世界の中で希望を守ろうとする人々の姿が、リアルな描写で描かれています。
ここがおすすめ!
ディストピア的な未来社会をリアルに描く点で、映画『2067』と共通する魅力があります。荒廃した世界観や社会の崩壊を感じさせる演出が非常にリアルで、観る者に強い緊張感を与えます。長回しの映像や臨場感のある演出も見どころで、絶望の中にわずかな希望が差し込むストーリーが深い余韻を残します。
ブレードランナー2049
この映画を一言で表すと?
人間と人工生命の境界を描く、美しくも孤独なSF叙事詩。
どんな話?
近未来の社会では、人造人間レプリカントが労働力として使われています。レプリカントを取り締まる任務を持つ捜査官Kは、ある事件を追う中で社会を揺るがす重大な秘密にたどり着きます。その秘密は、人間と人工生命の存在の意味を根本から揺るがすものでした。彼は真実を追う中で、自分自身の存在についても深く考えることになります。
ここがおすすめ!
未来社会の退廃した雰囲気や哲学的なテーマは、映画『2067』が好きな人にとって非常に魅力的です。壮大で美しい映像表現と静かな物語が印象的で、SFでありながら人間の存在や記憶を深く問いかけます。派手なアクションよりも世界観と心理描写を重視した作品で、じっくりと味わえるSF映画です。
ガタカ
この映画を一言で表すと?
遺伝子で運命が決まる世界に抗う男の静かなSFドラマ。
どんな話?
近未来では、遺伝子操作によって優れた能力を持つ人間が生まれる社会が築かれていました。自然出産で生まれたヴィンセントは劣った存在と見なされますが、宇宙飛行士になる夢を諦めきれません。彼はある人物の身分を借り、理想の人生を手に入れるために危険な挑戦を始めます。運命と努力の関係を問いかける物語です。
ここがおすすめ!
未来社会の制度や人間の選択をテーマにした点で、映画『2067』と共通する魅力があります。派手なアクションはありませんが、静かな緊張感と美しい映像が作品の世界観を作り上げています。人間の可能性や夢を信じる物語は、観る人に希望を与える力を持っており、SFドラマとして非常に評価の高い作品です。
オブリビオン
この映画を一言で表すと?
荒廃した地球の秘密に迫る、壮大な近未来SFミステリー。
どんな話?
宇宙戦争によって荒廃した地球で、ドローンの整備を行う任務に就いている男ジャック。彼は地球での最後の任務を続けていましたが、ある女性を救出したことをきっかけに、自分の記憶や任務の真実に疑問を抱き始めます。やがて彼は、地球の歴史と自分の存在に関する衝撃的な秘密に直面することになります。
ここがおすすめ!
荒廃した未来の地球を舞台にした世界観は、映画『2067』が好きな人にとって大きな魅力になるはずです。壮大なスケールの映像とミステリアスなストーリーが融合し、徐々に明らかになる真実が観客を引き込みます。美しい映像とドラマ性のある物語が印象的で、近未来SFとして見応えのある一本です。



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