この記事では、映画『パラレルライフ』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『パラレルライフ』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0016417
| 製作年 | 2010年 |
|---|---|
| 上映時間 | 110分 |
| ジャンル | ミステリー スリラー クライム |
| 監督 | クォン・ホヨン |
| キャスト | チ・ジニ イ・ジョンヒョク ハ・ジョンウ ユン・セア |
| 製作国 | 韓国 |
映画『パラレルライフ』の登場人物（キャスト）
- キム・ソクヒョン（チ・ジニ）
- 最年少で高等裁判所の部長判事になった男。妻はユンギョン。娘のイェジンを愛している。ソン教授事件の担当判事。有能だが、時と場合によっては被害者が納得しないような判決を下す判事でもある。妻が殺害されてからどんどん神経過敏になり、ソン教授の提唱する並行理論を信じるようになる。
- イ・ガンソン（イ・ジョンヒョク）
- ソン教授事件の担当検事。ソクヒョンのソウル大学時代の同級生。昔からユンギョンに気があった様子で、彼女を殺した犯人を必死で探す。真面目でどこか影のある男。ユンギョンの父から気に入られている。
- ユンギョン（ユン・セア）
- ソクヒョンの愛妻。いつも仕事ばかりしている夫に、ちょっとうんざり気味。育ちが良く真面目な印象の女性。父は判事のビョンホ。ある日突然何者かに殺害される。
- ジョンウン（パク・ビョンウン）
- ソクヒョンの事務官。キムが信頼している人物。イェジンがとても懐いている若者。従順で悪く言えばイエスマン。事件以降はキムを心配し、イェジンの面倒を見ることが増えた。
- チャン・スヨン（ハ・ジョンウ）
- キムの判決で人生を台無しにされた被告人。キムに大きな恨みを持っている男。長髪でだらしない格好をしている若者。キムの妻殺しの容疑者として逮捕されるが、供述した内容と事実が噛み合わない。
- ソン・ギチョル（オ・ヒョンギョン）
- 妻を殺害した容疑で逮捕されている教授。ゲーデルと自分の運命は同じだと主張している。著書は「並行理論」。食事を摂らないのでガリガリに痩せている。
映画『パラレルライフ』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『パラレルライフ』のあらすじ【起】
キム判事は、最年少で部長判事に任命される。キムはその祝賀会で、女性記者ナムと出会った。ソン教授の事件の担当記者であるナムは、担当判事のキムに興味を抱きこの祝賀会に出席したのだ。
ナムは、ハンという判事が30年前の今日、キムと同じ歳で部長判事に任命されたと話す。この奇妙な話にキムは顔をしかめた。その後パーティ中に、キムの判決に恨みを持った男から脅迫まがいの電話がある。
帰宅後キムは、ソン教授の取り調べ動画を見る。教授は、しきりと並行理論について語っていた。
別の日キムは、事務官のジョンウンに並行理論についてどう思うかと尋ねた。ジョンウンは、リンカーンとケネディの話をする。
夜電話が鳴り、キムはソファーで目を覚ます。電話に出るとこの間の男からの電話で「お前の家族をズタズタに斬り殺してやる」と脅迫された。その後キムの妻ユンギョンが惨殺される。
後日、失意のどん底にあるキムをナムが訪ねてきた。ナムの情報によれば、30年前の同じ日にハン判事の妻も殺されたようである。
イ検事がキムへの脅迫電話を逆探知し、犯人と思われる若者を逮捕する。男の名はスヨンで、過去キムの下した判決に不満を持っていた。
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映画『パラレルライフ』のあらすじ【承】
だがキムは取り調べの内容から、スヨンが真犯人ではないと感じる。またスヨンは、キムの妻が死んだことを知らないようだった。ユンギョンに個人的な思い入れがあるイ検事は、この事件は自分に任せろとキムに言った。
キムが判事を担当していた事件の容疑者であるソン教授が、死亡した。自分がゲーデルと似た運命にあると主張するソン教授が、ゲーテルと同じ日に死亡したことで、キムは平行理論を信じるようになる。
キムはハン判事の過去について徹底的に調べる。するとハン判事は妻を殺された後、本人もユ・ヒョンソンという人物から殺害されていた。
キムはハン判事のことが気になり、ナムと会う約束をする。だがキムがナムの家を訪ねると、彼女は既に殺害されていた。
ナムが殺されたことで、キムは別に犯人がいると確信し、独自にハン判事の調査を続ける。ハンは自分と息子、それに事務官を同じ場所で殺されていた。その話を聞いたジョンウンは顔色を変える。
ジョンウンがハン判事の事件の担当刑事を調べると、パク・ウンボンという男の名が挙がる。そこでキムはパクを訪ねた。その直後、キムの車に大型トラックが激突する。
映画『パラレルライフ』のあらすじ【転】
殺されかけたキムは犯人が他にいると思いイ検事に文句を言うが、同じ頃スヨンは逃走していた。だがキムは、イ検事が何かを隠しているのではと疑う。
キムはパクの家に行き、先日のトラックがパクのものだったと分かる。パクと掴み合いになったキムは、不手際で彼を殺害してしまった。
その頃幼児送迎バスが爆破され、イェジンはスヨンに誘拐された。その日キムの代わりにイェジンを迎えに行ったジョンウンは、スヨンとイェジンを追う。そこへ事態を察したイ検事が現れ、無事イェジンを救出する。
キムは娘を助けてくれたイ検事らに礼を言う。翌日は、30年前ハン判事の一家殺害事件が起こった日と同じ日だった。だからキムとジョンウンとイェジンが別の場所にいる必要がある。そこでキムは、イェジンをイ検事に預けた。
キムはパクと長官が何かを隠蔽し、ユ・ヒョンソンに濡れ衣を着せたのではないかと睨む。そこで長官を訪ねると、その頃長官が担当検事だったと知る。キムの脳裏にイ検事の顔が浮かんだ。
キムはジョンウンに電話をかけ、イ検事が犯人だと言った。イェジンが危ないと思ったジョンウンは、イ検事の家に行き彼女を連れ戻す。
映画『パラレルライフ』の結末・ラスト（ネタバレ）
一方ジョンウンの家に勝手に入ったキムは、そこにユンギョンの写真がたくさん貼ってあったので驚いた。そこにジョンウンから電話が入り、離れに誘導される。
以前はその離れでユンギョンとジョンウンが密会し、情事にふけっていた。ユンギョンはキムの思っていたような女性ではなく、そのことはイ検事や彼女の父もよく知っていたとジョンは話す。それを聞いたキムは、ジョンウンを殴り続けた。
キムがイェジンを連れて帰ろうとすると、ジョンウンは瓶でキムの頭を殴る。イェジンはジョンウンの子だった。そこへイ検事が駆けつけ、誤ってジョンウンとイェジンを射殺した。娘が撃たれ泣き叫ぶキム。
帰宅したキムは、イェジンが妻の結婚指輪を持っていたと知る。その指輪を見た時キムは全てを思い出した。妻殺しの犯人は自分だったのだと。
ユンギョンは度々キムの飲み物に薬を入れ眠らせた後、浮気をしていた。ある日キムは妻の浮気現場を見てしまい、カッとなって殺したのだ。その後妻が自分に飲ませていた薬を自分で飲み、記憶を失った状態で目を覚ました。
その後キムは、スヨンから絞殺された。全て並行理論通りであった。
映画『パラレルライフ』の感想・評価・レビュー
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映画『パラレルライフ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『パラレルライフ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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