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映画『8mm』あらすじ・ネタバレ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『8mm』の概要:1999年のアメリカ映画(原題:8mm)。死んだ富豪の妻から頼まれた探偵トムが、亡き夫の金庫から発見されたというスナッフフィルムの真実を調査するサスペンスストーリー。

映画『8mm』 作品情報

8mm

  • 製作年:1999年
  • 上映時間:123分
  • ジャンル:サスペンス
  • 監督:ジョエル・シューマカー
  • キャスト:ニコラス・ケイジ、ホアキン・フェニックス、ジェームズ・ガンドルフィーニ、ピーター・ストーメア etc

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映画『8mm』 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

[miho21]

映画『8mm』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『8mm』のあらすじを紹介します。

探偵のトム(ニコラス・ケイジ)にある依頼が舞い込んで来た。
それは先日亡くなったという大富豪の妻からである。
夫の遺品を整理していたところ、隠し金庫の中から1本の8mmテープが出てきた。
中身はスナッフフィルムらしい、仮面の男性による若い女性の殺害映像だった。
夫人は夫にそんな趣味があったとは思いたくなく、そのビデオの調査をトムに頼んできたのだ。

それからというものアダルトビデオ店で働く裏の世界に詳しい友人を訪れ調べていくと、そのビデオは本物のスナッフフィルムであることが明らかになった。
つまり大富豪がスポンサーとなり、自分の性癖のために作らせたものであった。
トムが調査結果を夫人に伝えると、その後自殺してしまう。

トムはこの事件を調べていく中で、未成年の少女を惨殺し見世物にするという行為に憤りを感じながらもアンダーグラウンドの世界へ魅かれていった。
そのビデオが作り物であってほしい、少女は生きていて欲しいと願っていたのである。
しかし彼女は行方不明者として家族から捜索願が出ていた。
トムは母親を探し出し会うことに。
娘を思う母親に本当の真実が知りたいかと聞くと、知りたいと言う。

トムはスタッフビデオの製作者たちを突き止めた。
そして怒りに任せ、少女の母親に電話をし事実を伝え、復讐をして良いという許可をくれないかと頼む。
母親が困惑しながらも了承するとトムは復讐の鬼となった。

映画『8mm』 結末・ラスト(ネタバレ)

トムはスタッフを殺しはじめ、遂に殺人の実行犯であるビデオに映っていた仮面の俳優を突き止めた。
そして住処に侵入。

そこで男ともみ合いになるもトムが男を殺した。
見ず知らずの少女のために、自分を汚してしまいその後悔と正義感に葛藤するトム。

しかしその少女の母親から感謝の手紙が届いた。
このことで少し救われるのだった。

映画『8mm』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『8mm』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

アンダーグラウンドの気味の悪さ

世の中には知らないことが山ほどある。
当時本作品を観て非常に不快になったことを覚えている。
スナッフビデオとは今や都市伝説化しているし、本当にあったとしてもそれを観ることは一般人には無いだろう。
一部の富豪たちが金の力を使い、自らの快楽のために人を殺す。
そのビデオを鑑賞して楽しむという何とも理解できない遊びである。
その闇に迫るサスペンスがこの映画だ。
全編に渡り人間とは何かということを考えさせるストーリーで、心の弱い若者にはあまりお薦め出来ない。

ニコラス・ケイジの意外なはまり役

どこか頼りなく、薄笑いを浮かべた優しいおじさんというイメージが強いケイジだが、本作品では私立探偵を演じそこから病的に自分の正義感にはまっていくという衝撃的な役柄を見事演じきった。
目がランランとし、男たちに復讐するその姿は狂気そのもの。
意外にも今まで観た中でかなりマッチした役どころだと思う。
演技力はさすがのものであるし、アンダーグラウンド感がケイジの良さを引き出している。

演出的効果

8mmがメインテーマであるから、もちろんこの映像が繰り返し流されるのだが普通の画質の良いビデオと違い8mmというのは人の恐怖心を煽る。
また薄暗く、何を考えているのかわからない人々との関わりが気味の悪さを助長し映画を盛り上げる十分なスパイスとなっている。
内容自体が激しいものではあるが、この映画は演出効果で仕上がっているという雰囲気映画要素が非常に強い作品である。

映画『8mm』 まとめ

アンダーグラウンドの世界を映画にするというのは勇気がいることである。
人はこのようなジャンルに手を伸ばしてみたいと思いながらも、恐怖心が働き嫌悪感を持って終わりになる人もたくさんいるからだ。
映画そのものの評価は薄く、こういう事実が本当にあるのかそれの方が気になってしまう。
俳優やスタッフは正直誰だって良いのだ。

しかし主役にニコラス・ケイジを起用したのはポイントである。
他の俳優だったら、例えばモーガン・フリーマンだったらいかにもすぎるし、トム・ハンクスだったらもっとお人よし感が強くなる。
程よく善悪のバランスを与えることが出来る俳優はやはりケイジだろう。
内容としては楽しいものではないので、老若男女とはいかないがスリルな展開が好きな人にはお薦めである。

みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    単純なサスペンスではありますが、テーマがテーマなだけに考えさせられるものがあります。ラストも正直、後味良くないですね。単純に受止めればスッキリするかもしれませんが…。なんだか特殊な性癖を持つ者はこの世に居場所は無いぞと言いたいかのようでセクシャルマイノリティにネガティブな印象付けると思いました。