12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『9デイズ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『9デイズ』の概要:チケットのダフ屋をしていた主人公はある日突然、CIAに協力を要請される。死亡した諜報員が実は双子の兄弟だったことが分かり、身代わりをすることに。しかし、教育期間はたったの9日間。主人公は立派に諜報員として活躍できるのか。

映画『9デイズ』の作品情報

9デイズ

製作年:2002年
上映時間:117分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:ジョエル・シューマカー
キャスト:アンソニー・ホプキンス、クリス・ロック、ガブリエル・マクト、ガーセル・ボヴェイ etc

映画『9デイズ』をフルで無料視聴できる動画配信一覧

映画『9デイズ』をフル視聴できる動画配信サービス(VOD)の一覧です。各動画配信サービスには2週間~31日間の無料お試し期間があり、期間内の解約であれば料金は発生しません。無料期間で気になる映画を今すぐ見ちゃいましょう!
U-NEXT
Hulu ×
Amazonビデオ ×
dTV
TELASA ×
TSUTAYA DISCAS
ビデオマーケット
Netflix ×

※動画の配信情報は2022年5月時点のものです。配信状況により無料ではない場合があります。最新の配信状況は各動画配信サービス(VOD)の公式サイトでご確認ください。

映画『9デイズ』の登場人物(キャスト)

ゲイロード・オークス(アンソニー・ホプキンス)
CIA諜報員で壮年の男性。貫禄があり、任務にて核爆弾の購入者として武器商人と面識を持つ。チームを率いるリーダーで冷静沈着。
ジェイク・ヘイズ(クリス・ロック)
チケットのダフ屋やクラブのDJとして生計を立てている黒人男性。一度に複数の物事を同時に進行させる賢さと、交渉術を持っている。ケヴィンとは一卵性の双子だが、性格は正反対。
ジュリア・ベンソン(ケリー・ワシントン)
ジェイクの恋人。家族にはジェイクとの付き合いを反対されているが、別れたくないと思っている。可愛らしい黒人女性。
ドラガン・アジャニチ(マシュー・マーシュ)
凶悪なテロ組織のボスで、国際指名手配犯。核爆弾を狙ってケヴィンを殺害、ジェイクをも執拗に追い詰める。

映画『9デイズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『9デイズ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『9デイズ』のあらすじ【起】

チェコ共和国、プラハ。CIA諜報員であるケヴィンは、マイケルという偽名を使い、核爆弾のおとり捜査に参加。取引は無事に成功するもののその帰り、何者かに襲われて命を落としてしまう。

武器商人と取引できるまでに、2年もの歳月がかかっている。それも、亡くなったケヴィンだけが仲介人として認められており、取引の期限まで残り9日しか残されていない。調べによるとケヴィンを殺害したのは、テロリスト集団を率いるドラガン・アジャニチ。奴は武器商人から核爆弾を手に入れるため、邪魔な存在であるケヴィンを殺害したのだ。
アメリカのバージニア州、ラングレー。CIA本部では今回の任務を成功させるため、ケヴィンの代役を選定。

チケットのダフ屋として生計を立てるジェイク・ヘイズは、口八丁手八丁のやり手。チェスの対戦をしながら、携帯電話を片手に次々とチケットを裁く。一度に複数の物事を裁くことができるということは、賢い証拠だ。ケヴィンの代役としての能力は申し分なく、更に容姿も瓜二つだった。

CIA諜報員ゲイロード・オークスは、ケヴィンが所属するチームを率いている。彼はジェイクを徹底的に調査して交渉に乗り出した。ジェイクはケヴィンと双子の兄弟だったが、病院側の陰謀により、双子であることを知らなかった。
オークスは彼と報酬の交渉をして、CIA本部へ連れて来ることに成功する。

一室に軟禁されたジェイクは、チェコ語を勉強。オークスは彼をケヴィンそっくりに仕立てるための教育を施すことになった。ケヴィンのことを知れば知るほど、全くの正反対。
1日目、真面目にやらないジェイクを殺すと脅した。すると、ジェイクは3日目にして上々の成果を上げる。元はとても賢いのだ。

映画『9デイズ』のあらすじ【承】

4日目。ジェイクはケヴィンが使っていた偽名で実際の現場へ。あとは実践で学ぶしかない。隣人はジェイクをケヴィンだと信じて疑わなかった。一卵性の双子なのだから当然である。だが、ここで緊急事態が発生。彼を狙う暗殺者が現れたのだ。
ケヴィンが死んだ理由を知らなかったジェイクは、暗殺者に襲われ現場から逃亡。オークスのチームは暗殺者を追い詰めるも、投身自殺を図られてしまう。

ジェイクは恋人のジュリアに電話をかけるも、付き合いに反対していた家族から拒絶される。仕方なく母親の元へ向かった。母親でさえジェイクが双子であることを知らなかったが、息子への愛情は本物だった。
母親の家から出たところで、オークスに遭遇したジェイク。彼から事情を聞き、今後どうするかを問われる。ジェイクは逡巡した後、戻ることにした。

自分が置かれた状況を正しく理解したジェイクはその後、緊急時の対応を勉強。取引にて入手するポータブル核爆弾の模造品を見せてもらう。核爆弾はロシアから盗まれたもので、スーツケースに収まる小ささだった。

翌日はチェコ共和国のプラハへ。ホテルへチェックインした後、武器商人から持たされた携帯電話に連絡がある。場所と時間が指定され、ジェイクはオークスと共に指定された場所へ向かい、武器商人と対面した。

その場ですぐにブツが手に入るわけではない。緊迫した状況の中、ジェイクは上手く切り抜け対面を終えた。これには歴戦の諜報員であるオークスも彼を誉める。ホテルへ戻ったジェイク。この日は早々に休もうと考えていたが、部屋の浴室でシャワーを浴びている女性と遭遇。

ジェイクの部屋を監視カメラで見ていたオークスから、女性が何者であるかを聞いたジェイク。彼女はマイケルに扮したケヴィンの恋人だった。仕方ないのでディナーを付き合うことに。食事の合間に別れ話を切り出したが、なぜか恋人の恋情が深まってしまう。

映画『9デイズ』のあらすじ【転】

ホテルの部屋へ入る前にキスされてしまうジェイク。だが、恋人は彼がケヴィンではないことを即座に見抜き、口論になる。しかし、折り悪くそこへドラガンの手の者が襲撃に現れ、ジェイクは恋人を連れて逃走し、ダストボックスへ身を潜めた。命の危険が迫っているというのに、こんな時に限って武器商人から電話が来る。2時間後に指定の場所へ来いという話だった。

オークス達によって助かったジェイクだったが、恋人は騙されていたと激怒して早々に退場。一行はブツの取引へ向けて、入念な準備を行う。
場所はホチェショフ修道院。オークスと2人で向かった。

ボディチェック後、武器商人と再び対面。実物の核爆弾を前にジェイクの緊張が高まる。事前に打ち合わせていた通りに、爆弾が本物かどうかを確認。爆弾システムのダウンロードには時間がかかるため、ジェイクは得意の話術で時間稼ぎ。だが、CIAのコンピューターへダウンロードされるはずが、妨害に遭いダウンロードに失敗してしまう。しかし、現場では前もって聞いていた了承音が鳴る。

本物であることが確認されたため、オークスは1900万ドルの数字だけを送金。コンピューター上で数字が動くだけなので、実際に現金の振り込みはされない。振込が完了。武器商人は嬉々として退散することにした。
しかし、そこへドラガンとその一味が乱入。武器商人が右腕の側近に裏切られていたことが判明する。武器商人はその場で射殺。

オークスとジェイクは状況を冷静に見守り、緊急事態のアラームを鳴らした。すると、CIAの諜報員達が一斉に行動を開始。
しかし、状況は更に悪化。武器商人の右腕がドラガン本人により射殺されてしまったのだ。

爆弾のシステムが入ったジェイクの端末がドラガンの手に渡ったところで、銃撃戦が開始。
幸いジェイクの端末は彼にしか起動できないよう設定されているため、今すぐにどうなるものでもない。問題は爆弾を手に入れることだ。ジェイクは核爆弾を入手し、オークスと逃走した。

映画『9デイズ』の結末・ラスト(ネタバレ)

車に取り付けていた追跡装置により、オークスとジェイクの救出にやって来たCIAだったが、最悪なことに追跡装置が外されている。車で逃走した2人は完全に孤立。追いかけて来るドラガン一味と車上での攻防を展開した。
しかし、敵との攻防中に爆弾が車外へ落下。取りに戻ろうとしたが、正面から一味が衝突して来たため、身動きが取れなくなり爆弾が奴らの手に渡ってしまう。

無事に救出されたオークスは、上司からジェイクを餌にしてドラガンを誘き寄せるよう命令される。最悪な場合に至ったらジェイクを消せばいいと言う。
当然、話を聞いたジェイクは激怒。だが、爆弾のコードが渡って爆破されてしまえば、被害は留まることを知らない。数百万人の住民の命か、たった1人の命かと言われたら、1人の命を捨てるに決まっている。ジェイクは心を決めて、囮になることにした。

その頃、ドラガンはホテルにてジェイクの通話記録を調べ、アメリカにいる恋人ジュリアを捕縛。人質にしてジェイクへと電話をかけた。ニュージャージー州の自宅へ戻り、連絡を待てと言う。ジェイクの話を聞いたCIAは総動員で準備を行った。

アメリカ、ニュージャージー州。アパートへ戻ったジェイクにドラガンから連絡が入る。ジェイクには小型の盗聴装置を皮下注射しているため、バックアップは万全だった。
指示通り、迎えに現れたバンに乗車したジェイクは廃病院へ。スタンガンで動きを封じられ、拘束された上に拷問を受け、網膜照合をされてしまう。

このままではジェイクが殺されてしまう。オークスは部下と共に廃病院へ潜入。爆弾のコードを入力されたため、すぐにでも起動される恐れがある。ジェイクを救助したオークスは、一味の携帯から住所を突き止めた。場所は大勢の住民が利用する駅だった。

諜報員総出で爆弾の探索をし、忘れ物の保管庫へ。そこには、ドラガンの一味が爆弾を手に反撃してくる。激しい銃撃戦を繰り広げ、オークスも被弾してしまうが、一味を倒し爆弾を無事に入手した。
トランクを開けると、制限時間は約3分に迫っている。コードの入力をして起動解除をしなければならない。オークスはジェイクが見たはずのコードを思い出すように言う。順調に2つのコードを入力し、残りはあと2つ。

しかし、そこへドラガンがジュリアを連れて現れる。刻々と時間が迫る中、オークスと協力してドラガンを倒した。ジュリアは無事に解放されるが、爆弾の制限時間は止まらない。ジェイクは残りのコードを入力。12秒前で起動解除に成功した。

その後、CIAはジェイクとの約束通り、彼に多額の報酬を与える。
3か月後、ジュリアとジェイクが結婚。式は盛大に行われ、オークスも祝いに駆け付けてくれるのだった。

映画『9デイズ』の感想・評価・レビュー

突然、自分が双子である事がわかり、テロ組織の企みに巻き込まれるジェイクが主人公の映画。結構強引なストーリー展開感は否めない。また、ジェイクも非凡な才能を持っている為、意外とスムーズに対応出来てしまうのも、あまり現実味が無い感じがしてしまう。とはいえ、そこが本作品の醍醐味といえば醍醐味なので、あまり細かい事は考えず、ジェイクの頭の回転の早さや機転などを黙々と楽しむように見て欲しい。結末も、変にしこりを残さず、ちゃんとしたハッピーエンドとなっている。(男性 30代)


アンソニー・ホプキンスとタッグを組むなんて演技で食われるんじゃないか……という杞憂をクリス・ロックが吹き飛ばしてくれる作品です。食われずにちゃんとコンビものとして成立しています。
元々双子と言っても、訓練を受けていないのにジェイクのスペックが高すぎて驚きます。シリアスよりもコメディタッチのスパイものですが、アクションシーンはかなり大掛かりです。複雑すぎて意味が分からないということはないので、単純に楽しめます。ただ、印象に残るセリフやシーンはありません。(女性 30代)


ただのダフ屋が実は双子で、死んだ片割れがまさかのCIAの諜報員でしかも代わりになれという無茶ぶりが過ぎる今作。クリス・ロックのフットワークの軽い演技と大物俳優アンソニー・ホプキンスの渋い演技が見物。
とんでもない設定なのにシリアスもあって、アクションもある。そして、アンソニー・ホプキンスの渋さが作品を引き締め、終盤では手に汗を握る。主人公の適応能力が凄まじい。深く考えずに流れに身を任せ、楽しめる作品だと思う。(女性 40代)

みんなの感想・レビュー