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映画『アラクノフォビア』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『アラクノフォビア』の概要:南米のアマゾンから新種の毒クモが越境。アメリカのカリフォルニア州はカナイマで、毒クモが繁殖を開始してしまい、突然死が続出する。クモ恐怖症の医師が家族と町を守るため、トラウマを乗り越えて毒クモと対峙する様を描いている。

映画『アラクノフォビア』の作品情報

アラクノフォビア

製作年:1990年
上映時間:109分
ジャンル:コメディ、ホラー
監督:フランク・マーシャル
キャスト:ジェフ・ダニエルズ、ハーレイ・ジェーン・コザック、ジュリアン・サンズ、ジョン・グッドマン etc

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映画『アラクノフォビア』の登場人物(キャスト)

ロス・ジェニングス(ジェフ・ダニエルズ)
アメリカ、カリフォルニア州のカナイマへ、新たに赴任して来た医師。幼少期のトラウマからクモ恐怖症となる。医師としての診断も正確で賢い。人当たりは良い。
モリー・ジェニングス(ハーレイ・ジェーン・コザック)
ロスの妻であり、2児の母。写真を撮るのが趣味で、家の納戸で立派なクモの巣を発見し、思わずシャッターを押してしまう。虫には強いが、殺さずに逃がす主義。
ジェームス・アサートン(ジュリアン・サンズ)
昆虫学者。アマゾンにて新種のクモを発見する。クモの生態を研究し、ミツバチのような働きをすることまで調べ上げる。
デルバート・マクリントック(ジョン・グッドマン)
害虫駆除業者。自作の強力な殺虫剤が売り。虫との対決に執念を燃やしている。恰幅の良い男性。

映画『アラクノフォビア』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アラクノフォビア』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アラクノフォビア』のあらすじ【起】

南米、アマゾンの熱帯雨林。昆虫学者であるジェームス・アサートンは人類未踏の地にて、新種のクモを発見する。そのクモの生命力は非常に強く、昆虫を殺すガスでも死ななかった。

探索隊にはアマゾンのことを良く知らないカメラマンが同行していたが、荷物に身を潜めていたクモに刺されてしまう。カメラマンはクモが持つ猛毒にて即死。博士は遺体を箱に詰め、家族の元へ丁重に搬送した。その棺にあのクモが潜んでいるとも知らずに。

アメリカ、カリフォルニア州カナイマへ遺体が到着。中を開けてみると、カメラマンの遺体はまるでミイラのように干からびていた。棺からクモが脱出。動物の玄関から外へ出たが、カラスに捕まってしまう。クモはカラスへと攻撃し、とある家の付近へ落下した。

同町に新任でやって来た医師ロス・ジェニングスは、妻モリーと2人の子供の4人家族。ロスはクモが大の苦手で、近寄ることもできない。発見したら大抵はモリーが対応していた。
翌日、赴任先の診療所を訪れたロスだったが、引退するはずだった先任の老医師が突然、引退を撤回。仕事に就くことができなくなってしまう。

心優しい隣人のお陰で、一先ずは仕事にあぶれることはなかったが、隣人はいたって健康体。医師は患者がいなければ、ただの人である。
同じ頃、家の納戸へ入ったモリーは、屋根裏に立派なクモの巣が張ってあるのを発見。クモの巣はあのアマゾンの新種の毒クモが張ったものだった。

映画『アラクノフォビア』のあらすじ【承】

帰宅した夫にクモの巣のことを話したモリー。ロスは幼少期、クモに刺され麻痺したことがあるらしくそれ以来、クモ恐怖症になったことを明かす。だが、モリーはトラウマを乗り越えるためにも、立派なクモの巣を見に行こうと言う。

妻の言葉に誘われたロスは納戸へ向かい、勇気を出して屋根裏へ。だが、老朽化した梯子が壊れてしまい、良く見ない内に退却。屋根裏の奥で毒クモが繁殖しているのを知らずに済んだ。

週末、隣人がロス一家の歓迎パーティを開いてくれる。パーティは沢山の来客で賑わいを見せる。
同じ頃、孵化した卵から毒クモが大漁に発生。町中へと散らばって行った。
パーティが盛況に終わったその夜、隣人宅にもクモが侵入。独り身の老婦人をその毒牙にかける。

翌日、モリーが隣人宅へお礼の電話をかけるも、ずっと話し中だと聞いたロス。様子を見に行って隣人の遺体を発見する。検視には老医師も駆けつけ、隣人の死因を心臓麻痺だと診断した。だが、ロスにはとてもそうは思えない。彼の診断では隣人は高血圧でもなければ、病気でもなくいたって健康体だった。死因は心臓麻痺ではない。遺体の調査を申し出たロスだったが、小さな町で長年患者を診てきた老医師の方が町人には信用される。ロスの話は信じてもらえなかった。

映画『アラクノフォビア』のあらすじ【転】

少なくとも、都会にて医師として勤めていたロスの方が診断は正確なはずだ。しかし、田舎の町ではそれが通用しない。何がいけないのか思い悩むロス。

新しく購入した家の地下には、ロスが夢にまでみたワインセラーがあったが、床板が腐っていることが判明。モリーは害虫駆除業者に駆除を依頼した。やって来たのはデルバート・マクリントック。彼が言うには、床板が腐っているのは虫のせいではないらしい。

同じ頃、ロスは高校のアメフト部へ来ていた。コーチから選手を診て欲しいと言われたのだ。部活を見学していると1人の学生が突然、倒れて命を落とした。学生が被ったヘルメットにクモが潜んでいたせいだが、死因はタックルのせいだとされた。

学生の葬儀の後、ロスを敵視していた老医師がクモに噛まれて死亡。老医師はロスに助けを求めたが、彼が到着した時にはすでに亡くなっていた。町には医者がロス1人だけになる。奇しくも、彼は本来の仕事を得て大忙しとなるのだった。

老医師の検死に郡衛生局が乗り出したことで、遺体の検査が行われる。すると、血液中から微量ながら未知の毒が検出された。ロスは念のため、前に突然死した遺体の検査も依頼。

突然死の原因はクモの毒だと予想したロス。昆虫学者のアサートン博士へ調査を依頼することにする。博士はロスがカナイマの医師だと聞き態度を一変させ、助手を向かわせた。
ロスと検視官は墓から遺体を発掘し、2つの遺体に噛み痕を発見。それを見た助手は博士に助けを求めた。

助手の話によると、アサートン博士は南米で新種の毒クモを発見し、現在はその生態を調べているらしい。ロスと助手は生きたクモをサンプルとして1匹捕まえた。
アサートン博士が到着。ロスは毒クモに刺されたカメラマンがカナイマ出身で、遺体は実家があるこの町へ送られて来た。だが、その棺にクモが潜んでおり恐らくは、遺体の血液を吸いながら命を繋いで、越境したことを知らせる。

映画『アラクノフォビア』の結末・ラスト(ネタバレ)

それを聞いた博士は早速、サンプルのクモを調査。南米にいたクモと同種のものだったが、恐らく越境したのは雄のクモで、こっちの雌と繁殖したものと思われる。しかも、サンプルのクモには生殖器がなく、兵隊クモであることが判明。

兵隊クモには生殖器がなく、成長も早い。その代わり命も短い。その生態はミツバチと良く似ていて、女王や王は働きクモを使って餌を集める。しかも、南米では王や女王が数多いて、支配地域は限られていたが、ここでは敵がいないため、越境した雄は今も尚、王として君臨していると思われた。

一世代目の雄は最初に女王となる雌を作り、2匹で巣を構成。女王に巣を守らせる。女王は
やがて生殖機能を持った子孫を作り、ハチのように分家するため、クモの数は更に倍増する。そうなったら町は全滅するだろう。

一行は害虫駆除業者のデルバートを加え、急いで雄と巣の捜索へと向かった。ロスと助手、デルバートは葬儀屋の自宅へ向かうも、時すでに遅く葬儀屋夫婦はクモの毒牙にて死亡していた。

葬儀屋の家から出たロス達は、改めて地図から被害者を上げる。すると、その中心にはロスの家があった。恐らく、クモは彼の家で繁殖している。
同じ頃、博士は当たりをつけてロスの家の納戸へ。2階で立派な巣を発見し、雄を誘き寄せようとして逆に襲われてしまう。

ロスは助手と共に自宅へ戻るも、家はすでに兵隊クモによって包囲されている。助手とモリー、子供達を避難させるも、ロスだけが逃げ遅れてしまう。彼はクモ恐怖症故に恐怖で戦き、闇雲に逃げ回った。しかし、その拍子に床板が陥没。地下のワインセラーへ落下してしまう。

彼はそこで、女王の巣を発見。家族と町を守るため、ロスは勇気を出してアルコール度の高いワインを巣にかける。すると、そこに巨大な隊長クモが登場。驚いた彼はワインセラーの下敷きになるも、どうにか這い出てクモと対決。隊長クモと共に女王の巣をも焼くことに成功するのだった。

映画『アラクノフォビア』の感想・評価・レビュー

本作は、南米アマゾンで昆虫学者が発見した新種の猛毒蜘蛛が、死体を通じてカルフォルニアに上陸したことで起こった蜘蛛パニック映画。
コメディーホラーとカテゴライズされているが、完璧なホラーだと思う。
本作は、蜘蛛がドアップで画面いっぱいに映った時の目の怖さや蜘蛛がじんわりと迫ってくるカメラワークが秀逸で、虫嫌いには心底恐怖でしかないが、『ジョーズ』や『ジュラシック・パーク』とは違った視点で観れるところが魅力的な作品。(女性 20代)


ホラー映画も、過激なシーンの多いスプラッター映画も大好きですが、こういう「昆虫パニック」作品は本当に苦手です。虫が嫌いな方には絶対オススメしません。特に蜘蛛が苦手な方。
「アラクノフォビア」を直訳すると「蜘蛛恐怖症」。ある田舎町に引っ越してきた医師は、アラクノフォビアでした。しかしその町で毒蜘蛛が大量発生。私だったら逃げ出したくなる展開です。
B級感はありますが、品よく驚かせてくる感じがなんともクセになり、面白かったです。(女性 30代)


タイトルとあらすじを見た感じではもっとチープな作品かと思っていたのだが、予想を裏切るホラー要素とストーリー展開だった。確かにB級映画ではあるが、徐々に追い詰められる感じとクモに襲われる展開に違和感はなく、良くできている。主人公はクモ恐怖症の医師なのだが、見るのも嫌いなものと対峙する勇気は相当なものだと思う。博士があまり活躍しない内に死んでしまうのも危機感を煽る演出だったのだろうが、呆気ない死に方にちょっと驚いたくらいだ。頼りになる存在がいるのといないのとでは、心の持ちようが大分違うと思うので、主人公はよく頑張った。ストーリーはクモを焼き殺したことでハッピーエンドで終わらせているが、クモは1匹でも残れば繁殖していくのだろうから、きっとこれで終わりではないと思う。そんな予想をさせてしまう、ある意味秀逸な作品だ。(女性 40代)

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