この記事では、映画『めぐり逢わせのお弁当』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『めぐり逢わせのお弁当』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『めぐり逢わせのお弁当』の作品情報
上映時間:105分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:リテーシュ・バトラ
キャスト:イルファン・カーン、ニムラト・カウル、ナワーズッディーン・シッディーキー etc
映画『めぐり逢わせのお弁当』の登場人物(キャスト)
- サージャン(イルファーン・カーン)
- 保険会社に勤続35年の損害査定部員。妻を亡くし、弁当屋の配達弁当を食べる毎日。人嫌いで孤立している。
- イラ(ニムラト・カウル)
- 料理上手な専業主婦。夫の愛を取り戻そうと、お弁当作りに奮闘。娘と三人暮らし。
- シャイク(ナワーズッディーン・シッディーキー)
- 早期退職するサージャンの後任者。孤児。サウジアラビアで職を転々としていたが、恋人を得てムンバイに定住。
- おばさん(バーラティー・アーチュレーカル)
- イラの上階に住み、寝たきりの夫を介護している。イラの良き相談相手で、料理も指導。
映画『めぐり逢わせのお弁当』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『めぐり逢わせのお弁当』のあらすじ【起】
ムンバイに暮らすイラは、毎日娘の世話をし夫のお弁当を作る普通の専業主婦。上階に住むおばさん仕込みの料理で、冷めきってしまった夫との仲を修復したいと願い、今日も緑色のバッグに入ったお弁当箱を配達人の手に託す。配達人はそうして何百ものお弁当を集め、自転車や電車でムンバイ中に配っていく。
イラの緑色のランチバッグも順調に運ばれていくが、その日辿り着いたのは夫の元ではなく、リタイア目前の会計係サージャンのデスクだった。彼は紹介された後任の青年シャイクをむげに追い払い、一人昼休みに入ってしまうような男だった。
お弁当箱のふたを開け、サージャンはふと、いつもと香りが違う事に気が付く。4段重ねのお弁当箱を次々と開け、中を確認し、勢い込んで食べ始めた。そして、お弁当箱は再びイラの元へ。舐めたように綺麗になった様子を見て喜び、夫の帰りを待つイラ。化粧にも身が入る。しかし、帰ってきた夫はいつも通りで、お弁当について尋ねても、入れたはずのないカリフラワーがおいしかったという始末。
一方、サージャンは約束の時間に現れなかったシャイクを見捨て、数分と待たず退社してしまう。そして帰路、弁当屋に寄って退職と配達契約解消の旨を告げるのだが、去り際に今日の弁当はおいしかった、と礼を言う。弁当屋は驚き、明日もまたカリフラワーを入れてやろうと決めた。
自宅の敷地にボールを入れてしまい困る子供たちを放って家に入るサージャン。ベランダで煙草を吸い隣家の食卓風景を眺めていると、視線に気づいた中の子供に窓を閉められた。夕食は一人わびしく、テイクアウトのカレーを食べる。しかし、イラもまた、テレビの音しかしない食卓を夫と娘と囲んでいるのだった。

映画『めぐり逢わせのお弁当』のあらすじ【承】
翌日、サージャンはお弁当の香りに再び心を弾ませる。いざ食べ始めようとしたところで、お弁当箱の中に手紙を見つけた。手紙には、イラが夫に料理で愛を伝えたかったが間違って配達されたこと、綺麗に食べてくれて嬉しかったことが綴ってあった。この手紙はおばさんのアイディアで、もし夫が読んだとしても妻の気持ちがわかるだろうという算段だった。それに対しサージャンは、一言だけ、“今日のは塩辛かった”と返事を書いた。こうして、イラとサージャンの文通が始まった。
次第に、イラは個人的な事も手紙に書くようになっていく。15年間寝たきりで天井のファンを見つめるだけのおじさんのこと、それを看病するおばさんのこと、そして携帯を見るばかりでおじさんと変わらない夫のこと。サージャンは夫が忙しいのは現代の急激な発展のせいだから仕方がない、他界した妻も土地が無く立ったまま埋葬された、それより子供を増やしたらどうかと提案する。イラもその気になるが、夫は相変わらずで、毎日カリフラワーは止めろというだけだった。
翌朝、町中がものすごい渋滞に。母娘がビルから飛び降りたらしい。お弁当が届くまで、気が気じゃないサージャン。配達されたお弁当箱の香りを恐る恐る嗅ぎ、ようやく安堵する。イラも飛び降りのニュースを聞いていた。彼女は以前自殺した弟を想い、人は彼らの心が弱いというが、心が弱ければ自殺なんてできるはずがないと綴っていた。サージャンは通勤電車で老婆からチカンされた話を書き、イラを笑わせる。おばさんにどんなことでも話していたイラだが、いつしかサージャンとの手紙のことは話さなくなっていた。
だんだんと、サージャンはシャイクにも心を許すようになる。孤児で何でも独学で身に着けてきたシャイクは人懐こく、会社を出てもサージャンにまとわりついた。職場では猫殺しの噂があるようなサージャンだが、シャイクは彼に身の上話をし、恋人の写真を見せ、得意料理を食べに家に来るよう約束させるのだった。
映画『めぐり逢わせのお弁当』のあらすじ【転】
イラとの文通が、サージャンの生活を変えていた。妻が生前好きだったTV番組を見て妻の笑顔を思い出し、街を歩いて絵を買い、思い出の建物を探した。イラもサージャンの健康を心配し、好物を弁当に入れてやった。
一方、イラの母は肺がんの父の看病と薬代の工面に疲れ果て、そんな母を見たイラは幸せの国ブータンに憧れるようになる。それを手紙に書くと、サージャンも彼女とブータンに行きたいと返すのだった。シャイクが教えてくれた、“間違った電車が正しい場所に辿り着くこともある”という言葉もサージャンの背中を押していた。そして、ついにイラはサージャンと会うと決心し、彼をカフェに誘う手紙を書いた。
その晩は、業務でクビになりそうになったシャイクをサージャンがかばったお礼に、シャイクの家で夕食がふるまわれた。結婚式を控えたシャイクの後見人を引き受け、仕事の面倒も見なければならないし、サージャンはムンバイで仕事を続ける気になっていた。
翌日、イラに会うつもりで身支度をしたサージャンは、自分の体臭が祖父にそっくりだと気が付いてしまう。そして、通勤電車では若者に席を譲られた。仕事を続ける気は失せ、若く美しいイラの前に姿を現すことはできなかった。一人待ち続けたイラから届いた空っぽのお弁当箱に、サージャンは謝罪と感謝の手紙を入れた。今まで夢を見させてくれてありがとう、と。
映画『めぐり逢わせのお弁当』の結末・ラスト(ネタバレ)
シャイクの結婚式の日がやって来る。サージャンは恋人を連れて行くと約束していたが、結局一人でシャイクの後見人を務めることになった。別れ際、シャイクが一等車で通勤するサージャンと一緒に帰りたいがために、わざわざ一等車の定期券を買い直したと聞かされる。心揺れるも、ムンバイを去りナーシクに引っ越すサージャン。
一方でイラは、父の訃報を聞き母の元へ駆けつけていた。介護に疲れ、父を疎ましく思っていたと告白する老いた母。家に帰ればおばさんが、ファンを見つめるだけのおじさんのため、ファンを止めずに掃除することに成功したと報告してくる。
たまらずイラはお弁当の配達人にカマをかけ、サージャンの会社の住所を聞き出すことに成功した。そして、娘を連れてタクシーに飛び乗るも、サージャンの席は既にシャイクのものになっていた。しかし、シャイクはイラを連れ、ナーシクへとスクーターを走らせる。ところが、二人はすれ違い、サージャンは思い直して元の自宅へ帰ってしまっていた。彼は遊ぶ子供のボールを拾ってやり、隣家の子供も窓を閉めずに手を振ってくれる。
イラは再びサージャンに手紙を書いた。アクセサリーを売って、ブータン行きのお金を工面したこと。夕方娘が学校から帰ったら家を出ること。この手紙をナーシクの郵便局に託すか、手元に置いておくか考えあぐねていること。間違った電車が正しい場所に着くことなんてあるのかどうか。
サージャンは一人電車に乗っている。行先は書いていない。しかし彼は、間違った電車が正しい場所に辿り着くこともあると信じている。
映画『めぐり逢わせのお弁当』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
間違ってお弁当が届けられてしまったことがきっかけとなり、毎日のお弁当と共にふたりの手紙のやり取りが始まる。次第にお互いの生活や身の回りのことについて手紙に書くようになり、心のよりどころになっていくヒューマンドラマ。自転車に信じられないくらいお弁当を縛り付けてデリバリーをする。この映画でどの程度インドのリアルな日常が描かれているのかは分からないが、この運び方は日本では絶対にあり得ないと文化の違いに面白さを感じた。(女性 30代)
思いがけず届いてしまったお弁当をきっかけに、お弁当と手紙を通じて親密になる二人がメインに描かれています。社会的にはまずい恋だけど、運命を感じずにはいられない展開に応援してしまいます。物語が凄く素敵であることもさることながら、インドの文化もいろいろと知れる作品です。当たり前のようにお弁当にカレーを入れるのが凄く新鮮。お弁当配達の仕事”ダッパーワーラー”とその配達システムも全く知らなかったので、凄く興味深かったです。(男性 20代)
インドの日常の中で生まれる静かな心の交流が、とても暖かかったです。主人公サイーズが間違って届けた手作り弁当に込められた想いを受け取り、好奇心から手紙を返すイラフの優しい反応にふと笑みがこぼれました。お互いの孤独をそっと包み込むような文字のやりとりに、郵便屋という「仕事」が人生に彩りを添える役割を改めて感じました。(20代 男性)
夫婦生活に疲れた主婦として観たら、心にしみる映画でした。イラフの奥様が出て行ってしまった後の彼の孤独と、サイーズの頑張りながらも虚無を抱える姿が重なって見えて…。お弁当をきっかけに心の交流が生まれ、少しずつ人生に色が戻っていく様子に「人は誰かとの小さなつながりで救われるのかも」と思わず涙が…。静かな希望を感じました。(40代 女性)
一人暮らしのOLとして観て、すごく共感しました。いつも同じルーティンを繰り返しながら、気づかないうちに孤独に溶け込んでしまう日々。でも、サイーズがイラフと手紙を通じて少しずつ自分を取り戻していく姿には、胸がじんわり温かくなりました。ラストで二人が会うシーンは、言葉はいらない感動がありました。(30代 女性)
インド文化に興味があって見ましたが、人情とシンプルな幸福感に心を掴まれました。お弁当と手紙という“食と文字”を通じたコミュニケーションが、異なる世代や境遇の二人をつなぎ、変化を生む。郵便屋としての職務すら、人生において大切な役割になるという描写に人間らしさを感じました。静かだけど奥深い作品です。(50代 男性)
青春を迎えたばかりの自分には、この映画の「小さな勇気」が強く響きました。サイーズが勇気を出して口にできなかった想いを、手紙で丁寧に、そして誠実に伝える姿がかっこよかったです。イラフもその思いやりに応えて、最後にきちんと応える。その交差点にある“瞬間”の尊さを感じさせてくれました。(10代 女性)
この作品の魅力は、”声にならない想い”を丁寧に描くところだと思いました。サイーズの妻との溝、イラフの失意、誰にも言えない孤独。それでも届けられたお弁当と手紙が、小さな光になって二人を変えていく。言葉より心が響く瞬間に心が震えました。静かだからこそ、気づけば深く刺さる映画です。(30代 男性)
老夫婦として観て、人生の味わいとして理解できる映画でした。お弁当という日常の中にある愛情と絶やさずに届けようとする思い。それが人の心に届き、人生が少しずつでも変わっていく。サイーズとイラフ、その一歩のコミュニケーションが人生を照らすようでした。優しくて味わい深い作品でした。(60代 女性)
シングルファザーの立場から観て、一つ一つの選択の大切さを思い知らされました。サイーズは家族のために頑張りながらも心を閉ざしがちだった。でも、お弁当と手紙のやりとりが彼を変えるきっかけになった。父としても、日常の中で“気づき”を大切に日々を生きようと改めて思わされました。(40代 男性)
映画『めぐり逢わせのお弁当』を見た人におすすめの映画5選
かもめ食堂
この映画を一言で表すと?
フィンランドの小さな食堂が、人生の孤独と再生を優しく包む、癒し系ヒューマンドラマ。
どんな話?
ヘルシンキにある日本人女性が営む「かもめ食堂」。そこに集まる人々との出会いや日常の小さな出来事を通して、心がほぐれていく。特別なことは何も起こらないのに、観ているうちにじんわり心が温かくなる物語。
ここがおすすめ!
北欧の穏やかな風景と、丁寧な暮らしを描いた映像美が魅力。料理を通じて人と人がつながるという点で、『めぐり逢わせのお弁当』と通じるものがあります。観終わった後、優しい気持ちになれる一作です。
マイ・インターン
この映画を一言で表すと?
世代を超えた友情と尊敬が紡ぐ、人生のリスタートを描くハートフルストーリー。
どんな話?
仕事に情熱を注ぐ女性起業家と、シニア・インターンとしてやってきた70歳の男性が、職場で心を通わせていく。異なる価値観を持つ2人が、互いを支え合い成長していく姿が描かれる。
ここがおすすめ!
ロバート・デ・ニーロ演じる老紳士がとにかく温かく、静かに心に寄り添ってくれるキャラクター。『めぐり逢わせのお弁当』と同じく、人生の折り返し地点に立つ人々の優しい再出発に胸が打たれます。
しあわせのパン
この映画を一言で表すと?
北海道の美しい四季とパンの香りが織りなす、心を癒すスローシネマ。
どんな話?
北海道の湖のほとりでパンカフェを営む夫婦と、そこを訪れる客たちの人生の交差点を描いた物語。誰もが心に何かを抱えていて、パンと会話がそれをそっと包み込んでいく。
ここがおすすめ!
景色・音・香りまでも感じられるような映像美が最大の魅力。登場人物の繊細な感情表現と静かな共感が、『めぐり逢わせのお弁当』の“心の通い合い”に通じます。食と癒しを求める人にぴったり。
イングリッシュ・ペイシェント
この映画を一言で表すと?
美しさと哀しみが交錯する、戦争と愛を描いた壮大で繊細な名作。
どんな話?
第二次世界大戦下、記憶を失った男と彼を看病する女性との交流を軸に、過去に秘められた愛の物語が語られていく。記憶と愛、喪失と赦しをテーマにした叙情的なラブストーリー。
ここがおすすめ!
儚くも強い想いが交錯する美しい映像と詩的な脚本が光る一作。時間をかけて築かれる関係性や、手紙での想いのやりとりなど、『めぐり逢わせのお弁当』に通じる要素が多く、深い余韻を残します。
パターソン
この映画を一言で表すと?
何気ない日常の繰り返しに詩を見出す、静かな人生賛歌。
どんな話?
アメリカ・ニュージャージー州の町“パターソン”で暮らすバス運転手パターソンの日々を描く。変化のない毎日でも、詩を書き、愛する妻と生活する中に小さな喜びを見つけていく。
ここがおすすめ!
繊細な感性と、静かな語り口が心地よい作品。日々の中に美を見出す姿勢は、『めぐり逢わせのお弁当』と共通し、日常が愛おしく感じられるようになります。詩的で優しい気持ちになれる映画です。
みんなの感想・レビュー
映画、ネットフリックスで観ました。すごく面白かったです。
サージャンがすこしずつ変わっていくところがとてもよかった。
インドの生活も、とても異国情緒がありました。
最後のシーン、私の解釈は、イラが家を出ようと手紙をしたため、娘の帰り(夕方)を待っているころ、サージャンがお弁当屋さん(白い帽子の人たち)に聞いてイラの家を探しているシーンがあります。
なのできっとサージャンは間に合い、ハッピーエンドなんじゃないかな、と思いました。
歌わない、踊らないインド映画です。大人のしっとりとしたプラトニックな愛を楽しみたい方におすすめ。メールが主流の世の中ですが、お弁当と共に届けられる手紙での交流が胸をキュンとさせます。
インドに弁当宅配サービスがあったなんていうのも新鮮です。日本と違い、お昼頃に温かいお弁当が届くシステム。毎日、カレー弁当でもきっと飽きが来ないだろうなぁ。主婦イラの作るお弁当が美味しそう。
時にカレーが辛すぎた日もあったけど、観ているだけでお腹がすきます。インド映画を観る楽しみの1つに、食事などインドの日常生活を知ることができるのが嬉しい。インドの満員電車は日本と比べようもないほど、人であふれているし、食事風景にはスパイスの効いたカレーの匂いが画面から伝わってきます。
2人の恋も素敵なのですが、主婦イラと隣りに住むおばさんとの声と物を使った会話もいい。夫への弁当作りをしていると、味付けのアドバイスや悩みを聞いてくれます。また主人公の気持ちを「私のサージャン」という歌で代弁している点にも注目して下さい。
「スラムドッグ$ミリオネア」(08)や「ダージリン急行」(07)等に出演し、柔らかな存在感を魅せる俳優です。この映画では、退職前の会計士を演じ、風変わりな新人会計士に振り回されたり、イラとの恋にときめく役どころです。嫌みがなく、まじめな感じが共感できるのではないでしょうか。
インド映画は、主役や主要人物が風変りな人物にあたふたする構図が多い。特に大事な書類の上で野菜を刻む新人にはびっくり!日本人でもこんな人はいないでしょう。コメディなのか、本当にそんな人がいるのか気になります。そんな新人に悩まされても、安定した演技と抑えた表現なのが、イルファン・カーンの素晴らしい点です。
インドの俳優の派手さはないけれど、親しみやすい魅力があります。2015年には、ハリウッド映画「ジュラシック・ワールド」にも出演。これからの活動が楽しみです!
インド映画に描かれる恋愛はいつだって波乱づくめだ。弁当の誤配で偶然に出会うなんて、そんなきっかけも面白い。主演のニムラト・カウルとイルファン・カーンの演技がいい。歌ったり、踊ったりといった派手さはないけれど、お弁当&手紙の古典的な道具が作品のスパイスになっています。
映画のラストに関しては、これで良かったのかなと消化不良な気持ちになりました。実際は娘もいるからサージャンを追いかけないんじゃないかと筆者なら思います。”まちがった電車でも正しい場所に届くかしら。”と考える、主婦イラ。
まちがったと思ったなら、人生を軌道修正する勇気も必要。この映画を支える2人の演技が心地よくて何度も観たくなります。