映画『ハッピーフライト』の概要:航空会社ANAを舞台に、パイロット訓練生の鈴木や、新人キャビンアテンダントの齋藤、グランドスタッフやオペレーションコントロールセンターといった、各部署での仕事内容が描かれている。分かりやすくコメディ感も満載で見やすい映画である。
映画『ハッピーフライト』の作品情報
上映時間:103分
ジャンル:コメディ
監督:矢口史靖
キャスト:田辺誠一、時任三郎、綾瀬はるか、吹石一恵 etc
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映画『ハッピーフライト』の登場人物(キャスト)
- 鈴木和博(田辺誠一)
- パイロット訓練生で、機長試験に合格するためホノルル行きの実技試験を受ける。自分の外見を気にして帽子を脱ぐが、原田に怒られてしまう。エンジンの不具合により羽田に引き返すことを決断し、各部署との連絡を取るが焦ってイライラしてしまう。
- 原田典嘉(時任三郎)
- 鈴木の指導を担当することになった機長。厳しい指導で有名であり、チャラチャラしている鈴木を怒る。乗客の荷物を上げるときに手を負傷してしまい、鈴木に操縦を全て任せることになる。
- 齋藤悦子(綾瀬はるか)
- 新人キャビンアテンダントで、初の国際線に乗る。おっちょこちょいで空気を読むことができないが、料理に詳しく機内食のデザートを作ることに成功する。明るく能天気な性格。
- 木村菜採(田畑智子)
- グランドスタッフでテキパキと仕事ができ、手の焼ける後輩の面倒を見ている。荷物の受け取り間違いを知らせてくれた男性から連絡先を教えてもらったが、ホノルル行きの飛行機が戻ってくることで仕事が増えてしまい、諦めることになる。
- 中島詩織(肘井美佳)
- オペレーションコントロールセンターで鈴木に情報を伝えるが、怒りをぶつけられてしまう。パソコンスキルが高い。
- 中村弘樹(森岡龍)
- 新人整備士で、時間内に飛行機の整備が終わらなく上司に怒られる。ホノルル行きの飛行機にトラブルがあったことを聞き、急いで自分の工具を探し出した。工具は見つかったが、再び上司から怒られてしまう。
- 馬場光輝(ベンガル)
- バードパトロールをしており、飛行機と鳥がぶつからないように射撃する。記者として取材していた愛鳥連盟に邪魔され、ホノルル行きの飛行機を見ていなかった。鳥を撃ち殺しているのではなく、威嚇していることを伝える。
映画『ハッピーフライト』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ハッピーフライト』のあらすじ【起】
パイロットの訓練生である鈴木は飛行機の操作を順調に行なっていたが、何かがおかしいことに気付いた。機内がガタガタ揺れる中操作を続けた鈴木は、海の中に入り込み沈没してしまった。鈴木は上司から訓練で良かったなと、嫌味を言われていた。
新人キャビンアテンダントの齋藤は、同僚とバスで予習しながら出勤していた。急いで着替えた齋藤は、チーフから初っ端怒られていた。グランドスタッフの木村は呑気な後輩の吉田と、退職を取り扱ってもらえないことについて愚痴をこぼしていた。
訓練で散々な目に遭った鈴木は、優しくて融通の利く上司が熱を出したため、厳しくて有名な原田から指導してもらうことになった。斎藤はキャビンアテンダントが行うホノルル行きの全体ミーティングを行い、初の国際線ということもあり両親から薬とお守りを受け取った。
管制官では、飛行機の下に飛んでいる鳥の数が多いことに注目していた。整備士の小泉はいつも通り飛行機の整備を行い、鈴木が外部の点検を行なっていたとき、飛行機から垂れてきた油が顔に落ちてきた。帽子を被っていなかった鈴木に、原田は怒っていた。
映画『ハッピーフライト』のあらすじ【承】
パイロットとキャビンアテンダントの全体ミーティングをしているとき、吉田は席の移動を乗客に依頼していた。オペレーションコントロールセンターの中島は、現地のホノルルの天気情報を鈴木に伝えていた。ホノルル行きの飛行機は着々と離陸の準備を行い、各部署との連携も取っていた。
別の飛行機が空を飛んでいるとき、バードパトロールを行なっていた馬場は、記者として取材していた愛鳥連盟の人たちに証拠の写真を撮られていた。準備を終えた鈴木や原田は、ホノルル行きの飛行機を離陸させた。シートベルトサインが外れたキャビンアテンダントは、すぐさま乗客のドリンクや食事を用意し、鈴木は問題なく操縦を行なっていた。
乗客たちからの対応に押しつぶされていた齋藤は失敗してしまい、トイレに篭り泣いていた。その頃木村は飛行機オタクの少年たちから、ホノルル行きの飛行機について問いかけられたが、荷物の受け取り間違いの対応に入り走り回っていた。木村は荷物の受け取り間違いに気付いた男性から、お礼をさせてほしいと言われ連絡先を教えてもらった。
映画『ハッピーフライト』のあらすじ【転】
飛行機内では、飛行機の羽根に鳥の血らしきものが付着しており、飛行機が激しく揺れ始めた。慌てていた鈴木は原田のアドバイスにより、飛行機を正常に戻した。だがエンジンに何かが詰まっていることにより、急遽羽田に戻ることになった。
事態を耳にした中村は急いで仕事場に戻り、自分の工具が一つ足りないことに気付き急いで探し出した。ホノルル行きの飛行機が羽田に戻ることにより、各部署では大慌てになりながら作業をしていた。
木村はホノルル行きの飛行機に聞き覚えがあり、急いで飛行機オタクの少年たちの元へ駆け付けた。木村は上司の命令を無視してオペレーションコントロールセンターに内戦を入れ、エンジンに不具合があったのはカモメの衝突であったことを知らせた。
上司や同僚と共に工具を探していた中村は、飛行機内見学に来ていた小学生が持ち帰っていることを知り安心していたが、上司からしっかり管理をしろと怒られていた。
映画『ハッピーフライト』の結末・ラスト(ネタバレ)
羽田では急に接近してきた台風により、大雨が降っていた。オペレーションコントロールセンターの職員たちは、フロントにある全体の模型を運び込み、着陸についての問題を話し合っていた。
ホノルル行きの飛行機内では羽田が台風のため、緊急着陸をすることになった。羽田空港では万全の体制を整えていた。飛行機の操縦に苦戦している鈴木は臨機応変に雲を避け、雷に打たれたことで正常に操縦できることになった。
台風の動きを読み取れた高橋は無線機で鈴木に知らせたが、台風が長引いてしまったため経路を変えた。機内が激しく揺れる中、原田の指示を受けながら操縦していた鈴木は、羽田に着陸しようとしていた。
全員の職員が見守る中、機体が激しく揺れながらも着陸することができた。職員たちは一安心し、無事に着陸できた鈴木は原田から慰めの言葉を貰った。木村は連絡先を教えてもらった男性の元へ向かったが、男性の姿が見えず落ち込んでいた。だがその後ろには男性の姿があった。
齋藤たちは乗客を見送り、原田と飛行機を降りた鈴木は機体を触り、付いているカモメの羽が空に飛んでいくのを見つめていた。
映画『ハッピーフライト』の感想・評価・レビュー
それぞれのスタッフが駆け回り、無事に羽田に戻ることができたときは、同じような気持ちになった。想像とはかけ離れた忙しさや、その中でも面白さや嬉しさを感じられ、航空会社で働く人たちを想像することができた。また豪華キャストたちの出演も見所であり、演技力のレベルが高かった。一つにまとまった瞬間や一人一人の仕事に対する責任も伝わったため、とても影響を受ける映画であった。(MIHOシネマ編集部)
脇役の俳優が名優ぞろいで、航空業界のことがとてもリアルに描かれており、コミカルな部分が多い作品です。飛行機に乗るのが好きな人にはとてもオススメです。
綾瀬はるか演じるCAがメインかと思いきや、パイロットの方にスポットが当たっていました。パイロットのかっこよさが堪能できます。フライトはハッピーな状態ではありませんが、華やかな仕事の裏側の苦労が見れるので自分も頑張ろうと思える作品です。(女性 30代)
たった一便を飛ばすだけでも、多くの部署の人々が動いているとはよく聞く話で、それぞれに起こり得るであろう問題が、ユーモラス且つ真面目に再現されていて、航空業界の一部を覗き見したかのよう。
国際線デビューしたての初々しい客室乗務員の綾瀬はるかをはじめ、厳しい指導教官の時任三郎や、ベテランチーフパーサーに寺島しのぶなど、各部署のキャストの役柄と個性もピッタリで、実在する航空会社のようだ。空を舞台に働く人々の仕事のやりがいや誇りを、画面越しに痛感させられた。(女性 20代)
見るまではもっとギャグっぽい話なのかなと思っていたのだが、良い意味で裏切られた。パイロットを始め航空業界の裏で働く人達の様子を見ることができて、改めて大変な仕事だなと思った。
原田典嘉や山崎麗子など、新人を厳しく指導する先輩達の様子にほんの少しの怖さを感じつつ、だからこそ安全が守られているのだろうなとしみじみと思った。予想外の出来事が起こったときの冷静な対応は、さすがベテランだなと感じた。きっと実際の航空業界にも、彼らのような存在がいるのだろう。(女性 30代)
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