映画『シャークネード エクストリーム・ミッション』の概要:「シャークネード」「シャークネード カテゴリー2」に続く、サメと竜巻を融合させた人気B級パニックムービーの最新作。原題は「Sharknado 3: Oh Hell No!」。
映画『シャークネード エクストリーム・ミッション』 作品情報
- 製作年:2015年
- 上映時間:89分
- ジャンル:コメディ、SF、アクション
- 監督:アンソニー・C・フェランテ
- キャスト:アイアン・ジーリング、タラ・リード、キャシー・スケルボ、フランキー・ムニッズ etc
映画『シャークネード エクストリーム・ミッション』 評価
- 点数:90点/100点
- オススメ度:★★★★☆
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★★★
- 映像技術:★★☆☆☆
- 演出:★★★★★
- 設定:★★★★☆
映画『シャークネード エクストリーム・ミッション』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『シャークネード エクストリーム・ミッション』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『シャークネード エクストリーム・ミッション』 あらすじ【起・承】
NY、ロスをシャークネードから救ったフィン・シェパードは、ホワイトハウスで大統領から勲章を受け取っていた。
義理の弟マーティンも祝いに訪れ、フィンは黄金のチェーンソーを贈られた。
2度もシャークネードから生還したフィンは感が鋭くなり、シャークネードの再来を予感。
そしてワシントンにシャークネードがやってきた。
フィンは大統領と共にサメを退治することに成功。
一方、NYで片腕を失った妻エイプリルは、3人目の子供を妊娠。
出産のために母メイ、娘クラウディアと共にオーランドを訪れていた。
18歳になったクラウディアは、誕生日祝いに親友ジェスとテーマパークへ。
車でオーランドへ向かっていたフィンは、途中で再びシャークネードに巻き込まれる。
それを救ったのは、シャークネードを憎み、追い続けているノヴァとルーカスだった。
ノヴァは過去にサメに飲み込まれ、それをフィンに助けられていた。
対シャークネード仕様の車「ビースト」で、3人はオーランドへ向かう。
その頃、オーランドにもシャークネードがやってきた。
時間が無い彼らは、軍のゴッドリーブ大将に協力してもらい、軍用機でオーランドへ。
しかしフィンたちを助けるために、ルーカスがサメの犠牲になった。
軍用機で、フィンとノヴァはオーランドに到着する。
映画『シャークネード エクストリーム・ミッション』 結末・ラスト(ネタバレ)
電話がつながらないクラウディアを探すため、テーマパークにやってきたエイプリル。
合流したフィンとエイプリルは、クラウディアとメイを見つけ出して、ノヴァも一緒に避難を試みる。
途中で怪我をしたメイは病院に運ばれ、ノヴァはルーカスが残したシャークネードを消し去る方法を提案する。
NASAの協力が必要だとわかり、NASAに勤めていたフィンの父ギルバートに協力を求める。
そして、準備も訓練も不十分なフィンとギルバートが、インデペンデンス号で宇宙に行ってシャークネードを分散させることに。
エイプリルは猛反対するが、エイプリルも同行することで納得。
シャークネードを空軍機に乗ったノヴァが蹴散らし、シャトル発射を手伝う。
また、テーマパークでナンパしてきたビリーとクラウディアも、サメ退治を手伝う。
しかしビリーはサメに食べられてしまう。
シャトルは宇宙に飛ぶが、シャークネードの雲を散らすことに失敗してしまう。
すると、ギルバードは長年温めてきた「スターウォーズ計画」を実行すると言い、シャトルの外に出て、自らの命を犠牲に。
宇宙にまでやってきたサメを、ノヴァが改造したチェーンソーで倒していくフィン。
しかし巨大サメにエイプリルが飲み込まれてしまい、フィンも慌てて後を追う。
サメの中で息子ギルを生んで脱出したエイプリルだったが、彼女の上にはシャトルの残骸が・・・
映画『シャークネード エクストリーム・ミッション』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『シャークネード エクストリーム・ミッション』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
常に斜め上をいくストーリー
サメ+トルネードの人気B級パニック映画「シャークネード」シリーズ3作目。
1作目「シャークネード」に登場したフィンとエイプリルの娘クラウディア、サメに食べられたが生還を果たしたノヴァが再出演し、2作目「シャークネード カテゴリー2」に出演したフィンの弟も登場する。
本作は1作目、2作目よりもグレードアップした内容で、序盤からワシントンのホワイトハウスで大統領とサメ退治をするフィンが登場。
アメリカではよく見られるという竜巻追っかけ用の改造車に軍用機、最後にはスペースシャトルに乗ってシャークネードを消し去ろうとする。
サメが宇宙まで飛んでいったり、訓練をしたこともないフィンと高齢の父ギルバートがスペースシャトルに乗ったり。
出産を控えたエイプリルがいつの間にかシャトルに乗っているという、ツッコミどころしかないストーリー。
サメに飲み込まれたままフィンとエイプリル地球に落ち、サメの中で息子を生んだエイプリルがチェーンソーを内蔵した義手を使ってはい出てくるなど、何でもありだ。
雑だからこそ笑いを誘う映像技術
オープニングが「007」のパロディとして作られていて、宇宙で改造チェーンソーを振り回すフィンの姿は「スターウォーズ」だ。
テーマパークでユニバーサルの地球儀に隠れ、後に救出されるフィンたちの姿も笑いを誘う。
人気が出てもVFX技術はB級のままだが、ウォータースライダーやジェットコースターを楽しむサメまで登場するなど、手が込んでいる。
カメオ出演者が有名すぎる
ダニエル・ラドクリフをはじめ、有名なハリウッドスターやセレブたちをファンに持つ作品なだけに、カメオ出演(ゲスト出演)の豪華さは強烈。
レースドライバーのジョーイ・ロガーノとブラッド・ケセロウスキー、女優ボー・デレク、歌手のクリスカーク・パトリック、キャシー・リーがカメオ出演したようだ。
そしてフィンの父ギルバート役に歌手デヴィッド・ハッセルホフが抜擢されるなど、出演者まで何でもありの状態になっている。
シリーズ3作目となる今作。無敵のフィンは完全にシャークネードハンターになっていて、ホワイトハウスで勲章まで貰っています。
フィンとエイプリルは子供にも恵まれ、幸せな生活を…と思いきや今回もまたシャークネードと戦うことに。しかも今作では宇宙まで行ってます。いつものチェーンソーを持って。もう本当に何でもありなので、細かいことは気にしていられません。
ラストでエイプリルがどうなったのかは、次回のお楽しみと言わんばかりに観客を焦らす絶妙な終わり方をさせるのも流石です。(女性 30代)
映画『シャークネード エクストリーム・ミッション』 まとめ
シリーズを重ねるごとに、斜め上をいくストーリーとおバカB級映画のレベルが上がっていく人気作。
有名セレブや、ハリウッドスターたちから人気を得ている作品でもある。
「007」のオープニングのパロディを、チェーンソーを持ったフィンで作るなど、凝った演出も見受けられる。
ラストでは生死がわからなかったエイプリルがどうなるか、SNS上でアンケートを取るといったキャンペーンも行われ、4作目の製作もすでに決定している。
関連作品
次作 シャークネード4
前作 シャークネード カテゴリー2
みんなの感想・レビュー
最後シャトルの残骸でどうなったのかなーー