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映画『ひまわりと子犬の7日間』あらすじ&ネタバレ感想

宮崎県のご当地映画であり、犬映画でもあありながらも殺処分という思いテーマを取り上げている意欲作。監督・脚本は山田洋次の助監督を長年勤めた平松恵美子。

映画『ひまわりと子犬の7日間』 作品情報

  • 製作年:2013年
  • 上映時間:117分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:平松恵美子
  • キャスト:堺雅人、中谷美紀、でんでん、若林正恭、吉行和子 etc…

映画『ひまわりと子犬の7日間』 評価

  • 点数:20点/100点
  • オススメ度:★☆☆☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★☆☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★★☆☆

映画『ひまわりと子犬の7日間』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『ひまわりと子犬の7日間』のあらすじを紹介します。

寒い冬の日、保健所に子犬たちと母犬が連れて来られた。子犬たちは生後まもなく、母犬は子犬を守るために気が立っている。

保健所の職員で、殺処分される動物を一匹でも減らすために里親探しに精を出している神埼(堺雅人)は、犬たちの様子を見て、絶対に守ろうと決心する。

しかし、母犬は子犬の傍を離れようとせず、人間に敵意をむき出しにする。神崎はこの様子を見て、なぜか「この犬は、昔人間に育てられていたのではないか」と思う。
唯一の家族である娘から母犬と子犬が一緒に入られるようにしてあげてとお願いされ、
独断で収容期間を延長し、母犬が人間を許容できるように最大限の努力をするが……。

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映画『ひまわりと子犬の7日間』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ひまわりと子犬の7日間』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

犬映画

第一に、犬映画を見るような人たちは殺処分なんて重たいテーマを見たいわけではないのです!これ重要。
古来、犬は人間のパートナーとして云々なんて御託は置いといて、犬は人間の心を癒やすペットとして生存を許されている存在です。
興行に犬を起用する場合、もちろん犬の可愛さを人は見に行くわけですから、犬が可愛い映画にしないといけません。

本作は、犬はかわいい。しかし、最大の問題点は「殺処分」というテーマです。愛玩用ペットの闇の部分を映しだすのに、なぜこの程度の物語を用意したのでしょうか?
犬の心情はすべて人間の妄想じゃないですか。母犬が人間に育てられていたと思う理由が意味不明だし、神崎がひまわり(母犬に付けられた名前)に思い入れを持つ理由もなんとなく。

松竹らしいどうでもいいメロドラマに犬をプラスしたことで、鼻持ちならないトンデモ映画になってますよ。最低。

堺雅人という俳優

引っ張りだこの人気俳優、堺雅人。
これまではどの映画でもヤサ男を演じてきましたが、半沢直樹の大ヒット以降は謎の存在感を放つ俳優としての活動が目立ちます。
テレビ業界は過去の栄光を忘れられない逆痴呆症状態なので、今後も意味不明な役どころが増えるのではないかと思います。
本作が最後と言えるんじゃないでしょうか。まともな堺雅人が見られるのは。そういう意味ではオススメです。

映画『ひまわりと子犬の7日間』 まとめ

犬映画はクソ映画の法則が炸裂してしまいました。
だいたい、犬に演技力を求めるのは不可能なので、ふらふらした物語になることが多いのですが、本作は社会的なメッセージを孕んだ物語。
それが故にクソになっているという作品でした。俳優は悪く無いですよ。若林は演技してるのか真顔なのかよくわからなくて邪魔でしたけど、演技に向いてない顔ってあるんだなぁという発見が出来ましたけど、悪くない。

まあ、監督の実力不足でしょう。犬映画はおとなしく「犬かわいい〜」という作品にしておけばいいんです。観客はそれ以上を求めてないんだから。堺雅人ファンも若林ファンのそんなものを見に行っているわけじゃないでしょうから。
でも、「犬かわいい〜」映画だと、犬の可愛らしさしか特長のないクソ映画が出来上がるので、犬映画なんて作らないでほしい。ドラマでいいじゃん。スポンサー集まるよ?

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