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映画『ひみつのアッコちゃん(2012)』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ひみつのアッコちゃん(2012)』の概要:鏡の精からもらった魔法のコンパクトで大人に変身したアッコは、ひょんなことから化粧品会社でアルバイトを始める。失敗続きのアッコだったが、ピンチに陥った会社を救うために奮闘する。綾瀬はるか主演作品。

映画『ひみつのアッコちゃん』の作品情報

ひみつのアッコちゃん

製作年:2012年
上映時間:120分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ、青春
監督:川村泰祐
キャスト:綾瀬はるか、岡田将生、谷原章介、吹石一恵 etc

映画『ひみつのアッコちゃん』の登場人物(キャスト)

加賀美あつ子(22歳:綾瀬はるか / 10歳:吉田里琴)
メイクが大好きで、早く大人になりたいと思っている。思ったことをすぐ口に出してしまう性格。大人の姿で赤塚化粧品の新製品のテストをするアルバイトを始める。遊園地で出会った尚人に一目惚れする。通称アッコ。
早瀬尚人(岡田将生)
赤塚化粧品企画開発室の室長待遇。学生時代に研究していたバイオ成分を使用した化粧品が大ヒットした。一日の終わりに遊園地の観覧車に乗るのが好き。赤塚の伝統を守るため、新商品の開発を進める。27歳。
青山マリ(吹石一恵)
尚人の部下。規律を重んじる真面目な性格で、いつもアッコに振り回されている。会社のためを思いゴールド工業との資本提携に賛同していたが、一生懸命なアッコに影響されて考えを変えた。
守衛(塚地武雅)
赤塚化粧品の警備員。アッコが悩んでいるときに話を聞いてくれる。親から相続した株式の配当だけで十分生活できるが、赤塚化粧品で働くことを誇りに思っている。
中村(大杉漣)
赤塚化粧品の前社長で、現在は子会社で働いている。伝統にこだわる尚人に新しい目線でアドバイスする。
熱海(谷原章介)
赤塚化粧品の専務。鬼頭と結託して会社を乗っ取る計画を立てている。
鬼頭(鹿賀丈史)
ゴールド工業の会長。赤塚化粧品と資本提携し、経営に参加しようとしている。
大庭鶴子(もたいまさこ)
赤塚化粧品の筆頭株主。尚人の熱意に打たれ、株主総会で修正動議を提出する。

映画『ひみつのアッコちゃん』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ひみつのアッコちゃん(2012)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ひみつのアッコちゃん』のあらすじ【起】

大切にしていたコンパクトを落として割ってしまったアッコは、庭に鏡のお墓を作る。ある日の夜、アッコが目を覚ますとアッコを呼び声が聞こえた。鏡の精から魔法のコンパクトを貰ったアッコは、“テクマクマヤコン”という秘密の呪文を教えてもらう。

友達と遊園地に行ったアッコは、いじわるをする同級生の男の子を懲らしめるために警官に変身する。アッコは“ラミパスラミパスルルルルル”と唱えて10歳の姿に戻り、躓いたところを尚人に助けてもらう。そして、一緒に観覧車に乗ることにする。

アッコは保護者のふりをして塾の特訓コースをキャンセルし、大人に変身して買い物を楽しんでいた。百貨店のコスメカウンターで尚人に再会したアッコだったが、尚人は大人に変身したアッコが誰だかわからなかった。アッコの正直な意見を聞いた尚人は、商品開発に役立てるためにアッコをアルバイトとして雇うことにする。

大学生だと嘘をつき、アッコは赤塚化粧品でアルバイトを始める。しかし、アッコが想像していた以上に大人の社会は大変だった。

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映画『ひみつのアッコちゃん』のあらすじ【承】

守衛から中村の話を聞いたアッコは、変身して尚人を励ましに行く。尚人は気持ちを切り替え、頓挫していた温度で色が変わるリップグロスの企画書を完成させる。しかし、熱海は予算がないと言って切り捨ててしまう。

工場に残っていた在庫を売るため、アッコは総理夫人に変身して宣伝を始める。そんなとき、商品に含まれた発がん性物質を厚労省が黙認しているという虚偽の報道がされる。

アッコは熱海に変身して遅刻を誤魔化そうとするが、本物の熱海に間違われて鬼頭と電話する羽目になる。社内は消費者からの問い合わせでパンク状態となっていた。アッコは噂を広めたのは鬼頭であると尚人に伝える。

尚人は中村から助言を受けるが、このまま会社が人手に渡ってしまうのは納得いかなかった。青山に変身したアッコは落とし物をしたと嘘をついて熱海を鬼頭の会話を盗み聞きする。そこで、筆頭株主の大庭鶴子のことを知る。

鬼頭は工場の生産ラインを止め、ゴールド工業が経営に参加したら作業員の8割をリストラすると宣言する。アッコはどうにもならないと嘆く尚人をビンタし、鶴子に味方になってもらうために工場を飛び出す。

映画『ひみつのアッコちゃん』のあらすじ【転】

尚人と共に鶴子の家を訪ねたアッコだったが、無鉄砲な発言をしてしまい尚人に席を外すよう言われる。尚人は消費者や社会から必要とされる会社である必要があると鶴子に訴えるが、株主として利益を出す経営陣を指示すると言われてしまう。

定期株主総会で発言するために株主となった尚人と大勢の社員は、現取締役再任に代え新たな5名を選任する修正動議を提出する。アッコは聞く耳を持たないゴールド工業の社員を叱りつけ、一番いい方法を考えようと提言する。

話を聞いていた鶴子が立ち上がり、尚人の代わりに改めて修正動議を提出する。採決投票が始まり、賛成49%で修正動議が否決されかける。遅れてやってきた守衛が議決権2%相当の株式を所有していることが判明し、再投票の結果、賛成50.02%で修正動議は可決された。

職場での簡単な祝賀会が終わり、尚人はアッコに告白する。尚人に抱きしめられ、キスされそうになったアッコは口元に下敷きをはさんでキスを阻止する。思いがけないアッコの行動に尚人は笑い出し、アッコは動揺を誤魔化してその場を去る。

映画『ひみつのアッコちゃん』の結末・ラスト(ネタバレ)

尚人に何か隠していることはないかと詰め寄られたアッコは、どうしても話せないと言って職場を飛び出す。屋上で泣いていると、熱海と鬼頭の会話が聞こえてくる。

鬼頭は温度で色が変わる技術をスポンサーに売り払って軍事利用させようとしていた。真実を知った熱海は手を引こうとするが、乗っ取りに失敗した鬼頭は開発を止めるために30分後に工場を爆破すると宣言する。

猫に変身したアッコは機器の隙間で爆弾を見つける。在庫チェックに来た尚人を助けるため、アッコは目の前で一番なりたい自分に変身することにする。スーツ姿の大人に変身したアッコは、作業員に爆弾が仕掛けられていると教える。工場を守ろうとしたアッコから爆弾を手渡された尚人は、屋外で宙に爆弾を投げ飛ばして被害を最小限に抑える。

爆破の衝撃でコンパクトが壊れ、秘密もばれてしまったアッコは10歳の姿に戻れなくなってしまった。公園で泣いていると、鏡の精が現れる。アッコの心の成長を確かめた鏡の精は魔法のコンパクトを治してくれた。本当の自分に変身したアッコは、急いで家に帰る。

12年後、本当の大学生になったアッコは赤塚化粧品の入社試験で尚人と再会する。

映画『ひみつのアッコちゃん』の感想・評価・レビュー

10歳のアッコが大人の女性や、なりたい姿に変身できる力を持ち、場面場面で様々な姿になりすましたり、赤塚化粧品でアルバイトをする事となったり、いつもと違う生活が羨ましくもあり、とても大変だと感じた。大人の世界で苦戦しながらも、アッコならではの真っ直ぐな気持ちや考えが周りに影響を与え、上手に変身して企んでいる悪事を尚人に教えたりと、良い方向へ進んでいく場面がとても気持ちよかった。10歳の姿に戻った12年後、再び尚人の前に現れたアッコの気持ちが共感できた。(女性 20代)


アニメの実写映画化です。最初、どんな映画になるのかと思いましたが主人公の綾瀬はるかの演技なども素晴らしかったです。子供の純粋さを残しながら、大人になっていく大変さを痛感している様子や大人の考え過ぎている部分を注意しているシーンなどもあり、仕事などで行き詰まっている時に観るとヒントが得られるかもしれません。

このアニメを知らない人も、きっと楽しめる映画になっています。子供から大人まで広い世代に観て欲しいです。(女性 30代)


気持ちが晴れ晴れするような、元気の出る作品だった。観賞後は爽快な気持ちに包まれる。おそらく観るものを選ばず、誰でも面白いと思える作品だと思う。「ひみつのアッコちゃん」の世界観をそのまま実写化させた監督の手腕は素晴らしい。
この映画の大きな魅力として、出演した俳優陣の演技が挙げられる。特に主演の綾瀬はるかは、映画の世界観を作り出していたと言っても過言ではない。彼女以外にあつ子を演じ切ることができる女優はなかなか見当たらない。そう言い切れるほどに素晴らしかった。(男性 20代)

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