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映画『あずみ』あらすじネタバレ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『あずみ』の概要:刺客として育てられた少年たちと一人の少女が、戦国時代を舞台に活躍する姿を描いた2003年公開のアクションムービー。主演は上戸彩、監督は北村龍平。小山ゆうの漫画が原作。

映画『あずみ』 作品情報

あずみ

  • 製作年:2003年
  • 上映時間:142分
  • ジャンル:時代劇、アクション
  • 監督:北村龍平
  • キャスト:上戸彩、原田芳雄、小栗旬、成宮寛貴 etc

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映画『あずみ』 評価

  • 点数:55点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

[miho21]

映画『あずみ』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『あずみ』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『あずみ』 あらすじ【起・承】

泰平の世を目指す天海の命により、月斎の手で山奥で暗殺集団として育てられた9人の少年たちと少女あずみ。
彼らが山を降りる条件は2人ずつ組になり、その仲間を殺すことだった。
淡い初恋を抱いていた相手、なちの命と引き換えに、刺客として山を降りたあずみ。
同じように仲間を斬った、ながら、うきは、ひゅうが、あまぎ。

あずみたちは、月斎の仲間で忍びの長戸から、浅野長政、加藤清正、真田昌幸を斬るよう命じられる。

浅野長政の暗殺に成功したあずみたちは、加藤清正も暗殺する。
しかし、浅田長政暗殺の噂を耳にしていた加藤清正の家臣の勘兵衛は、清正の影武者を用意していた。

そうとは知らないあずみたちは、褒美として村の見物を許される。
しかし、斬った相手を知らないと苦悩するあずみ。
忍者の毒に身体を蝕まれるあまぎ。
旅芸人の一員の女の子、やえに一目ぼれするひゅうが。
旅立つやえに一目会うため、あずみ、ひゅうが、ながらは再び村へ行くが、すでに旅立った後だった。

月斎は長戸から清正は生きていると知らされ、あまぎは全身に毒が回って動けなくなっていた。
やえの後を追いかけたあずみたちは、自分たちと間違えられえて盗賊の佐敷三兄弟から襲われているやえたちを見つけ、月斎の言いつけをやぶって暗殺以外で刀を抜いてしまう。

映画『あずみ』 結末・ラスト(ネタバレ)

あまぎを置き去りにして旅立つことになるが、納得できないあずみは月斎やうきはと対立。
あまぎは自らの手で命を絶ち、ひゅうがはやえの故郷に一緒に来ないかと誘われる。
しかし勘兵衛の命によって牢屋から出された最上美女丸が立ちふさがり、ひゅうがは命を落とす。
ひゅうがの代わりにやえを故郷へ送るあずみだったが、着物と化粧をしたところを夜盗に襲われ、無意識に刀を握ったことで自分が刺客だと思い知る。

加藤側の忍び猿飛と戦い、長戸は最後の伝言を伝えて去っていった。
月斎、うきは、ながらは敵陣に乗り込むが、月斎は囚われうきは命を落とす。
一足遅れて、やえから譲ってもらった異国のマントを身につけたあずみが、清正の元にやってくる。
生き延びていたながらは、長戸から譲ってもらった爆弾を使い、猿飛を巻き込んで自爆。
あずみは多くの兵を全滅させ、美女丸と一騎打ちして勝利する。
月斎は死の間際、自由に生きろとあずみに告げた。

加藤清正は勘兵衛と共に船で逃げ、家康に戦を仕掛けようとしていたが、刺客であるあずみに暗殺される。
一方、死んだかに思われていたながらは、建物の下敷きになって奇跡的に生き延びていた。

あずみとながらは、真田昌幸の暗殺に向けて旅立った。

映画『あずみ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『あずみ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

しりすぼみになっていく残念なストーリー

開始20分で刺客同士が2人1組になって殺し合いをさせられ、刺客役のキャストの半数が命を落とすという過酷な設定のアクション映画。
史実とは関係なく進むストーリーだが、極秘裏に育てられた刺客たちがメインになっているため、違和感は少ない。
剣の腕が立つのにもかかわらず人を助けられないことに苛立ったり、人を斬ることに葛藤を覚えるような当たり前の感情を表現しつつ、派手なアクションシーンにも手抜きが見られない。

はじめて訪れた村で無邪気に楽しんだり、ひゅうがの初恋を描いてストーリーにメリハリを付けているのもいい。
全員が斬られて死ぬのではなく、毒に侵され自ら命を絶つというキャラクターがいるのも、スパイスになっている。

異国のマント姿のあずみは、ビジュアルだけなら個性的で面白いが、動きにくそうだというツッコミどころもある。
猿飛の動きに、サルの鳴き声のような効果音をつけているのはやり過ぎだ。

次回作を意識しすぎた終わり方や、飛んできたかのように船に現れ加藤清正を斬るという駆け足の展開はもったいない。

ブレイク前のイケメン俳優が多く出演

今では考えられないような豪華なキャスティングで、2003年当時から人気の高かった上戸彩が主演。
息の長いドラマ「相棒」に出演して知名度と人気が急上昇した成宮寛貴は、うきは役。
他にもひゅうが役に小橋賢児、あまぎ役に金子貴俊、ながら役には石垣佑磨と、本作をきっかけに知名度を上げたイケメン俳優も多い。
20分程度しか出演していないものの、あずみの初恋の人なち役には小栗旬、「EITA」という芸名で活動していた瑛太の姿もある。

オダギリジョーの怪演や、北村一輝と竹中直人の濃い演技は面白いものの、やりすぎ感が漂っている。


成宮寛貴に小栗旬、石垣佑磨など当時大ブレイクしていた若手俳優が揃う今作。刺客として育てられた剣士たちの戦いが描かれていますが、『るろうに剣心』ほどの迫力も無く、ストーリーも平凡に感じてしまい、それほど魅力的には思えませんでした。
あずみを演じた上戸彩の「目」の演技は素晴らしく、視線だけで相手を黙らせてしまうようなその力強さはとてもかっこよかったです。
ラストはなんだか残念でしたが、この終わり方のおかげで多くの人が続編を見たいと思ったでしょう。(女性 30代)


本作は、戦国時代を舞台に、刺客として育てられた少年たちと一人の少女が繰り広げる死闘を描いたアクション作品。
今では名立たる俳優陣が数多く出演しており、尊い使命を全うしようと闘志に燃える剣士たちの姿やエンターテイメント性のあるストーリーはみどころ。
特に、オダギリジョーの狂気に満ちた演技には気迫を感じ圧倒された。
ブレイクする前の豪華キャストの好演や、続編に繋がるようなラストは続きを想像しながら楽しむことができる点もポイント。(女性 20代)

映画『あずみ』 まとめ

過度な演出や、埃まみれの場所や泥だらけの場所でも汚れることのないあずみの姿にリアリティは無いが、マント姿からも連想できるように非現実的なヒロイン像として見れば楽しめる作品。

現在では考えられないような豪華俳優が顔を揃えており、ブレイク前の小栗旬や瑛太、成宮寛貴といった顔ぶれが見られる。
個性的で濃い役柄をこなすことも多い北村一輝と、バラエティー番組でも強烈な個性を見せる竹中直人の演技が、濃すぎて注目を引く。

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