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映画『あずみ2 Death or Love』あらすじネタバレ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『あずみ2 Death or Love』の概要:刺客として育てられた少女あずみが、仲間と共に戦う様子を描いた時代劇アクションムービーの続編。原作は、小山ゆうの人気漫画。監督は、北村龍平から金子修介にバトンタッチされた。

映画『あずみ2 Death or Love』 作品情報

あずみ2 Death or Love

  • 製作年:2004年
  • 上映時間:112分
  • ジャンル:時代劇、アクション
  • 監督:金子修介
  • キャスト:上戸彩、石垣佑磨、栗山千明、小栗旬 etc

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映画『あずみ2 Death or Love』 評価

  • 点数:30点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★☆☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★☆☆☆
  • 演出:★☆☆☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

[miho21]

映画『あずみ2 Death or Love』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『あずみ2 Death or Love』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『あずみ2 Death or Love』 あらすじ【起・承】

子供の頃から刺客として育てられ、一緒に育った仲間や育ての親の月斎を失い、最後の標的真田昌幸を狙いながらも追われる身となったあずみ、ながら。
月斎が連絡場所に使っていた古寺で雨風をしのぎつつ、食べ物を買いに行ったあずみは、初恋の人であり自らが殺めたなちに瓜二つの銀角と出会う。

月斎に指令を出していた天海に会い、改めて真田昌幸暗殺を命じられたあずみとながらは、弓矢を使うくのいちのこずえと共に旅に出る。
途中で真田の襲撃に合うが、真田側の兵として雇われていた銀角と兄貴分の金角と再会し、彼らはあずみたちに味方する。
戦で親を亡くした子供たちと暮らす金角、銀角の住み家に招待されるが、そこに暮らす千代はあずみたちを嫌った。

こずえから、あずみを刺客から解放してあげようと言われたながらは、わざとあずみを突き放す。
しかしこずえは真田から送り込まれた刺客で、隙をつかれたながらは殺されてしまった。

銀角から真田昌幸は城を出たと聞かされ、天海が狙われていると判明。
忍の六波(ろっぱ)の襲撃にあい、金角、銀角たちと共に天海を守りながら戦うあずみたちだったが、戦いの末に金角は命を落とす。
そこにやってきたこずえは本性を現し、あずみに斬られてしまう。

映画『あずみ2 Death or Love』 結末・ラスト(ネタバレ)

最後の仲間だったながらを失ったことにショックを受けるあずみは、単独で真田昌幸暗殺に向かう。

忍の土蜘蛛と戦うことになり、切れ味の鋭い強力な糸に翻弄されるが、傷を負いながらも土蜘蛛を倒した。
しかし、糸に塗られていた痺れ薬のせいで朦朧とするあずみの前に、くのいち空如が現れる。
殺されかけたあずみを命がけで助け、空如に傷を負わせた銀角。

なちの幻覚に苦しめられるあずみが目覚めると、隣には冷たくなった銀角が。
自分のせいで銀角が死んだとわかり、嘆き苦しむあずみ。

それでもあずみは、加藤清正の忠実な家臣で真田昌幸の元にいた井上勘兵衛率いる軍勢の前に、異国のマントを身にまとって乗り込んでいく。
だが、真田昌幸の息子、真田幸村は勝ち目のない戦だと告げに来る。
空海と真田の話し合いの末、あずみと真田昌幸が一騎打ちをすることで丸く収めることとなる。
あずみは真田昌幸の命を奪い、空海から使命は終わったと告げられ、井上勘兵衛の執着を振り切ってどこへともなく去っていった。

映画『あずみ2 Death or Love』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『あずみ2 Death or Love』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

時代劇とは言えない作品

2003年に公開された時代劇アクション「あずみ」の続編だが、前作とはくらべものにならないほどクオリティが低い。
アクションの撮り方がうまい北村龍平監督から、SF作品を手掛けることが多い金子修介監督に代わった点が大きく、前作以上に現実離れしてしまった。

言葉使いも、戦国時代というより現代っぽいものに変化しており、時代劇としては説得力に欠ける。
空如の首を切るジェスチャーなども、どう考えても戦国時代が舞台だとは思えない。
刺客として育てられたたあずみが、ただの野党の銀角に剣の腕を見抜かれたり、助けられるというツッコミどころが多い。

緊張感の無いアクションシーン

アクションシーンには臨場感も緊迫感も無く、ダラダラと続く印象が残る。
見せ場のひとつのはずの忍の六波、土蜘蛛と戦うシーンもダレていて、空如と戦うシーンは毒で朦朧とするあずみ視点なのでもはやアクションとは言えない。
どこから取り出したかわからないマントを羽織り、敵陣に乗り込むシーンも中途半端で緊張感はゼロ。

刺客として育ったはずのながらが、あまりにも簡単にこずえに殺されるのにはげんなりしてしまう。

ミスキャストが多い

あずみの初恋の相手なちにソックリの銀角を登場させることで、ラブストーリー要素を取り入れようとしたのが垣間見えるが、ブレイクした小栗旬を起用したかっただけのようにもうつる。
前作にも出演していた遠藤憲一が金角役で再出演しているが、演技に関しては文句の付けどころが無い。
こずえ役の栗山千明は主演を喰ってしまう存在感を発揮してしまい、本作にはミスキャストだろう。
高島礼子はドスの効いた声や色気を使い分け、大人の女優として見事な演技力を発揮しているが、B級怪獣映画を連想させるような安っぽく見える衣装がマイナスポイントになっている。


原作を知らない私にとって銀角の登場はかなりの驚きでした。あずみの初恋の相手であるなちと瓜二つの…ということですが、なちではないのに、なちに対する恋心を思い出してしまうようなシーンはこの作品に必要だったのでしょうか?剣術のアクションをもっと見たいので、こういった剣士を描いた作品に恋愛は不必要だと思っている私はかなり不満でした。
全体的にパッとしないストーリーで1作目で終わりにしておいた方がよかったのでは無いかなと感じてしまいました。(女性 30代)

映画『あずみ2 Death or Love』 まとめ

アクションに重点を置きつつ、刺客として生きることへの葛藤や仲間の死といった感情面も描いた前作とは違い、アクションの面白さはゼロに等しい。
初恋の人なちと、彼にそっくりな銀角との出会いによってあずみの内面や恋心を描こうとしたようにも見えるが、完全に失敗している。
「キルビル」に強い影響を受けた金子修介監督が、キルビルに出演していた栗山千明を起用したが、彼女の存在感の強さやインパクトが仇となってしまった。

パッとしない内容で、典型的な続編の失敗作ともいえる作品。

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みんなの感想・レビュー

  1. こずえ大好きな匿名 より:

    この映画で悪役を演じる栗山千明目当てで、随分前に鑑賞しました。

    最初登場してきたときは、いつもより声が1オクターブ高くて、笑顔も可愛いし、何か違うな~なんて思いながら見てました
    が、ながらを殺した時のこずえの表情を見て、「やっぱり栗山千明はこうでなきゃ」と思いました。
    ですが、あずみに本性を現した後は、「私の使命」に囚われ、呆気なく斬られて死んでしまったのには少しショックで、ながらを殺すためだけに、映画に出てきたような気がしました。

    折角の栗山千明なのになと思いました。