映画『スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間』の概要:一夜の過ちによって奇病に感染した女性が、ゾンビのようになっていくまでの3日間を描いたホラー映画。続編に「アフターデイズ・ボディ 彼女がゾンビと化した世界」がある。監督はエリック・イングランド。
映画『スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間』 作品情報
- 製作年:2014年
- 上映時間:83分
- ジャンル:ホラー、サスペンス
- 監督:エリック・イングランド
- キャスト:ナジャラ・タウンゼント、キャロライン・ウィリアムズ、マット・マーサー、アリス・マクドナルド etc
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映画『スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間』 評価
- 点数:75点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★★☆
- 設定:★★★★☆
[miho21]
映画『スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間』 あらすじ【起・承】
サマンサは、アリスの家で行われているパーティーに参加した。
パーティーで恋人ニッキーを待ち続けていたサマンサは、ひどく酔っぱらう。
そして、声をかけてきたBJと名乗る男性と関係を持ってしまう、レズビアンのサマンサ。
翌日から、彼女の体に異変が起こり始める。
厳格で同性愛を認めない母親から逃げるように、サマンサはカフェのバイトへ向かう。
アリスから連絡が入り、警察から「パーティーにブレント・ヤフィーという男が入り込んでいなかったか」と聞かれたと告げられ、心当たりがないかと言われる。
BJの顔を覚えていないサマンサは、知らないとしか言えなかった。
職場のカフェで大量の出血、そして倒れてしまったサマンサは病院へ。
心臓をはじめ体全体に異変が起こり、性器は壊死し始めていた。
BJとの一晩限りの行為が原因だとは思われたが、サマンサのリストカット痕を見た医者は風邪と診断した。
ニッキーに会い、一緒に暮らしたいと提案するものの、彼女からは断られてしまう。
そしてニッキーは、アリスも同性愛者でサマンサを狙っていると忠告するが、サマンサはそれどころではなかった。
その後、アリスと夕食を食べに行くと、目が真っ赤だと指摘される。
体の異変はひどくなる一方で、ついにサマンサは吐血して気を失う。
映画『スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間』 結末・ラスト(ネタバレ)
パーティーから3日目。
顔色が悪く、両目が真っ赤になったサマンサは髪の毛も抜け、それを見た母親と喧嘩になる。
バイトへ向かうが体の異変はひどくなる一方で、急いで病院へ向かうサマンサ。
診察を受けたサマンサは、未知の性感染症に罹っていると診断され、検査結果が出るまで他人との接触を禁じられる。
アリスから電話がきて、ブレント・ヤフィーは通称BJといいう指名手配犯で、彼が接触した人物を警察が探していると教えられる。
孤独に耐えられないサマンサは、ドラッグの売人でもある友人ザインから薬をもらう。
そこにアリスもやって来て、友人2人にすべてを打ち明けるサマンサ。
警察に行くよう勧められるが、ニッキーに男性と寝た事を知られたくないサマンサは逃げるようにザインの家を出る。
ニッキーのもとへ向かうが、2人を別れさせたいアリスがすべてを教えた後で、サマンサは別れを告げられる。
頭に血が上ったサマンサはニッキーを殺し、アリスのもとへ向かうと彼女を責め立てる。
そしてアリスに噛みつき、殺してしまう。
着替えて化粧で顔の変化を隠したサマンサは、彼女に熱を上げているライリーを呼び出す。
そして自分がBJとした時と同じように避妊具なしで行為をするが、異常を感じたライリーはサマンサから離れ、アリスの遺体を見つける。
そこからも逃げ出したサマンサは運転中に事故を起こし、助けに来た母に襲い掛かった。
映画『スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
ゾンビ映画とは言い切れない
タイトルに「ゾンビになるまでの3日間」とあるが、体内が壊死していく奇病に感染してしまい、最後にまるでゾンビのようになるだけなので「ゾンビ」とは言い切れない作品。
病院で診察を受けるシーンでは、心臓もきちんと動いている。
3日目にサマンサは恋人ニッキーを殺害するが、彼女を食べるようなことはせず、ニッキーもゾンビ映画の典型のようによみがえることもない。
アリスも同様で、サマンサは遺体をバスルームに隠して、それをライリーが見つけるというシーンもある。
だが、アリスの首元に噛みつくシーンはあり、ゾンビ映画とウィルスパンデミックホラー映画の中間の作品といえるだろう。
ゾンビ映画だと期待して見るとガッカリする部分もあるが、ありふれたゾンビ映画とは一味違うので、違う面白さや怖さがある。
歯が抜けたり爪が取れるなど、残酷描写ではないのだが見ただけでゾッとするようなシーンが多い。
また、ライリーとの行為中にウジ虫が落ちてくるという、トラウマになりそうなシーンもある。
サマンサの3日間の描き方が驚くほど丁寧
主人公サマンサを中心にした世界観で、彼女が感じる恐怖を突き詰めて描いている。
母親とのギクシャクした関係や、同性の恋人に異性と関係を持ったことを知られたくないという理由から、誰にも相談できずに追い詰められていく様子も丁寧。
だが、サマンサの過去や他のキャラクターが何をしているのか、それぞれの関係などに全く触れられていないので、現在のサマンサ以外の部分は薄っぺらくも見える。
同性愛者が3人も集まるというツッコミどころや、ニッキー、アリス、ライリーの3人から好かれ、黒幕と思われる謎の人物BJとも関係を持つサマンサのモテ具合には疑問が残る。
私がイメージするゾンビよりも遥かにリアルで、実際にこういうことって有り得るんじゃないかと思ってしまうほど怖さを感じる作品でした。
ゾンビと言うと未知のウイルスが蔓延し多くの人が…というのがよくある展開ですが、今作の場合は知らない男とセックスしたことによりウイルスに感染。そこから自分の体が少しずつ変化し腐っていくという展開なので、じわじわと迫り来る怖さがあり本当に気味が悪かったです。
友人や母親との関係が良くないのもポイントで、そのせいでサマンサはどんどんと負のスパイラルに巻き込まれていってしまうので可哀想だなと思ってしまいました。(女性 30代)
映画『スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間』 まとめ
原題の「CONTRACTED」は契約した、罹患したという意味合いで、ゾンビ映画というよりも生きながら体が腐ってしまう奇病に感染した女性の恐怖を描いたホラーといったほうが正しい作品。
実際に、主人公がゾンビらしき姿になるのはラストだけ。
生きながら体が腐敗していく様子は、残酷描写を描いたホラー映画と同じくらいトラウマものなので、注意しながら見たい作品でもある。
終盤で、サマンサに片思いし続けていたライリーを感染させてしまうような描写があったり、サマンサに感染させた男性BJは顔すら出てこないので、続編が気になる作品。
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